純白ワンピースわーるど

白石 あめ

僕は君のことを こんなにも知っているのに

君と僕以外の人たちは こんなにも僕のことを知っているのに

なぜか君にだけ

僕がうまく伝わらない


なんとも思っていない人とは

僕を発揮できるんだ

ありのままの僕を感じてもらえて

そのままの僕を好きになってもらえる


なのに君だけは

なんだかうまくいかない

僕は君と話すときだけ

別人になってしまうような

他の誰かに取り憑かれるような

全く僕らしくなくって


毎日 君の素敵のところを見つけるのが得意だ

君には 消費する魅力がない

いつだって どんなときだって

輝いて 誰よりも輝いて

目の悪い僕でも その光は見失わないほどに


明日 君を見る頃には

君はどんな魅力を纏っているのだろう

昨日より今日 今日より明日

君の光のワケを知るたびに 君を好きになっていく


この気持ちがうまく表せないのは

君の美しさを前にしてうまく話せないのは

きっと君のせいだ

僕は至って正常だったし

それをいつも心がけているはずだ

だから君が原因であることしか考えられない


君の美しさは人を魅了する

そのことに気づいていない君は

あまりにも罪的で

だけど それに気づかないからこその綺麗さ

純粋で

白くて

真白すぎて

黒く見えてしまうような

それでも

白く

白く

白く

何色にも染まることのできない

真白


君に 僕の世界を知ってほしい

僕の世界の空の青さ

太陽が照らす木の奥深い緑

誘うような魅惑の唇の赤

そんな色たちを知ってほしい


刺激的な色を見てしまえば

一瞬で壊れてしまいそうな

君の脆さ

儚さ

全てが美しく尊い

純白ワンピースわーるど

純白ワンピースわーるど

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-09-12

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