202

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ミッドナイトブルーは、透過できない。目視で、青みのある夜空。形式上がほとんど。差し色にできない。その一色で、成り立つ 山岡 敦

だんだん質問が質問になっていったり書いていて発見が多かったです…プロットではミステリーなんて、これっぽっちも考えてなかった。それは、面白くする気がなかったからでしょうか。

小屋と称された男

なにもない部屋の仕事。応募ではなく、紹介

なにも渡されてない

30分に一度、電話

オブジェだろうか?白い毛皮。一つだけていねいに飾ってある

「いまから昼食を運びます」

「はっきりと食べたいと表示して下さい」

ゆったり座れるイスに工具入れ

「ほうれん草のスープです」

少ない食事だな?と思いながらすする

男は、ペンと原稿用紙(げんこうようし)を渡される

「できるいえ書ける程度で、かまいません」

ゆっくり去る女

消しゴムくらいと思いながらライトつまり天井に顔を。残像(ざんぞう)だ。黒か?いや紫に近い。ずっと胸にしまっておこうとしたが、好奇心に勝てず。これが好奇心ならよかったのだが欲を

電話だ

「取りにまいります」

続けて

「なんです?これは?クレヨンのアート?」

「あの…工具はなんのために」

「没頭(ぼっとう)のため」

「あなたが直るとさえ思うなら」

男は、ゾッとした。まさかそれを他人であるしかも勤務上(きんむじょう)でいわれるとは思わなかったからだ

「お腹すきません?フランスパンでも」

ルーティンで、ある。三日目。こちらの身体(からだ)はまったく考えていない。同じ食事と同じ作業。さらに速度を上げろと。普通はたまりかねるものであるが、なぜか男は返せなかった。どこの職場も同じだと思っていたし、体、正確には指先が欲するのだ

電話

女が部屋に

「あなたは失格ですね」

「なぜだ」

焦っているのか?唐突(とうとつ)に

「ですから」

「あなたは小屋だとそう申したのです」

「小屋…」

「えぇそうですともやっとの思いで建っている小屋」

「書けるぞ」

「あなたにロバ以外が書けて?」

「いいから原稿を」

「いいでしょう、用紙はお渡しします」

「すいません」

ルーティン。最近では寄る者の方が増えた

電話

「私が買うことに致しました」

続けて

「検討(けんとう)のことですので何分(なにぶん)」

「少し休ませて頂けませんか?」

男は、外へ。運というものはある。この日は言い方

禁を破るつもりはなかった。これっぽっちも。しかし

「あっ小説やってる稲川です」

不幸の始まり。まず、見知らぬ者に不意に殴られ。金さえとられる。これでは、開き直りようがない。部屋に帰ると

「なぜ、こうも遅いんです?あなたは見張られているんですよ?」

「マンションとは正反対」

続けて

「必要なのだから」

ルーティン。早く書けは、かわらず

電話

「いいです?あなたは小屋という立場」

続けて

「私が入れるかどうか」

ルーティーン。休み明け

電話

「消しゴムをお渡しします」

女が部屋に

「今度、数人連れてきます」

と、女

ルーティン。はみ出さないように書くこと

電話

女、数人が部屋に

「どうぞ」

続けて

「彼が読んでくれるから」

満足では、あった。常識的な文章。これが失脚(しっきゃく)。笑われた。型にはまってさえない

「無理をなさらず」

ルーティン。二人も飽きないものだ。同じ食事と同じ作業

電話

「いっしょに書いてみますか?」

馬鹿にやさしい。慣れだ

「ありがとうございます」

途方(とほう)もなく過ごすであろうその時間で、おめでたい奴になるかおどけるかそれしかないだろう

笑う女

「あなたは大きくなりますよ」

「続きがありますので」

「えぇ」

「こんな人もいたわ」

続けて

「車庫付きのマイホームまぁ二十年かけて」

はー、と合わせるよう。小屋のリアクションもなにもないだろう?

「財産よ」

ばっさり。きつく映ったかもしれない

さすがにルーティンの続きとはいかない。次の日

静かだ。実際にはこの時間が好きだった。なぜかといえば、速く書いたメモは残しておくことができる。物量さえ

電話だ

「いかがですか?」

「はい」

「それではダメですよ」

続けて

「あなたは、大きくなる」

「見栄えですか」

この時点で、彼がどうなっていくか容易(ようい)だったのかもしれない。しかし、支点が壊れてしまったら元も子もない

「質問には返しましょう」

「なるべく」

「さっ、動きを止めない」

きょうは、これでよかったのだ。内軸(ないじく)もなにもない、そんな家蒸し暑くてしょうがない

次の日

電話だ

「雨ですね?所存(しょぞん)」

「関係ないです」

そう、打たれ強さ

「ほら、断片?失礼」

「こさえましたね」

「それは素直よ」

書きながらで、あった。発達とはこれを指すんではないか?その甘美は、他にかえられるものか

連休明け

なにかがおかしい。不調。それは、部屋と自分の同化。理性(りせい)をあからさまに興じた中年にばったり。自信まで奪う。内容は、こうだ。さっきから動かないで、そう思ったら町内の掲示を下敷きに。警察呼ぶぞ?忘れない内に。聞こえない聞こえない。薬物の世話にでもなってるんだろう。逃げるが勝ち。しかし、その程度

電話だ

「評判よかったですよ?あなたの」

前の来客

「そうないです」

不安

次の日

今回は、話し合いから

「デトロイトへ?」

「いえ険しいわ」

無茶というもの。不安にかられるのは、かられるからで理由はない。ついて行くのはマスコットだけと推測(すいそく)する。遠いのだ

「ドラフトを受けたらどうかしら?」

他人事(たにんごと)だが、この空気なら

「難題ですね」

次の日

電話だ

「ヌードをどう思いますか?」

「外国の?」

「ハズレですよ」

次の日

電話だ

「明るくなりましたか?」

数分後

「ぼくですか?」

手を止めて。早すぎるくらいのペースだ

「語りかけるように」

安いほどに早い。そんなところ。まっそれはそれで、もっと迫る。おせっかいにならない程度

連休明け

電話

「ケンカしてみませんか?」

「一発とかいいですね」

続けて

「いまね、ボクサーの話を」

「あなたは変わりすぎ」

表面だったのだ。近所の人へと変わらない接し方。それが一番欲しい

「恨んだフリよ?ネギのようになってしまえばいいのよ」

「遠回しのバカですか?」

「外に出ませんか」

続けて

「できる事を」

だいぶ恐怖はなくなった。当て込みと、して。彼女へセオリーを話そうとする自分のあたたかさ、連勤を苦しいと思っていたはかなさ

女が部屋に

「これを着てください」

「サイズは?」

「Lですよ」

「わかりました」

少したかぶってないだろうか。なぜかというと着る

「モダンと思わないように」

「はい」

外だ。寒くなく暖かくなく。ちょうどは、いい過ぎ

「あなたはジュースを買えます?」

「買ったとしたら」

好きなんだ。彼女をではなく、そういう自分がね

大きな通りだ。子供から大人

「人間ですね」

これをいうのにためらいを労った。なぜかって…よくわからないが

「増加の一途(いっと)」

おじいさんで、あろうか?これは、許容内。彼女がただ彼を指したなら

「感動」

続けて

「あれは…」

「食べたら大麻なんてことがないように」

はぁ、と返す

「ヤギ肉に付け合わせても無意味よ」

「おいしいですか?」

「そうかもしれない」

「ところで体調は?」

「万全にしたい」

自信か

「ネグレクトが流行よ」

「あなたは計算高い?」

「褒め言葉ですね」

次の日

電話

「海に行きましょう」

「キットカットを持って?」

「やり直し」

続けて

「です」

「いいです?あなたがいま言ったことは風呂桶(ふろおけ)に散弾銃を使用して2、3ミリの穴をと、いっているようなもの」

「わかります」

嫌がらせではない

「ですから海に」

「はい」

「先に出ていて下さい」

続けて

「わたしが名物おばちゃんとされる前に」

「向こうは向いていて下さい」

これだ、これが心がけ。いい主婦へ

「英語ってできます?」

「わたくしにその質問を投げかける意味を教えてください」

「いまはいえません」

「マヨネーズをかけてもいいですか?」

笑う女

「関節が痛いんでしょう」

客観的

次の日

電話

「メニューをかえます」

「はい」

「サラダ」

続けて

「やせるのは、客観的にいいわ」

「そうですか」

「あのうるさい奴は」

「だれでしょうか?」

体にいいという事は、それだけで十分。どうだろう?足りる

「では次のプログラム」

やる気だ。最初は、身体(からだ)の心配を案じたのにね

「垂れ幕(たれまく)は」

続けて

「大問題児は足にくる」

はぁ、と。関係ないといってしまえば

「それがなにか?」

「そのストイック」

連休明け

電話

「すすんでますよ」

「どうなってしまう?」

実にいい。それは、受け入れたという事

「その意気ですよ」

「パステル?私もそれを」

「あなたはわからなくていい」

次の日

電話

男は、ためらった。差し引きを覚えたから。と、して代わりが必要か?

「少しいいです?」

「通電(つうでん)よ?通電(つうでん)だけしか」

そうかもしれない。だって、口を開いたのは男

「電気、水道を除く?」

「わかってらっしゃる」

続けて

「王冠」

なにかが浮かんだ。多分こういう事だ。それが一かけらか否か?シュールなダンテ、意識内。単純であれないなにか

「つつましいですよ」

残念で、あった。まさかそこまで簡単にすまされると…

「知っていました」

なんという返し。すばらしい

次の日

電話

「知っていますよ?」

「その事でしょう」

「会話にしておきます」

わからない。正確には、それを認めたくないのか。意地だとしたら、これが意地だろう

「わかりました」

次の日

「外出しましょう?」

「一方通行ですか」

適切だ。こう返答しなければ、作家の運命はないだろう

「きょうは、函館に」

「はい」

実際には嬉しくない。函館といえば、おいしい物。旬だとか

女が部屋に

「行きましょう」

車の鍵を見せる。察しの通り

「付いていくわけですね」

わかってないのだろう。ただ、侮って飛行機を使用しないと思ったなんて

「いいですか、まとわったらまとわっただけ変になります」

「運転うまいですね?」

「そういうものです」

続けて

「それよりあなた」

「新人だとわかってらっしゃる」

これを否定しようと思うことが意義になって、わざとにしろ答える必要はない

「いつもではないですか?」

…傑作であればあるほど、人はだまる

「違いますよ」

続けて

「あら?かっこうつけを箸にも棒にも」

「ありますね」

覚えていたのだ。生半可(なまはんか)に生きてみたいというのが史上で、正しい。飽きがこないとすすめるのだろうか

「あなたのいう正義(せいぎ)」

「そうですね」

「難しいですか?」

続けて

「どうやって?」

「まずは」

連休明け

電話

「拾ったわ」

「はい?」

疑問では、ない。自立性(じりつせい)。しかし、それを考える余裕はない

「マックに行きましょう?」

「はい」

優しい。誤解(ごかい)の元

―マクドナルドへ

「単品で」

「ソースを」

片寄り(かたより)。いま自分がそれをいわなければ、どうなっていた事だろうっていう

「入ってますね?」

「わからない」

「ダメですよ」

続けて

「いまわたしがいったことがわかります?」

「ある種」

「ダメ」

続けて

「絶対に」

「どうやって?」

コミッション?わかるということがおかしい

「何人もいますから」

「わかります」

「別にわたしが暴力(ぼうりょく)にはしるなんて思わないで下さい」

「いかに」

「退屈よ?」

走りがけ、とでもいうのだろうか?次だろう。小説家の疑い

「あいにく担保(たんぽ)に頼らない方で」

「優しいわ」

と、して。この誤解は続くのだろうか?

「でもはっきり」

続けて

「あなたといたくない」

「なにを?」

「人知れずなんてわからずじまいの人とはいたくないといってるんです」

「凝り性?」

違う。採用を思い出すべき

「そうですか…」

次の日

電話

「休みは必要ですか?」

「いつも休みですよ」

「わからない方」

「標準語で」

ダメだ。これは、返答という。できません、それ

「距離(きょり)は置きますよ」

痛すぎる。否定にかられたとしよう。あなたはバカだ、と

まずくないか?そう思った

「正直、メニューを考えるのも嫌です」

適切。同意は

「あなたはくだらないイコール悪いと」

「そうはいっていません」

「心外です」

続けて

「少なくとも私は疲れた時にあなたの意見を聞こうとしました」

「いいでしょう?今回は、配慮(はいりょ)のこと」

「探らないよう」

次の日

電話

「こないかと」

「だとしたらあなたが悪い」

「それをいいますか?」

多分、暴力(ぼうりょく)。返したくはないだろう

「わからない」

…はっ?いま空気が白かった。吐いた(はいた)いや自信を考えるかどうかは提議上だと

「だれがいますか?わたくし以外に」

「はい」

目を開いた時のあれだ。起きるべきことは、起きる

「残念です」

続けて

「あなたが狂気(きょうき)をなにかそう低下した一因(いちいん)としようとした」

「そのつもりはない」

休み明け

いてもたってもいられない

電話

「ハロー」

「二分前に出社」

「そう…ですか?」

「すいません口悪くて」

そうかもしれない。差し引きを覚えたから。どうでもいいことはある

続けて

「ただ」

「ただ?」

「半人前(はんにんまえ)と思われてけっこう」

「書いていただけますか?」

年賀状みたいなものだ。なにが欲しい?と。つぶさに愛しい、ほころびと

「わかっていました」

次の日

電話

「そうね?メモは力を抜く」

「違う方では?」

「…ならなぜあなたはそこにいるのですか?」

驚く男。影を見るように服を見た

「それしか」

圧倒的だ。シンパは、違う。いいたい事は、小説家になりたい

「屋台のようね?」

「やっ」

次の日

電話

「傘(かさ)は拝見しました」

「それがワンバウンドして戻ってくる」

?拍車(はくしゃ)そう拍車(はくしゃ)がかかる

続けて

「昔の友人は」

「恐らく」

対比をしていない。…では、対比の場合はどうなるか。呼び止めてでも彼と話した。違いますか?

作家

「ゲーム化へ」

「漠然(ばくぜん)としていたからですか?」

「違います」

「売れますね」

「わかってらっしゃる」

「いえね?」

「遅いですよ」

「いまのはなんですか?」

続けて

「私がわかるっていうことでしょう?」

「違います」

「なっ更新すること」

それだ。本を閉じた時の

「慌てましたね?合格です」

続けて

「それがちょっと待ったなら」

どちらにしてもこれで小説家になったわけだ

「その調子」

「わかりました」

次の日

電話

「初めまして」

「その通りです」

推測。わかったことになる。では、わかったこと。どういう?態度?

「レクチャーよ」

「なんでも」

「いいですか?仕事をしようと邪魔を排除(はいじょ)するのはあしたのあなた」

「…」

この女め、と思ったはず。わかりきった事を理論(りろん)をたてず、さも近親(きんしん)のようにいう

「あなたの場合」

「異論(いろん)なく」

「ペンシルを使いましょう」

「ノー」

「?」

「ノーといったんです」

「その質問は回答と思っていいんですね」

「そうです」

すばらしい。質問と思うか

「どちらにしても支持は増やしましょう」

「えぇ」

それは、帰り道。寸手(すんで)で、アル中。現れるとは、あれ。もう殴られるなんてないだろうから安心

次の日

電話

「野党からですよ」

「大がかりです」

その説明は、省電力(しょうでんりょく)に似た

「出ましょう?」

「えぇ」

演説中。まさか

「少しいいでしょうか?」

わかりやすくいうと、演説中の市の職員に対して質問

「…」

「でしょう?」

なぜだろう。嬉しかった。簡単(かんたん)に

「はい」

はい?いま話しているのは、彼女

「ウォールアートのように配って頂けません?」

愛だ。彼女を調べようとするのは、好き者の犠牲者

続けて

「そう…ですね、嫌われ者にでも」

それか?救った政治家。おかしい話だが、賢明だ

「帰っていいです?」

「待ちなさい」

「ダメになりたいんです」

「それがダメよ」

「ハウトゥーです」

当たり前。だれかは、だれかの為

「慈善になりますよ」

「なったらなったまで」

こういう事だ

次の日

電話

「柔道(じゅうどう)です」

「はい…」

まっそうでしょう?大将、前へ。なんというか本当は、笑顔を我慢していた

「お茶」

ミス。ただ、二人だけ

「団体戦ならいいですね」

続けて

「中堅(ちゅうけん)にかかってる」

きつい。当たり前だからだ。完敗は、さけたい

「先鋒(せんぽう)、次鋒(じほう)で勝てばいいのよ」

「本当にいいのか?」

なぜだ?中堅(ちゅうけん)が押し切るというのはなかなか聞かないが、続く副将(ふくしょう)、大将(たいしょう)につなぎさえすれば

「抑えます」

乗った!先鋒(せんぽう)、次鋒(じほう)で、勝てば

「そうですか」

悪いですが、珍しくなんてどこにも

「はい?」

そうだ。展開が急すぎる。これは、趣き(おもむき)と同一

「精をだすのよ」

出したらいいですだろうが、訂正の必要はない

はぁ、と

「ゴッホの絵あるでしょう?逆に」

「なるほど」

わかるのか。なぜかというと、いまなにをしたいか明確なのに

「決まりましたよ」

「えっ」

「テレビで紹介して下さるそうです」

はぁ、と

「あっお酒は」

次の日

電話

さっき思ったのだが、日常はこんなものではないか?違うだろうか。ルーティンの繰り返しにしかやはり自己弁解はないし、機会もない

電話

「マスコミがきますよ」

「なるほど」

「もっと大きくなりましょう?」

「どう?」

「それです」

「よりストイックな」

「わかります」

これでストイックになれなかったそれが面白い。あとは、運

「それから」

「質問ですか?」

たしかに。一貫は、している。質問ですか?という事によって自身を保ったのだ

「じゃ行ってください」

きつい。単独行動。地図を

「…」

雇用だ。コミッションがどうとか

とぼとぼと党へ。疑いが大きくなった。一体どういう会社でどういうビジネスをしているのか

職員は、こういう。「食いつぶされるぞ?小説家は、したいようにしないと」。わかったつもりで、ある

よくよく―あいさつだけで、あった。自信もなくなった。ないだろうか?大きな物事。例えば、いままで自分が生活していた中でいきなり状況が激変する。大きければ大きいほど孤独であるし、不安を感じる。ごまかしても無意味だ。後者は、圧倒的に正しい。状況が変わってほしくないものだ

508

次の日

電話

「ポスターにしましょう?」

「そうですか」

「508に飾りましょう?」

正直、感情的になった。いま自分が考えていたことと同一で、あった。ベストプレイス

「次は」

恒久(こうきゅう)?

「ほら」

動画で、ある。完成前

「そうなるんですね」

いきなり―政治。無理もない

「倍、書きましょう?」

笑う女

身体は、大丈夫か

「いいですよ」

本腰は、遅かった。もう止まれない


「探偵を扱ってらっしゃいますよね?」

「はい」

「アルバイトの中毒者を」

「はい?」

口に出した。こういう事。探偵もので、中毒者をだす。それを推理して…

「続きを」

これしか返ってこないだろう。肩の荷をおろしてしまったらなにが正しいかわからないが

「もっと」

当たり前、どこかで犠牲をいっていたと思うが。押しつけたい、本当に

「初めてかしら?レベル」

「えぇ」

…まったく退行(たいこう)の意思は、ない

「気になります」

「わたしはかわらないわ」

「しかし気になります」

妥当。美しい。片手間と、して卑劣か?

「配慮のことそれはウソ」

「えぇ」

そうであろう

「盆…」

「いいですか?なぜああいう人に限ってやり直しがきくと思うんです」

「枕よ」

このあたりで、最高である

「寝れますか?」

強い口調

「きっと眠れます」

―次の日

電話

「安眠のこと」

テレビを推測。いいたい事がわかる

「所存」

「あらためて本題」

違いをいいたいのか?

「私も簡単に過ごす気はなかったんで」

「吟味ね?」

大方で、ある。この女―わかった上で、余裕ぶっていたか白々しい態度なのか

続けて

「昼食を」

「フォークを忘れずに」

サラダ

「二つですよ、仕事」

「あなたが払うんでしょう?」

「右並みね」

失礼。これは、心配。多分

「非と?」

「そうとはいってないでしょう」

はぁ、と

「そうですね」

「そうですか」

合わせていない。調子だ。流しそうめんか?

続けて

「だいぶいいですよ、書くことに慣れ」

「わかってます」

メモを。これは、か?―否定

「温泉に行きません?」

「…はい」

うん、腑(ふ)に落ちない。たしかに電話で済む。この女は、動こうとせずに電話で済ます。一体なにが

次の日

電話

「予定は不要」

なんとか納得できた

「行きましょう?」

「車に乗るのよ」

さらにわからない。乗りさえすれば、と

あぁ、と

「忠告はある」

続けて

「一人の被害者もださない」

「なるほど」

天気は、どうか?雨かもしれない

「温泉ですよ」

ズルい。わかっている

「愛だけ」

そうだ…それしかない。いくら推論を投げかけたって、一例をあげればいいんだ

「さて」

「行きますよ」

続けて

「いつも同じことが起きると思うのか?」

泣かせる。いや集大成

わからなければ、しょうがない。証拠に

「とっておきます」

「わかりました」

いや近鉄(きんてつ)ではない

「あら、彼が愛くるしい衣を働いたものにまで?」

「違う」

この女。嫌われないんだ。わかってる

「着きましたよ」

「いまのさく」

いつも二手、三手先なんだ

「アデージョ」

「だすんですか?」

金だ。さすが。―自費にまで、したい

「許せないことはないわ」

当たり前だ。漠然とした不安

「理解しました」

と、パスしていったが本当に大丈夫だろうか

「どちらが先に?」

「私が」

正しい、としよう。先に立ってするそれに意味がある

「食事をとりませんか?」

「入ってきます」

やはり。そうか?入ってしまって

笑う女

階位

「予約を」

話しかけだ。手中(しゅちゅう)?

―連休明け

最低、著作を考える。後で、あれもゴミ…いたたまれないはずだ

電話

「?恨んでくれ」

形容できない

「初めからよ」

合意。もうわからなくてもいいのか?一つあるとすれば、より大きいかどうか

「知ることにあります」

「もう騙すのは無理みたいね」

証拠は、ない。男は動くべきか悩んだ

続けて

「つまらなくなるわね」

これをいうか?成長に伴って階位をもらおうと、いまかいまかと内密に近づこうとする破片に

「いいです」

「曖昧ね」

だ、そうだ

次の日

電話

「テストです」

「はい」

「もっとも大きなパイナップル、中は果汁よ」

「はい」

「歴史上ね、いわく相づち」

「はい」

「これをどける事ができて?」

「可能とさえ思えば」

順調。心ない人は一種諦めるだろう。…行き当たりに犯人がいたとして、行ってみせると。私はここだ、と

「そうね、入ってきて」

続けて

「あなたにこれからくるであろうことを踏襲(とうしゅう)するものがある」

えぇ、と。思った通りだ

「線路へ」

最も効率的だ。いやそれは

「あなただ」

すごい。ここにきて、キーポイント。○印

「ほら、入ってくるしかない」

よりアナーキーになれ、と。一本

「いまします」

返答(へんとう)だ。合間に口笛

「いいですか、これからなにが起きても陥らないこと」

続けて

「すべてを見せる意味」

「入ってきて」

足りるのか?

わからず屋である

「そうね、筋肉の繊維」

そうだろう

「最高のトレーニングルームを用意しているわ」

寄せ集めに対し、なしくずしになるのだけはさけたい。そう、いない者になるのはおかしな夢を見るより簡潔


「いいです」

これしか返せない。帰還(きかん)だ

「では」

―次の日

「童心?」

はい、これ。素敵に差し置いて

「で?」

「よかった、ない体で」

続けて

「どうぞ」

白い車

「いいですか?無理ですよ」

続けて

「本当にいいですか?」

「はい」

女が足でドアを開ける。わかるだろうか

「どうぞ」

入りたいとは、思わない。警戒?促し?

「動かないで」

いまだ

「どうぞ」

「…輪ゴム?」

多分、いつまでたっても互角になれない

「流して」

会話上

「セメント?」

…ここにきて、さすが。輪ゴムだ

続けて

「見て」

続けて

「首吊りへ」

おかしくない

「まさにそれよ」

ゾクゾクで、ある。これは、わかる

「カタルシース」

ーか?

「その方法よ」

このっ…もう一人車に

「彼が記すわ」

「デートができない」

いや大きさは、かわからない

「あなたという」

続けて

「シオニズムに」

「塩を足して」

続けて

「出来上がりよ」

ありがとう

書き始めている。もう一人の

「ちょうどかしら」

わからない。震える男

神にうつるのか

二、三では、ない。…思い出せ

「着くわよ」

―車内

恐ろしい。自分が本に?

「もうすぐ」

叫びたい。どうなったって

「はい?」

「…」

ジム?ようこそ忍者パークへ。なにかがある

「遊んで」

続けて

「下さい」

マークではないか?しゃべる度に書く

「…」

「音痴(おんち)はわかってます」

「自分で自分の文章を遠回しに読めと」

なにかわかる

「これはなんですか?」

知っていくほどか?趣味の悪い

「話しかけるな」

そうだ。効く。―誤解は、ない

「ピカソ展!」

衝動か?その手もいい

「事実は」

「そう…ね」

続けて

「あなたがいて、助手がいて」

足りない。そういう気か?

「理解はできんよ」

「してくれませんか?」

続けて

「頂けませんか?」

大きすぎる。推測は、サウジアラビア…

止まってくれ。停まってくれ?と、して

「いいでしょう」

冷静にいられるか?

「忍者へ」

わかるかぁ

「いいです」

意思が違う。見え隠れする権力(けんりょく)は、きっとアピールだ

「村に住んでいることに」

「住所」

聞きたくない

「なりたいのかしら?」

「拾わない」

正気で、いっている

「いまのはサービス」

「そうでしょうか?」

「逃げるのは無意味よ」

「わからない」

…俺でもこう返したよ、端っ々から消えていく記憶。そういうもんだ

ルーティン

「逃げるのは…」

経産省の知るところ…絶対にそうだ。給料にふれてさえない。感情をみせたら、給料を使うはずだ

「見せて下さい?休憩」

もう限界だろう?とりあえず、寝よう

寝ようとするが、不安だ。寝よう、と彼らをどうするかにはかかってないが、男は期待している自分を嫌になった

「起きましたか?」

「無理です」

「ではこれからパークへ」

そうでしょう。費用を割かない彼らなら

「もちろんです」

「ジャングルだと思って下さい」

「はい」

「走るもよし」

続けて

「うなだれるもよし、です」

が、気になってしまう。あの男

「ムカつきは?」

「あなたよ」

願ってもないが、きれいな女だ

「無粋でした」

でない。この対応は、でない

それにしても計算か?状況をよしとしてきれいとするか、控えめを推すか。後者でしょう

「より面白く」

そうですか?その一点ですか

「できる気がします」

犬では、ない。犬では、ない

「もう少し無理をいった方がいい気がしますけれど」

悔しかった。大人だと思っていた。このザマだ

「奇行の選択は?」

「いまはありません」

続けて

「あなた自身の回路を断つことにあります」

「一人称ですか?」

「二人称です」

「また完成」

これは、ありだろう

…すばらしい

「あの…早く」

また、かわった

「投げたらいいんですか?」

「擦る(する)よう」

「はっきりしましょう」

続けて

「理解とは、なにか?」

「どうぞ」

「多分、才覚を捨てること」

続けて

「深い溝を生まないこと」

「日本ですよ」

笑う女

「頼ってません」

続けて

「頼っていません」

「訪れたいか?を」

「コンピューターみたいに」

「えぇ、コンピューターみたいに」

あれだ。いくらいったって、いましている事をしたい

続けて

「遠いですよ、実現」

図々しかろうと影響力があるものはある

―通過。形へ。凝ろうとしてみたり

「ですから?」

「Wikiですよ」

続けて

「違いますか?」

判断に困る。正しいが

あれ?自ら本になろうとする方法で、理解

「私はWikiはみない」

「二番打者ですね?」

「そうです」

「バントなんでしょう?」

「送りです」

―不条理…

ページ数は、どうか?

「気になさる方も」

続けて

「もうすぐ一昼夜(いっちゅうや)ですよ?」

こっこの

「彼はオートマティスト」

「タイトルですか?」

「歯をみがいてきます」

一日が長い

慣れてしまえば、早かった

「磨き終わりましたか?」

「そうですか」

続けて

「まいたけでは?」

「天気」

「そういう事」

続けて

「いまはメモ」

理解したくは、ない

「とってますよ」

さて、恐怖。言いしれない

「安息が優先よ?」

照明が。―光へ

「面白くない」

面白くない

「と、いうのもどうもしっくりこない」

「いまそれをして途方もない時間を過ごすとして、湯につかると?」

「そうですね」

「非を下さい」

「そうでしょう?」

戻りたい…ルーティン

錯誤だ

不安だ。不安さえとってしまえたら

「メモ焼き」

正確には、焼く

そうか、不安をとってしまうとする。拭うのか?拭うことさえ

「どうぞ」

なんだ?機械式(きかいしき)の火おこし

「どうぞ」

「突きつけです」

順に焼く。本来、最近のものから焼くのだろうが初期のものを

「やめて下さい」

続けて

「もう一名」

ここにきてようやく説得力が増した

続けて

「もう一人さえいればいいんだ」

正しい

―感情?

「ミスしたら…」

どちらだ?感情がぴんとくる。揺り動かす

「透過は、なるものです」

で、議題、問題。いまは、この女性をどうやって(素敵)―白日へ

「扱い方がわかられて?」

「少し」

「わからなくてもいいです」

続けて

「わかりますか?力になる」

言い返せなかった。これ以上、論点があるとは思えない。反省するところがないのがこの女のすごいところ

「彼は?」

わかった。試すということがそのまま著しい

で、要約できないのはアイディアだと。それは、わかった。大人しくパジャマを着よう

「会わないそうよ」

「必要だ」

同意。進行だ

「彼もメモかもね?」

「断じて」

続けて

「同一になるよ?」

開き直れない

「計算よ」

「なるほど」

「そろそろルーティンがわかったかしら」

「断じて」

で、あろう?

「あら、端を発す?」

「あの時には」

「できないでしょう?」

これか?端を発すことが。

「できたはずだ」

続けて

「自然は愛せる」

憎い。コネティカットに行こうとした時、気づくなんて言い訳を背負っていまなにをすべきか説いたじゃない?

「それでいい」

「大がかりですか?」

「私もあきたところです」

「非よ」

「すいません」

「映画館へ」

「いいでしょう」

―我慢。合点しかないだろう

「着きましたね」

「なにを?」

「まずはダイハードです」

「ウィリス」

「ホラーは見せません」

「しかり」

「見てください」

続けて

「大らか、次元が吹き飛ぶでしょう」

「違う」

「財産(ざいさん)が怖い?」

たしかにそう。彼女は、作品を持っている

「歩き回る意味」

「不適切よ?」

「では?」

「仏よ?」

バルカンに乗ってみる。それが苦行になったと?近所へ

「わかってました」

―ルーティン。ひらめいた、と

「ファルシック」

続けて

「etc」

エトセトラだろう

「クラシックカー」

「ダメです」

「続きを」

まとめてみよう。ボクサーが忍者パークでかすめとられ、クラシックカーを手に入れる

「彼は!」

心配だ

「範疇(はんちゅう)かも?」

一流になったにしろ、叩きが待ってるわけだ

「それが怖い」

「怖くないですよ」

続けて

「出します」

「いま?」

「はい」

「もう二年」

「できます」

「あとは、去ろうとするだけよ」

「去らない」

「他人行儀にキャベツをそえて」

去る女

「体を温めて」

去り際

―二ヶ月後

自宅に電話

「どうされてますか?」

「空をみてました」

「売れ行きはいいです」

「何冊」

冊数と思い出

「主に観光客に」

異種格闘技、あらためて

「なんでですか?」

「着眼がよかったから」

「なるほど」

「テレビにでますか?」

「…えぇ」

「用意は、しておいて下さい」

「決して扱いに困るような」

正史?絶望的になった者、それを救うのはヤクルト

と、して。―もう映像にされている

疲れるだけ。それだけだったんだ。いま手にしたものが

―局

「まずは、回りましょう?」

どこがどう?それだ

「なにを話したら?」

「決めておきましょう」

何気ない日常で、最初に突起してダラダラダラダラアドリブ考えて。この男をみろ。なにを話したら、危険な場所にいま行こうとする。その接点だけだ

「一人ですか?」

大丈夫だろう

「一つ賭けをしませんか」

「はい?」

「売れ行きで、あなたに経済産業省の執行権(しっこうけん)を与えます」

はぁ、と

「局を買えます」

続けて

「わかりますか?」

「買います」

移転?

「ではオンエアです」

「わかりました」

前説が終わり、とりあえずあいさつと

「初めまして」

カメラ目線。―はじまりで、ありますように

彫刻。あれは、次元の水産物。しかし、造形の最初

「いつも拝見していました」

かわいいな?と、思わせる

きつい。―餌を与えない

一つだけの救いだ

「気に入らないわ」

課題の最高到達

―通念

質問で、ある。どういう生活をしているか。衣食に反抗していますとただ生きているようにと

「大ざっぱに」

誰に?

だれだって到達を

「なにかしら?不安にならない」

これは、不安になることが前提(ぜんてい)にある

―続けて

「なかった事に」

違う。出番だと、悟るには早いのだと

あの場で、それをいったことには

布教…で、指導でしょう?それでもう面目はいいじゃないか

そうなってしまったんだよ?学校法人

「変質者は?」

質問は、いまの若者

ありがとうが返ってきた。番組おわり

「いいわ」

と、不安は必要ない

それにしても同じ箇所をいやこれは、箇所

「よかったですよ、もっとしゃべって頂きたいですが」

「いいんですよ」

コツだ。こうやったら人生うまくいく

「大がかりでないと、いいですが」

これをいう。コツに…

「経過、と」

わかるだ。―半数軸は、あったらあっただけ

「そこで寝なければ」

「かしこまりました」

笑っている、笑っている

「いなくなるか?と心配しましたよ」

「次は?」

「あなたを通過点にしたい」

罠なのか?

―想起

するまで。一体どれくらいかかるか

男は、思った。いつ口火を切って、ヘリウムを吸うのか?と

「次ですよ?」

「えのき茸よ」

まぁ平常であるならさける。そんなところ

「家内なんて聞きますね」

「そううつりまして?」

平常でありながら年齢、と

オンブズマン。これだ

―悲しみは、錯誤か?

結局、オンブズマンか?なれるよ

「うつりました」

できれば、情景をくずさずに

「政治家は、仕事をくれるかしら?」

「くれますよ」

「与えるわけではないですよ?」

「ハマコーさんでしょう?」

間違いない

しかし、わかったぞ?わかったぞ?皮肉に

「最低の政治家よ」

「本は?」

やはり自分が本になって理解しようとしているのか?

―結局

出版しようという事は、自身が本になろうという。素敵

「たしか出てません」

「そうでしたか?」

続けて

「どうなってるんですか?」

「気にしてたんですか?」

ミッドナイトブルーは、透過できない。目視で、青みのある夜空。形式上がほとんど。差し色にできない。その一色で、成り立つ

簡単に対応するのは、敬意がないから

「でているんですが、冊数(さつすう)が少ない」

「実力…」

「そう思ってるからよ?」

大事なことである。どのページを開いてもそれが起点になる

続けて

「少なくとも自身が本になろうと思ってるんでしょう?」

「はい」

数奇以前だ

―許すべきか

「さっ、次ですよ」

続けて

「絶叫マシーンに乗りましょう?」

「いいですよ」

―不同に

「手配致します」

「わかりました」

「車ですか?」

リノベーション

「車です」

続けて

「足元に気をつけましょう?」

他人事だ。まぁ当たり前だろう?それとも言い返すのか

「はい」

「段差があります」

さて、有神(ゆうしん)はどうか?

有神(ゆうしん)正しかっただろうか?

―否定せざるをえまい

「はい」

「もうすぐ着きます」

続けて

「次ですよ?」

「はい」

入場券を買う必要は、なかった

「時間がないんで、早めに」

「早め?」

続けて

「なぜ?そして?どう?」

「わたくしが素敵だからです」

「…予々(かねがね)」

「どうぞ」

「はい」

一人で乗れるのか?

なぜ、この方法を

「増刷よ」

あの男もいる。いわゆるメモをしていた

この絶叫マシーンは、上から下の分だ

「すごい」

「そうでしょう?」

「ぼっぼくですね、いま製本(せいほん)がわかったんです」

「予想外です」

「次は?」

このやる気だ。自分が本になることは、前述

「二ヶ月休みです」

そうか、製本?

秋で、ある。季節のよさというか過ごしやすいというか風流というかその点においては、秋であろう

越冬(えっとう)は、春の前

―フィクションは、空(そら)。わかっている事を

男は、募っていた

電話

「好調です」

「はい」

さわられているのか?

「次は…」

「なにか?」

「踊りましょう」

動揺か?

―達し

「嫌です」

「あら?価値があると?」

「わかってます」

―変態

予々、ふれないでおこう

改心?

「サイン会ですよ」

「はい」

えもしれない、これの事

「過分(かぶん)は遠いと思って下さい」

「いかに?」

「行きましょう」

「おっしゃるなら」

「どうやって?」

「そうですか」

「私さえ理解すればいいこと」

「嬉しいですか?」

「領収証は」

「さっ車へ」

「金は失っても代えたくないな?」

「名前は?」

「ミドルネームですね」

私は、わからない

「近寄ったり」

「これからですから」

「まぁそうでしょう?」

「行きません」

―会場へ

口々に。忍者パークで、商売人になるのがよかったとか。意味はないとあとがきで、とか

「サインは?」

「…」

多分、忘れることができなかっただろう

続けて

「頂き(いただき)へ」

いただきだ

「へぇ、そのためだと?」

こういう事。それが目標にでもなってくれれば、それで

「半分」

「そうでしょうね」

―一つ

「本当は金も考えるんでしょう」

「少し」

よかったよといえず

「今払ったらどうします?」

「嬉しい」

「すばらしい」

恐らく金回りなんか。違うだろうか

「ああいう家を」

「通念は、色よ?」

「半分わかります」

充実だ。他になにを

と、して。遅れないよう

「器ですか?」

「はい」

「魚釣りを」

少し周囲を

まっ器

―次の日

「遅れました」

「早くないかしら?」

「遅れてよかったら」

―代えられないものを教えてほしい

「浮きですよ?」

「いま生きようと思った若者」

「目を離したと?」

「だからいま生きようと思った若者」

正論。いま、だ

続けて

「ぼくね、一割にヒーローがいて」

続けて

「半数に散らばった人たちがいると思うんです」

「それがうまくいったら面白くもなんともない」

「だから頼ってないし頼ってこないその理論が強固(きょうこ)なんです」

動かすわけだ。そうでしょう?

「教えるのもなし」

「ひねらずに」

「はい?」

「これからもそうですよ、理解するかどうかは、私が決める」

「感情に廃屋(はいおく)は?」

「座りたかったんです」

続けて

「端を吐き間に迫る行者がなお」

かんに、カタルシス

―追憶

服をつかんだら男。キープレーヤー、男

みんな私のよう…

一から男、二に男

救わないと男

それだけ

愛に男。へったくれも

同じような男

つまらない…

その一箇所に行けたら

軽はずみと男

むなしさ

「宴よ?」

「終わる」

「終わらなくするのはあなた」

「大きいですね」

「財産かもしれないわね?」

「時間だけですよ」

「もし、私に人生がもう一回あったら教師をすすめます」

「クイックマン」

名言の一つも欲しいところ

「あなたは、好きだった?」

「好きでしたよ…」

過去…

「魚をくわえなくてはならない」

程よい緊張の中に自己を見出すならそれでいい

我々?

あぁデッサンのよう。演技の場合、別だろう

そろそろ言わなければ、透過は錯誤

「二匹、釣りましょう?」

「桁(けた)ですね」

すんなり言う男

しかしながら、いえた事

探ってはいけない

―増加しない

「製本」

手記を軽々と

「通念にありきたりですよ?」

続けて

「家はない」

「大蔵ですか?」

「それならそれで」

もう一人は誰だ?

「よかったんです」

続けて

「それで」

では、君たち…と

「哲学は?」

「お辞儀に似てますね?」

「あってです?」

「勉強として」

「演算?」

これだ。聞き足りる

「わかりません」

―性格

―ルーティン

「すばらしい」

「うつ…」

どこまでがあり?濁さず

「多くの人を見ませんか?」

「お願いします」

最初の部屋へ

女が部屋に

「これは?」

「なぜふせました、ブルース・リーでしょう?」

「否定は、怖い」

「気まぐれです」

続けて

「私ならヌンチャクを持たせません」

区切るべきなのか?少しおだてれば、スタントなしに

「アザラシを見たとでも」

「かえってもう一回」

思い入れのないものを見ない方がどうかしている

「これは?」

「タイガー・ウッズ?」

続けて

「タイトルという評価が彼にあるようなもの」

「結婚詐欺」

多分、モテると

―口数が少ない。異常

書類があるに違いない

口を閉じ

ダメだと思わせているのかもしれない

「これは?」

「まつ…田 優作」

「大きいですよね?」

「やかん程度?」

聞かざるをえない。こうするで、あろう

そうだろう?というのも変だが、おかしくなったは後述

変と思えない

―ある種

誤解は、あるでしょうか?

「リンゴの芯でしょう?」

「不意ですね?」

「まかり間違えないのなら」

「本来ですよ?」

―沈黙

沈黙

―衝動?

「道歩いてる男は?」

「歩けるんでは」

丁寧(ていねい)だ。これを丁寧(ていねい)と思うが、どうか

「蛇ですよ?」

「はい」

どこから?位置は

手元かな?

「蛇ですよ?」

「あなたは」

「蛇ですよ…」

「私なら」

―質疑で、ある

むしろいままでが質疑(しつぎ)

「結婚は、されてますか?」

「いつもなら」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

「帰結」

「否決」

こういうことだったんだ

はしたないと思います

いつもながら

「愛でられて?」

「いいえ」

正確には、あなたはどこへ?

決めぜりふは慣例だ

慣例、と。これさえあったらいい

「?手元がおぼつかなくなるまで」

「少なくとも」

これは、欲しかった

家を

少考(しょうこう)。正しい

「歩き?」

「歩いてもいいし頼ってもいい」

―きのう

きょうの事が重要。重要として

―ペース

散文かもしれない

もう不要だと。そう不要だと。家を思った時

「自信は、ありますか?」

続けて

「でしょうか?」

「彼は?」

メモ男。たしかに出版

「いますよ」

と、して

マーダー?侵食、一体

スクリーマー、振り返るな

―男

ゲンコツに。知りすぎたのか?

前文を見せられて、すべてだと思われては困る

「そうですか」

「彼に説くんですか?」

「当たり前です」

「どうやって?」

「こうやって」

男は、ただ一点を指す

「持ってたんですね?」

ポケットから原稿

「はい」

「強く書きましょう?」

「指が痛くないですか」

「気合いが入ります」

遠ざけると?

「少なくとも同席で」

「気合いですか?」

言い返せない。端的だからだ

「いいでしょう?見栄(みえ)もはります」

これか

「それではどうぞ」

メモ男。机の下から

驚かない。それより男の興味がかわったから

肉付けに。例えば、男はそうなりたいと思えばそれでよかった

質問は、ふせられなかった。続き

若いこの男がいやこの男が自分より後に風呂に入ってはいけないと、そういっているように。後にくる男に苦を負わせない

誤解だ

「出てきなさい」

男が

手中(しゅちゅう)にあろうか?

これしかない

「気分で行動される人で」

軽視?

「パチンコは?」

男は、答えにくそうだ。なぜなら目標があった。散文を論文として提出したいからだ

続けて

「君にはなにかある」

「他に?」

これは、きつい。質問を質問で返されているのと同じ

「いいづらいのか?」

年は、同じくらいか?

「早く」

続けて

「できれば」

季節をわかるのだろうか?

202

結局、ミステリーになります。以前の作品、例えば『決別』、『刻明』において端的それはなんなのか?悩みました。はい。が、もっと健全なものに托せる。そういう気分です。書き終わりに。

202

『202』短編です。移行に伴って、リメイクしました

  • 小説
  • 短編
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-14

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 小屋と称された男
  2. 不安
  3. 客観的
  4. 作家
  5. 508
  6. 階位
  7. ルーティン
  8. 家を