安定と幸福

安定と幸福

あいつらは…しかし、いまはそれどころではない。薬局付近では

怪物

「逃げよう」

「だから浮いてるって」

「なーにいってんだよ、そんな事あと」

「いいぜ」

―JXへ

「ただ」

「はっきり」

「同じような奴がいたらどうする」

「どうもこうもないだろ、逃げるぞ」

「さセなイ…」

「あー」

続けて

「しゃべくってんじゃねーんだよ」

「おで、おで」

「わからないよ、とにかく行こう」

「だな」

「さセナイ、ぜぜ絶たイに」

浮いている、さらに鎌を

「早くないか」

「地球の生物じゃないんだよ」

「あぶな」

鎌をよける

「大丈夫?」

と、陣

「つったてる、オマエわるい」

続けて

「フッフヒャアア」

「るせーな」

「フッフヒャアアァ」

―Classic1へ

「キー、大丈夫か」

「あっ、あぁキーね」

「行くぞ」

「うん」

「あれ、目か」

「と、思うよ」

「標的探してるようだな」

「かもしれないね」

「体躯っつうか、変化がはやすぎる」

「どういう」

「いいから」

「わかった」

「コンビニあったろ」

「…そこまで」

「そう」

―コンビニへ

「放っておいていいのかな」

「大丈夫だろ」

「そう…」

続けて

「あっ、用事」

去る田代

「勝手な奴だな」そう思った

「…」

―薬局付近

「移動してる」そう思った

250ガンマが

「あろ、先客」

「お前、石黒だろ」

「そういうお前は」

続けて

「いいや」

「?」

「なんだ」

「左手の字、なんだ」

「あぁコレか」

続けて

「網って読むんだ」

「はー?」

「好きな字でね」

「とれんのか」

「さぁ」

「…」

「?」

疑問

「輪廻をなんとし生き耐えるか、数多を忍ぶ」

続けて

「また、天網恢々疎にして漏らさず」

「…」

「っていう」

「ふーん」

「エイプは」

「弟にね」

「どういう」

「それよりあれ、人襲うのか」

「さぁねー、ただ意思はあるんだろ」

「動いてるな…」

「どうする」

と、石黒

「どうするも警察は信じないだろ」

「まぁねー」

「自衛隊呼ぶ時間もない」

「気づかれた」

「速い」

「時速60くらいか」

「さっき」

「?」

「逃げれた」

「つまり?」

「速度はあるが、無差別」

「へーやるじゃないか」

「動くものを見つけたら別のものに」

続けて

「標的がうつる」

「なるほどね」

続けて

「危害は」

「見りゃわかんだろ」

「鎌か?」

「あぁ」

「くるぞ」

接近

「ナカヲミルカイ」

「?」

続けて

「しゃべってんな」

「言語を」

「?」

「パーツみたいに使ってる」

「覚えていないワケか」

「そういう事」

「あぶね」

鎌だ

「おで、おで」

「悪い気もするな、どうだ」

石黒

「それは倒す気があって、いってるからだろ」

「まぁ、ね」

「俺がいってるのは倒す必要があるか」

「寝てるみたいだな…」

「どうかな、襲う事実はある」

「会話でリードしたい方だろ」

「オレまで数値化すんのか」

「行動パターンな」

「ナカヲミルカイ、ナカヲミルカイぃ」

怪物が。きっと小学生の会話かなにかだ。覚えたとか…ところで

「雨」

「?それ以上雨がふるなんてないから」

「食う気はあるみたいだな、“怪物”は」

「それ以上雨がふるなんてないから」

「自然淘汰ですむのか」

「話は、きかない」

続けて

「危害はある、だろう」

「で?」

「こうすんだ」

「お前、吸ってんじゃねーか」

「悪いか」

「とはいわない」

「あと、噛む」

唾を吐く、ゴロンと

「目か、それ」

「…興味…もったか」

「興味に入るかはわからんけど」

「部類な」

「いいか、調節してぶっ叩くなんて考えんなよ」

「考えてない」

「あの、もうこんな事ぁあまり起きないだろうから」

「あぁ」

「あまり出歩くんじゃねーぞ」

去る石黒

雨とガンマがとてもきれいだった、雨の中。だから性格なんてどうでもいい事なんだなぁと思ういや思える。特別な「意味」はなく

―数日後

JXとガンマだ

「おい」

「なんだ」

「それ、付いてくるパターンだよな」

「違う」

「話を戻すぜ」

フリーペーパーだろうか、片手に。丸めてある。見るからに敵が増えてますよね、聞きたくなった。それよりなぜデカイんだ、あの昆虫

「親戚に似てる」

「…うん、状況がおかしいのもわかる」

続けて

「飲み込めず、軽く逃げたい気持ちも同意」

「鑑賞用だろ」

「やけに範囲せめーけどね」

目が合う

「いや、狭くなってる」

「あの昆虫の側はね」

「昆虫の気持ちになってみよう、それがいい」

「わかんのか…」

ところで昆虫だが、たしかに空間を食べている…「陰性」の物体なのだろうか。不明だからといってなにもかも陰性だといってしまうのはどうかと思うが、人間でいう奥歯にあたる部分に吸収されていっている。多分、すごい圧力なんだろう。空間をすりつぶすといった方が適切

「町なくなるなー」

「町がね」

「ダダ、ダ」

「あのよ、敵ってこういうむなしさ必要だよな」

「一声が、だからね」

「大丈夫かね」

「ではないな、地球だろ」

「景色さえみたいな」

「残ればいいな」

「犠牲だろ、だったらあの虫を」

「少し違う」

「べつのいみでもあルんだよね!」

「…わからない」

「地球の反対側あるだろ、そこにだって花咲く」

「はぁ?」

「昆虫」からすれば、空間は食料。止められるのか?

「まぁいい」

「くはッッ」

「こっちは向いたよな」

「まぁね」

「ならお前を懲りない奴っていうんだよォォ」

「罪ががあるっていう?」

「『まぁね』ですむかっ、何回もオレが助けに入れるか」

「いまのところ、大丈夫じゃないか」

「それはいいさ、それは」

「それは…」

「おいィ、少し立ち位置がまずい」

「慣れか」

「どのような敵か、まずは見ようぜ」

「話は通じんよ」

「うるせー」

「まて」

昆虫に対して、向かうように

「自衛隊」

「そしたらなんで来てない」

「自治なんだろ」

「的にな」

「どういう町だった」

「ここはとりあえず管制にねー」

「『アレ』は?」

「夢オチじゃないか」

「違う」

「先にいっとく、と」

「おい、電話」

「鈴木さん」

「ちゃんでよくね」

「ばッッか野郎、商談行ってこいよ」

とりまとめに対して

「悪かった」

「いうなら、もっと鈴木さんみろ」

「あーそうする」

「流れませんよ、『部品』は」

「あっ、清大丈夫か」

「またこっちからかけます」

「…だぜ」

「さて、と」

さもというように電話を切る

「固めるぞ」

「いやここは、俺のパンチ」

「かーためるぞ」

「寸手で」

「楽しくないだろ、金出す」

続けて

「建材のセメントありッたけ」

「…」

「手前の鼻先にあんだろ、と」

「少し待て、それは配置か?」

「くッッの」

昆虫の形をした「アレ」は消えない

「べつのいみでもあルんだよねぇ」

JXだ

「電話が」

切ったから

―街へ

「…セーメント、あったソけ」

?誰かがいた。緑色の人工炎、そう思ったら消えた。幻だったのか?わかるワケない。滅師が一つの「閃光」から解読するよう…「閃光」は一箇所にはなかった。そう思った

おじいさんか。人間の性か…、大事だと思ってしまう。その人間を。だれかが悪いなんて。仮に賢人に見て、ただそれだけ欲して。それだけだろう

店内へ

口笛を吹いたいや吹かされた。もう一方に人がいたら、根本だろう?意味、「後味」がなくていいが、とりあえず買う

「お車ですか?」聞かれた

「つないでいただけますか」

「ルカー」

「はっ、はぁ」

昆虫

こちらに気づいてるかわからない。空間に食べ方があったら、あれだ

「…」

風ちょうど、重い気がする

「?」

「たっだいまー」

「遅ぇ気がする」

「どんどん食ってんぞ」

と、石黒

「重い、手伝え」

「あぁ」

「ふりかけか」

「あぁ」

「ふりかけんのか」

「あぁって」

続けて

「で、お前はわかってる」

「俺は、半分わかってる」

状況

「見ろ」

彼…か

「見るよ」

「ルカー」

熟考

「で、どう動いたらいいんだ」

「だなー、迷惑にならないよう」

「…辺りだれもいないぞ」

「イタダキマース」

昆虫だ。仲間になりたいようだ。矛盾はないと思う。昆虫だから

「やはりな…」

「どした」

「昆虫だろ?アレだって、我々と同じなんだよ」

「だからセメントを?」

「まぁね」

「食べんなといってみたら?」

「聞くワケない」

昆虫は、二名の会話に興味がなくなったようだ。さらに空間を

―会議室

「ちなみに彼の場合、やさしいという取り柄がある」

続けて

「私の所望からすると、そこにあなたはいなければならない」

「ははっ」

「はっはっは」

「ですね」

「ですよね」

「マジで!」

ホワイトボードの字を消す男

「いやぁもう一人欲しかった」

現在の状況に。男に責任はない。これは、ロールプレイか。外国人もいる。なぜ、会議室を

電話

「鈴木さんか」

電話に

「そっちに誰がいる?」

「オレ…と、『昆虫』、もう一名」

「わかったわかった、大体」

「バカ、昆虫とかだすと痛い奴だろ」

「いいだろう、あれが昆虫だとわかったんだから」

電話ではなく、会話

「勇いるよ」

「まっいいか」

「とにかく佳吉さんにいってて下さい、明日でれないかもしれません」

「仕事?」

「笑えないよ、佳吉の疲労相当だよ」

奴は…ちなみに松生。いまは伏せておく。

「いつ戻ってくんの」

鈴木

「終わり次第」

「なにを、どう」

「こっ昆虫が」

「ほらみろ、昆虫が!とかいうから」

「わかってるよ、、、」

―会議室

「ロールプレイは二つ、役割と自覚」

「要点ですか」

「ですね」

「ははっ」

「笑うところか」

「きょうは、ここまでです」

続けて

「お車は?」

「バスを」

退室

「セメント…」

「だな!!!!!」

電話をしながら

「練るか!!!」

「二人共声デカイな」

しかし、一考。宇宙はその比ではない

「返品しろ」

「いやなんで」

「あしたでてくれよー」

電話が切れる

「処分する必要がない」

「宇宙デカイからね」

「あぁ…確実にな、害がないと思わないか」

「あぁ」

「で、コレ」

セメントを指して

「重かったんだぜ」

「トラックにでも乗ってきてもらうか」

「そりゃいい!!」

「乗れるか?」

「それは…」

「質問が悪かった、どうする」

「なにを」

「これから」

「飯くって、あしたあたり顔出す」

「そうか」

―翌日

「ンもうしわけないっす」

「で、なに」

「そゆことす」

「もともとお前らってやめたかったワケね」

鈴木

「チワー」

一同、視線。レガ

「わりと普通だな、かんた!!」

「まぁ」

「そうもいってられないよ」

「!?」

「いったい」

「きんこうが崩れた」

「高橋さんとこ、きりやまさんとこ」

「そう、あとエーなんたら」

続けて

「ほとんどを吸収」

「マジですか」

「やっ!!」

続けて

「あのオヤジならやると思った、でたらめ」

「…あー」

「高校生からね、詳しくはわかんない」

「へぇ」

「そこにきてお前らは独立」

―高橋修理工場

「サル」

高橋

「あいよォ!」

「鳶」

「微力ながら」

「サスケ」

澤田に

…一体何人いるだろうか、ドロップ組からえーそうるまた高校生青山と

「よっし、と」

続けて

「とりあえず、楽にしろ!!」

「…」

「どうしたんすか?」

「霧山の動きが気になってた」

「グループないらしいすね」

「現にぼっち」

大きな椅子、高橋

「お前らはどう思う」

玉田と新入り

「…そうですね、差し出がましくなければ」

玉田

「オウ」

「あの人は一人になるべくしてなった」

「他は」

「高橋…さん、そうすね」

「あっ用事」

サルと呼ばれた男。外出

「あっ、さわらんで」

部品に

「?なにか」

新入り

「陶器みたいなもので…」

笑う政宗、新入り

澤田が嬉しそうだ

「で、高橋さん」

「少し待て、玉田が」

「同和しない」

「いま始まったわけじゃない、ああいう奴なんだ」

「そのきりやまさんって、誰ですか」

「ぼくから」

玉田

「大きな人だよ!計りしれない」

「…まぁいい」

様子をみて、高橋

「幸福町とるぞ」

「!?世界の安住地」

澤田

「仮初めよ、すべての起源」

続けて

「安楽の集合場所」

―レガ

「きよし、PCXは?」

花田、照川出勤

「グッドですね、マフラーに違和感くらい」

「おくれましたー」

「で、鈴木さん…きょう」

「いさむ、ガソリン使いすぎんなよ」

「バチコイしょ!」

「根本的に使うな、と」

鈴木

「あと…きよし、顧客管理できる」

「むずかしいっすね、慣れましたが新規が」

笑う鈴木

「よし、専任」

「いいんですか」

「いいよ、いさむ、かんたに関しては別途たのむ」

「…なるほど」

宙をみつつ

「はっ!?」

「なに?」

「彼女から」

電話、携帯

「ケッコン」

「するぜ」

「あっそう、今度きかせてね」

「で、かんたといさむ」

「はぁ」

「なんスか」

「なにかしよう」

「なにか…」

「まぁそうでしょうね、きよっくんが専任!」

いわゆる責任者

「最悪は、ないとして」

「通例?」

「いや、したいようにしていいよ」

「まぁ、でしょうね」

「金銭面の不安はなくなったから」

「ちょっ、人手足ります?」

「Aさん、知ってる」

「だれですか」

「霧山さん関連だろ」

「知らないな」

「バックアップしてくれるって、だから心配ない」

「と、ぼくですか」

「まぁ霧山さんにも会いたいし」

「ですか」

照川

―幸福町

幸福町

「いいですかー」

先日の男、田中 昌という名前らしい

「えぇ」

「こっれを」

「!?いや武田くん、その設定はないから」

「それーを!!!」

「いや武田くん、その設定はないから」

「…で、みなさん」

「なんですか」

「はい」

「イエス」

「日本語うまいですね、アビントンさん」

先日の女。秘書のようだ、、、

「で、ですね」

続けて

「もう一つといいますか、設定に関して」

「いったい」

「どんな」

「私は不燃にしたくないんですよ、だから一過になる」

「難しいですね」

「わかるような」

「君たちには非武装集団として自警してほしい」

―レガ

「でもなー、霧山さんみるだけでいいっていうか」

鈴木

「スか」

「CB?」

「らしいね」

花田は忙しそうだ。労働としての一歩というか、、、

「と、いえば」

照川

「またか」

「750か!!!」

「かっこいいね」

「ですね、ウルフはライトあたり」

「シート最高しょ」

「…ナイトホークはシートか」

「いや、あれはアメリカン入ってるからね」

続けて

「マフラーはちがう」

「オレ、K1からフォアじゃねーかなと」

「試作だよな」

「ゼロワン、あれはいらんね」

「いらんすね」

「意味わかんね」

「まぁ厳密にはウルフもちがう」

「なんで作ったんだろ」

「区別化じゃないの」

続けて

「んで扱いたいね」

「ですか」

「Aさんは」

「それは上手くいってる、それは」

「ところでニュース」

「きょくうとか中道!」

「別にいいから、どうする?」

―会議室

「いやぁ自警しなければならないとは」

田中

「なぜすかね」

「意味わかってないんじゃないですか」

「でしょうね」

「ぼくらはまず見回りから」

田中

正直、きれい。隊というか…ただ、少し違う

「建物がデカかったら」

「話を振るな」

「デカイかじゃないですか」

武田

「…安否ですか」

続けて

「いまの会話からすると…まぁ人命にはかわらない!」

納得したようだ。武田に説得力はないが、状況から、、、納得せざるをえないというか

「えっと、まぁいいです」

「一言おおいよ」

「だねー」

「気にしなくても」

そして高橋修理工場

「高橋さん?」

玉田

「ニュースか」

「みましたか」

「なんともいえませんね、近隣はどうかな」

「知ってます、愛国でしょう」

「あー」

と、愛国町の話

「まさむねでいいか、部品とって…」

新入り、名前は今田

「…少し休みませんか」

次いで、、、滝川

「いいな、さぁ休もう」

「幸福町は?」

「俺をバカと思ってるな」

高橋

「こういう奴なんですよ」

玉田。正しくは澤田と高橋に

―レガ

「清、疲れた?」

「そうでもないっすよ、あれ!?鈴木さんは」

座りながら…ヤンキー座り、若干よそよそしく、「用事らしい、急いでました」と

「あの…」

レガから少し離れたところ、鈴木か。電話、だれだろうか

「そちらに向かいますよ、と、して、お元気ですか」

だれと話しているかはわからない、が、親しい人物ではないようだ

レガでは

「なぁ」

仲がいいか聞きたかった

「そういや、だいぶ時間たってる!」

「…ふたり共なにか飲みません!」

成長している。以前の花田は悲観的

―幸福町

「たなかさん、片付きました」

超量…の書類、すごいものでデータといえる!

「よくやった、マシロ」

田中

「きみは、すごいね」

この沈黙は、終わりを意味しない

「私事」

「うるさいよ、君は外にいかない」

武田が田中に対し。どうだろうか、はっきりとしているか!

「とりあえずですよ、黙過されません」

「悩むね?こういう事があった」

「はい?」

席から離れる武田

「彼は、東京に権を置きたい、と」

「はい」

「が、ね、主たることなんだよ」

「はい」

続けて

「当たり前ですね」

「じゃ、私はなにか」

「任されたんでは」

「そうかもしれない、でも権は置くでしょう」

工場事務、花がある

「あれ…たきがわ」

「いませんねぇ」

先日

「いやいまある権利が大事だ」

「なーにいってんすか」

今田と口論、玉田

続けて

「大事だったら、なお関係ない!」

澤田と高橋。「お前、ここ好きか」、「えぇ」。笑う高橋

外は…

話しかけられる滝川

「よく集まったな、この中に天才がいるかも」

そして

「こんな罠だれもひっかからないよ」

孤島?科学者

レガ、電話

「鳴ってんぞ」

「あー…」

「どうした」

電話中に

「いさむ、いるか!」

電話にでたのは、花田

「はいはい」

「要点をいってなかったな」

「…首都か」

「いや首都でしょう」

「忙しいんだ」

「たのんだよ」

「なにを!」

「見たいんだ!」

愛国町

―孤島

ハーフ?名は、桐島 奏。アメリカと日本のハーフ

「リュックから缶詰を」

続けて

「オーケー?」

腹八分で、食事。彼に余裕が…

「で、探索おわっし、帰るか」

二三人の会話。表面上、桐島だけ

―帯広市

鈴木か…

「着きました」

電話

「東京が空になりませんか」

田中のようだ

「いえ、はっきりわかってる事は、まぁいろいろありますが、心配で」

「そうですか、私もおわったら戻ります」

続けて

「しかし、任せていいものか」

「…たよれませんか」

「めっそうもない、聞きましたよ、フォア、750」

「あーありますよ」

「よさがわかりますか」

「はい」

「君にまかせて、東京に戻ります、そうします」

「どうぞ!」

―高橋修理工場

「休むか」

高橋

「…時間もらえますか」

滝川

「いってみろ」

「彼から」

今田によれば、ぎこちない状況…愛国であった

「ぼくも」

「…」

レガでは

「変な予感」

花田だ

「あたんだよな」

「テレビみろよ」

「そうすね」

続けて

「同窓とかいってましたよ」

「じゃオレ、もどります」

「気をつけろ」

―帯広市

「で、間城と武田が責任をもってる」

電話

「はい」

続けて

「暴漢がふえたんでした?」

「そうだよ」

「もう少しくわしく」

「そうですね…一人二人でなく」

「ある特定じゃない、と」

「行ってみるのがいちばんです」

レガでは

どうだろう…伝えるという手段に陥りたくない、そうじゃなかったら、ぼくも一人のただの人間、まちがいなく本人が嫌だなんていえないのだから

「…かん、たん」

「なに」

「いやかんちゃん」

「しっくりくるな」

「行くか?」

「ニュースの見すぎ、おれたちが行ってどうなる」

―愛国町

「いなくなった」

「なははははは、したい放題じゃないか」

間城と武田

「と、いうか、したいようにさせてもらえなかった」

「理由をつけるな」

状況をみながら、机の上に座る

「したいようにさせてもらえなかったら、奪うべきだよ、その権力を」

「…」

「どうかしたか!」

「君をかえてみたいよ」

レガ

「…キヨシに任せることになんのか」

仮に愛国町に向かったとして、花田は残る事になる

「バカだなぁ、あいつなら大丈夫よ」

「板前?」

「…まぁいいや、俺はいく」

「そっか」

悩んでいることをいいたくなかったのだ。それをさとられるのが。そして、こっそりと花田は会話の内容がわかった。感情的になる自分を例え、いま泣きたかったにしても、自分が「レガ」にいる必要はある。そう

「勇、俺もいくよ」

愛国町では

「嗅ぎ回られるといやだが、本当の国とりになるのか…その」

「だろうね、まさかそこまで考えていたとは」

「まっいいや」

高橋修理工場

三名視点ではなく、超過分でもなく

「なんだ、マサムーネ」

「やっ、このままでいいのかな…と」

「気にすることじゃないよ」

今田、どこから現れたのだろうか

「いや抑えるのにやっとで、イカした奴ら」

事務室に滝川

「だろ?」

続けて

「オレたちァダラダラしようぜ!」

愛国町

「道きいていいですか」

鈴木だろうか

「神都だよね」

少し離れた所、照川

「何某」

「ハー、うん、っていうか漫画とか」と溜め息交じりに照川

「簡単に言うなよ」

「だよね、オレ、量られたいんだよ、だから…」

「あぁ?」

「その一瞬持てる力で、だから…」

「うるさいな」

「とにかく、駅まではバイク」

―愛国町

「間城よ、グングニルよ」

「違う」

続けて

「うるさいよ」

「とにかき、偽装を怠らんよう」

「そうではなくて」

同意だな、二面的な世界で、書く手が止まるのか。平面なんかどうでもいいんだろう。

付近では

「あぁ、その辺りにベスポジ」と。鈴木は、実に配慮がある。で、確固たる物が気になってしょうがない

「しかし、追っ手というか」

少し住民が離れ、愛国の歴史を引っくり返す何かがあればいいが、失礼。また、図書。誰かが中心になる可能性は無くもない。ところで何が騒ぎとなっているかと云うと、常軌を逸した行動が山積しているらしい。例えば、投票の比率が違う

「で、戻るよ、俺と君だ」

武田

「戻るっていうのは、何が戻るんでしょうか…」

「んなァ、反抗的な」

「話が戻る、計画が戻る、どちらです」

「…だねぇ、伺うのか?俺は、好機と」

計画?武田の計画だろうか、順序が…大らか過ぎて、信じざるを得ない。これ程に誰かを説く時に相応しい言語があるのか、一つ一つ

「解ってます」

高橋修理工場

「やっいい風呂だった」

「入ったんですか」

玉田、今田。玉田が風呂に入ったらしい

「思うに、入るか入らないかをまず聞くべき」

「待て、と、俺は?」

沈黙…「怖いな、テレパシーが成立してしまう」、滝川

「また、渋い」

玉田が様子を見て

「さすが」

傾聴か

「はー、こんな時、勇いねーかな」

鈴木だ、取り敢えず、人の足並みを。急いでいる。それは、余所余所しく。自分が此処に居てもいいのかという。ある種、正しくない。そして、メモ、「えーと、何々、偶数ん時、叫び声が多発するから、時間…引き寄せられてる!?」

駅前

「着いたな」

ナイトホーク、JX

「もしもーし、やる気あり過ぎだろ」

「そう?やっぱ、任しといて、よかった思うよ」

「あっ、そう」

そう言う勇が別次元、敢えて、そう見えたんだ。脈拍だとか

―愛国町

「もうすぐ、兵隊と気付く、東京は、ベッドタウンでしかないの」

「…何言ってるんだ、ここでさえ、危険なのに誰が来る」

間城からしたら、離職と云う事態でさえ危険なんだろう

発見

「ところで間城」

「一体?」

「君は、ブリーフ一丁と、アルコールぬきの物、どちらがいい?」

「アルコールかい?ブリーフ一丁かな」

「なはははは、好き者なことで」

笑う武田

「なんで、急に」

「いやね、試してる訳ではないんだよ」

「変な奴だな」

「別にいいや、移動しよう」

机上から立ち、外に…バイクか?650B1、GSRが

―鈴木

「…んな便利な事ないか」

進展が有ったようだ。散らしには、インビテーションがでかでかと。

「これじゃ、探せないだろ、なんだよ、来日って」

駅前で貰ったらしい。有名な格闘技ジャーナリストの講演があるとか。…が、着目はその場所、旧自衛隊基地の跡地付近で在った

「はっ!?糞してぇ」

催したのだろうか、兎に角向かう模様

駅前、照川、かんたろー

「よし、と、ここからかんちゃん一人で行くんだ」

かんたろーは、不思議になった。不器用な日本語も然る事ながら、何故気を遣ってるのか、何時もの照川なら付いて来るはずなんだが…そろそろ完遂が近いらしい。しかし、人件とは、違う。本質を知った者だけが、つまりある種コードの判る人間だけがそうで在る様、又、高橋のあれは、諦めじゃない、其れだけ

「『休戦の翌年、流行は、郊外で踊ることだった』」。。。ラディゲット於いて、流行が如何か判るが、何が項目に生るんだろうか。反戦か?違う。もう必要悪としてるじゃないか。だから、項目にしたいだけかもしれない、、、

「どうしたんだ!!」

かんたろー

「俺じゃもう無理だよ、それとそれ、K1…」

より本質に迫り。だって、其れ位しかない、ナイアガラ(よう)潜在は現れるだろう?

「わかった、一人で行く」

愛国町では

「で、聞かせてくれないか?略取の方法を」

「なはははは、今おん前にいったから、それで成功するか」

「…そうだね、でも疲労が」

「なはははは、いいから、民事事件の資料、更に」

暇潰し…と。しかし、間城に納得のない態度が

「構想から、こき下ろすのか?」

「なにか飲むか」

自販機に近付く

「あぁ」

「…おん前は何に成りたい」

「そうだな、少しも愚痴を零さず、安定し続…僕じゃないみたいだな」

「いいたかったんだろ」

「その言いたかったっていうのは、本心?」

「面白いこというな、それだとまるで俺が本心を言ってないみたいじゃないか」

現実で?武田みたいな人物だったら、、、余り悩まなくて済む

「本心じゃなければ」

ならばこうか!「『すべての大詩人が、十七歳で書いている。十七歳で書いたということを忘れさせるのが、最も偉大な詩人だ』」、ラディゲの言葉、此の実践に比肩し()るかみたいな

「照れてるんじゃないか」

何故だ、褒められて笑顔は出るだろうに。褒めると誉める、メモまで

「照れてなんかない」

「なっははは、いい事はいってる」

続けて

「で、いいか?」

「何を」

そろそろ冬、温かい珈琲か。間城が蓋を触り

「跡地いくぞ」

「…」

「跡地にいくぞ」

「いや、わかるやっわかってる」

病人の振り、なんて楽なんだろうか。然う思わざるを得ない状況とは、、、

「おい、服やぶれてるぞ」

!?と、間城、そして切符を買うかんたろー、が、彼は云う。短い期間、共に居る期間が短いからと云って、「置いていくわけにはいかない」

然うしたら、長い期間共に居るとは、如何言う事何だろうか?誓約有る生活では、、、否生活は可能だろう…半分戯曲の様な今作を作る事と同じ様な事では?

―幸福町

影…光が、人工。中々格好良い人物だ。中背、眼鏡は、ない。町に溶け込んで居た、若しくは、建物の様な。焦ってはないが、 急いで居た

急いで居た、何かが分からなくても良い様に。。。…

急いで居た

安定と幸福

長編に生るかな?と、思いましたが、為らなかった様です。戯曲の批評に似た…其れは否其れが恋だったのかもしれません

安定と幸福

10章からです。初期はTwitter、1〜10章はモバスペに掲載。毎週木曜更新

  • 小説
  • 短編
  • ミステリー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-14

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 怪物
  2. 熟考
  3. 幸福町
  4. 愛国町
  5. 発見