マフラーから溢れ出るあのふわっとなったとこ

白石 あめ

自転車で 天国に行こうと思った


あの子のボブヘアーは 自転車の上


結構強めの風に吹かれて なびいている


壊れやすいのは 「クラスメート」の心ではない


探さないでほしい そんな希望さえも絶望につながる


ゆるふわ森ガールは 堕落して行くばかりだ


意味不明な こんな詩でさえ


芸術だと思えてくる


そんな狂おしい人たち


踊り狂って 眠りくるって


笑わないで 抗菌性の涙と混合性の執着心


あのキラキラに 憧れる「クラスメート」たちは


まだ子供のままだ


無粋な「気になる人」の名前を


今日も消しゴムで擦っている


有権者ってなんだっけ


いや、知らねーよ


ああ やっぱりわかりません


今の「クラスメート」は そんな気分なのです


もし 現在の「クラスメート」を


なんだこいつ、喋れねーけど意外とおもしれーじゃん。


と 思っているのなら


それは すごく嬉しいけれど 大きな間違いです


口から息を垂らしているだけなのに


喉 イコール声帯が 震えているかなんてわからないですし


なので 今回だけは 大目に見てやってくれませんか?




だめでした、



何がだめかって 一番最初に言った


自転車で天国に行くことですよ


やってみようと努力したけど


地球の厚い空気層を 抜けることすらできませんでした


やっぱり「クラスメート」の希望は 夢で終わるのか


仕方ないので「気になる人」のマフラーを


首にぐるぐる巻きにして


あのふわっとなったとこを もふりながら


このビルの18階から飛び降りようと思います


さあ 今日元気に


死にましょう!

マフラーから溢れ出るあのふわっとなったとこ

マフラーから溢れ出るあのふわっとなったとこ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-12

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