馬鹿みたいね
長い間 ずっと知らなかった
いつのまにか変わってしまっていたのね
涙色の空を 押し殺すように叫んだ
何も知らずに 分からずに笑っていたわ
水面に映る私の顔は馬鹿みたいだった
忘れてしまえたら どれほど楽なんでしょう
それでも この気持ちは忘れられなくて
君のそばにいられるのは私じゃないのに
いつかは消える恋
それだけを自分に言い聞かせて
また 息を吐く
君に出会わなければ
君に恋をしなければ
こんなに狂おしい感情を知らずに
無意味になったあの場所も
言葉たちも
まだ私の中では思い出として残っているの
永遠の嘘は 今 溶かした
これで おあいこでしょう
さようなら
君に出会わなければ
馬鹿みたいね