シェリーカイン

走った ただ怖くって


走って 走って たくさん走って


疲れてしまったようだ


シェリーカインは 今日も泣いている


ドロップスが消えてしまった


ハッカ味しか 残っていないなんて


それでも まだ生き続けなきゃいけない


走り続けなきゃいけない


僕らは そのために生きてるんだよ


歩いたっていいでしょう


でも それじゃあ


人生という限られた時間の中で


より遠くに 誰にも負けないくらい遠くに


いくことはできない


中身なんて関係ない 


ただ遠くまで走っていくことに意味が価値があるんだって


そう思ってたんだけど


シェリーカイン きみはどこまでも自由な生き方だ


やりたいことしかしない


判断の基準は 自分がやりたいか やりたくないか


誰よりも遠くに行こうなんて考えてない


自分がどれだけ楽しめるか


ただそれだけなんだ


完璧なんて何も求めていない


不完全でいることが 自分自身だって


頑張ることはしない


好きなことは  なぜか熱中してしまうだけ



何にも縛られることなく 生きることができる


きみの名前は シェリーカイン

シェリーカイン

シェリーカイン

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-12-27

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