朝日

白石 あめ

カーテンの隙間から また朝が来る


僕はそれに気づいてしまった


そして同時に僕の身体をかっさらっていく


どうして夜は明けてしまうの


光は希望じゃないんだよ


僕にとっては眼を刺す悪魔でしかないのに


太陽の光から手が生えて


僕を外の世界に引きずり込もうとしている


大人たちの冷たい目 死んだような目


あの時の感情によく似ているようだ


ついに外に出て来るときがやってきてしまった


僕らしくないかもしれない


外の世界は僕らしくあってはいけないんだ


さあ 重くて硬い足を動かして歩き出そう

朝日

朝日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-11-10

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