饒舌な朝焼け

饒舌な朝焼け

ゆおん

ああ、五月蝿いな。

今日もまた ひどくうるさい朝焼けを

ここから 眺めているうちに



あなたのことを 忘れてゆく


あの日 交わした なにか


遠い昔に 置いてきたもの


泣いたのは あなただった


わたしの心は


あの時


音もなく 砕け散った


ただ



それだけのこと




叫ぶかわりに 歌い続けて

眠れぬ夜を 歩いてきた


優しい嘘さえ吐けなかった
あの頃の2人を 愛しくおもう


そして 呪った


大好きだ


大好きだ



そして


消えてくれよ



今日もまた 朝焼けがうるさくて

饒舌な朝焼け

饒舌な朝焼け

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-17

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