アルス と わたし。 

 好きだ。好きだ。結婚してくれ!!

好きだ。好きだ。大好きだ。

《アルス》
 私は、お前が好きだ。お前と出会ったときから、好きだ。アルスは、変なことを言った。今日、アルスと出会って2年たつ。そして、モノノケの世界で、アルスに助けてもらえて、お礼をしなきゃと思っていた。アルスがそんなこと言ってきて、嬉しかった。でも、2年たつと、しんどいなあ。
《疲れたよ》
 アルスのおねがいを受け入れつづけて、もう、《別れたい》とおもい始めた。私は、ひとりで光の森で眠っていた。アルスが、寝ている私を見つけ、《っふふ》と笑った。私は、笑えないのに。
《壊れた、カゴ》
 アルスは、私が泣いているのを見た。私は、ブラッ-クプラネタリウムを壊した。アルス!!
いかないで。

いかないで。

アルスは、犬に変身して、うるうると見つめた。

悲しいのは、私だよ。

疲れたよ。


アルスは、ブラック-プラネタリウムを元に戻してから。《おれといっしょにいよ》と言った。

悪夢だ。

アルスと離れたい!!

アルス と わたし。 

 わたしは、どうすればいいの。

アルス と わたし。 

アルスは、ブラック-プラネタリウムに住む、皇子。ある日、プラネタリウムに通じる世界が開いた。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-02-12

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