だから

白石 あめ

自分を守るために使った笑顔が

自分を傷つける剣へと変わってしまった



誰も気付かない


誰も気付こうとしない


弱い私なんて誰も知らない



なんでも笑ってごまかしてきた

笑えばすべて解決するはなしだったから

私自身が作り上げた 天国のような地獄



天国を望んで地獄を見た

地獄を望んでも地獄を見た


誰だって正しく生きていたいはずだ

でも

正しくあろうとするたびに

正しさから

遠ざかっているような気がしてならない


消えてやろうと、



毎日思っているのに




私から表向きの強さと明るさを取ったら

何が残るんだろう


本当のことを誰でも良いから気づいてほしい

のだと、


きっと誰も気づきやしないだろうけど


地獄の底から

見上げるそれに気づいてください


ただ知っている

地獄から這い上がってこられるのは

悪魔だけだと


仕方ないよね

選択肢はいつだって限りあるものだ

地獄であなたたちを待つか

悪魔となってあなたたちを地獄に蹴落とすか



だから笑ってやるの

悔しさなんて忘れて

まだまだ笑ってやるの



みっともなくても生きてやる

だから

だから

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-09-09

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