キミヒサ 殺めることを恐れずに
キミヒサは、自分を解放し、恐怖から逃げるために、自分を殺めようとする。しかし、監視カメラから、看護師らに発見される。わたしも、だ。
キミヒサの 道
《消えないひかり》
キミヒサは、個室に連れていかれている間。キミヒサの退院は、わたしと話さなければ、決まっていた。キミヒサは、わたしのせいで、閉じ込められたのかもしれない。暗い影が、追いかける。
《キミヒサは》
キミヒサは、自分を殺めようとした。ひとりでいること。だれもいないこと。影に追いかけられて。キミヒサは、逃げた。この世界から。こわくない。でも、死に損ねると厄介だ。
《逃げたい》
暗い闇。恐怖。孤独。
あたたかい、求められる、居場所。
ひだまり。
あかりが。
キミヒサ 殺めることを恐れずに
キミヒサは、このまま一生続くかもしれない。この闇の くに とひだまりは、眩しくて。ひかりを追い求めていたい。