しないでね

君が化粧を覚えるより ちょっと前の話

うかうかしてる僕に 君が殴り込みに来た

なんて女なんだって もう腹が立ってさ

なのに 今 僕は君と恋してる

どこで血迷ったかな


手が臭いのは きっと昨日の夜のせいさ

なんて こんなセリフ言ってみたくもないな

ただただ下品な 女を見るより

君を傷つけられるほうが よっぽど頭にくるだろう


18歳の あの夏に 青春とかいう恥ずかしいもんをさ

少し味わいたかったんだ

まあ 僕はもう世間的にはおじさんさ

だから 無理に夢は見ないよ

明るく現実を捉えていくのさ

僕のスタイルさ

こんな感じだよ いつだって

しないでね

しないでね

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-02-28

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