とろける

クーラーを選択できる現代に

暑い、とてもとてもとても。
あつい。テレビをつけたらトーク番組がまたまた熱く語っている。
でもこの人たちは涼しいところで語っている。この湿気の強い6月にクーラーもつけず窓だけ開けて、パソコンなんかに向かっている私なんかとは、住む世界が、いや住んでるところの気温が違うのだ。
気温とは割りかし人間に影響を与える。
文字のうち間違いが三倍は多い。打つスピードは半分以下だ。早速「はんぶんいか」と打とうとしたのに「はんぶんびっか」となぜか打った。
だらだらと汗をかくわけでないが、なんだか皮膚表面がしっとりと汗をかきすっきりしない。
今日は仕事をしなければいけない。だから私はパソコンに向かっているわけだ。
こんなに暑いのに熱を放つパソコンなんかにへばりついているわけだ。
私は絵の仕事をしていて、今日中に仕上げなくてはいけない。
そうこんな駄文をだらだらと書いてるのも時間を消費して、私の首をきりきり絞めている。
逃避したい。考えたくない。描けないものは描けない。
そんな高尚なものを書いてるわけでない。誰だってかけるただの絵だ。
しかし、だが、こんなに不快度指数の高い中ちまちましたものが描けるわけなど無いのだ。
絵を描くのは非常にめんどくさい仕事だ、馬鹿みたいにのりのりの時でないとそんな面倒なことは出来ない。
あつい。脳の中まで汗をかいてるに違いない。
頭から取り出して、氷水につけてきりっとしたら、水をふいてかぽっとはめられたらいいのに、と思わずにはいられない。
そうだヒエピタだ!これでいこう!!
ヒエピタはすぐ見つかった。
ぷにぷにのものをぺたっとはる。
うむ!涼しい。
・・・・・そうでもない。
そうでもないな??
全然暑い!
・・・・これは、微熱ぐらいではヒヤッとするくらい冷たくなるはず・・・・。
?私は風邪なのか??
あつい。
体温計を探したが見当たらなかった。
きっと風邪ではない。そう思い込むことが大切なのだ。

こんな駄文をだらだらと描いているが、うちにはクーラーがあります。

とろける

とろける

あまりに暑くて仕事になりません。 このぼやっとした頭で文を書いたらどうなるのか・・・ と思って書きました

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-12

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