目の中が黒い

みんなも 私も

人間だからいつかどうせ死ぬんだなぁって思ったら

一瞬楽になりました

ほんとのとこ 人間の致死率なんて100%だし

実際 当たり前のことみたいだけど

すごく恐ろしいなぁなんて

私の嫌いなあの人も 大好きなあの人も

どうでもいいような人だって

みんなみーんな 死んじゃうんだなぁ

体の光が全部消えて 真っ黒になっていくんだね

生まれた時は真っ白だったのに

どうしてこんなにも黒いんだろうって考えて

あの世へ行こう

自転車でね

人生でたくさんの人が自分のために集まってくれるのは

3回だけだと言う

一つは生まれた時 二つ目は結婚式

そして三つ目は 死んだ時

残酷だ

きっと前からずっと前から知ってたんだけど

現実逃避って感じだったから

三週間って意外と短いのね

長いと思ってたけど

人生のどのくらいなんだろう

人間はいつか死ぬってわかってるのに

なんで生きてるんだろう

健康的に生きるためには

死ぬことが最善なのに

おかしい

おかしくって仕方がないや

目の中が黒い

目の中が黒い

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-02-22

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