Romanist Rosen

Romanist Rosen

ぼくはすごい!!
ぼくはステキ!!

I

ふふ。キレイさ。
ステキ!!

《鏡を見て、なにしてるの。》

ぼくが一番だって、確認してるのさ。

《ふうん。そうなのね》

ふん。そうさ。

そうさ。

ぼくは、一番さ!!

II

ある日、レニアとザルツェットと馬車に乗った。

音楽はステキ!!

うん。

ジェリー ロマーネス!!

だね。

ふん。

lll

レニアが、体調が悪くて、レストランで倒れた。

周りにいた、貴婦人たちは、ケラケラ笑ってた。

料理が口に合わず、

ずっと黙ってた。

バカ丁寧に水が出された。

IV

ピアノに人生を。

人生の全部を!!

光のある、

強さ!!

V

呪われた?

あんなに。

あんなにずっと。

手。

指。

こころ。

VI

調子が悪くて、ベッドから出られない。

いいさ。

もう。

VII

光が見える。

そういえば、お祈りに行った。

いいさ。

女の子たち!!

ぼくは!!


すごいんだったから!!


もう、悪夢終わり。

ザルツェットに、銃を借りた。

VIII

paaaaaaaawn.

これでぼくは救われた。

生きることは、さすがにつらすぎたよ。

ありがとう。

ありがとう。

Romanist Rosen

ふふ。
悪夢は終わりさ。

Romanist Rosen

ぼくはすごいんだ!! でも、なぜか、心が。

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-08-02

Copyrighted
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  1. I
  2. II
  3. lll
  4. IV
  5. V
  6. VI
  7. VII
  8. VIII