捨てるくらいなら飲み込んでしまえばいいのに

後悔はたくさん

三つくらいあるかな


あなたに出会ったこと


あなたと話したこと


あなたを好きになったこと


あなたとお別れすること


まだまだたくさん


あなたはとても優しいから

他の人にも優しくして

私が勝手にヤキモチ妬いたこと


あなたに嫌われるとわかっていながら

私が引きずっていたこと


さよならはしたくないよ

あなたとこのままでいたいよ

できれば最初の

可愛いくらいの

初々しいころに

戻りたいよ


あなたがいつか言った言葉

君のことを愛しているよ

そんな言葉私には

重すぎたのかな


愛なんて意味をわかっていないまま

そんな言葉を発するもんじゃないね


あなたにはもう味はない

私にももう味はない

それでもいいと思えた

それでもいいから離れたくなかった


炭酸のない恋愛だって

風の吹かない草原だって

あなたと一緒なら楽しくなる気がするんだよ

雨が降ったままの虹の出ない

こんな世界でも

あなたとなら

雨に色がついてカラフルになるんだよ


それなのに

どうして変わってしまったの

お互いに隠し合うくらいなら

もういなくなった方がいいよね

捨てるくらいなら飲み込んでしまえばいいのに

捨てるくらいなら飲み込んでしまえばいいのに

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-08-21

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