思いつき短歌 Vol.6

木立ち枯れ
白鳥飛来せし
夢か現か
心も身体も
白帯びる



きたちかれ
しらとりひらいせし
ゆめかうつつか
こころもからだも
しろおびる



【プチ解説】
昼前の、少し遅く起きた晩秋の朝に思いついた詩です。冷たい送風によって木の葉は落ち切り、白鳥は鳴き声を上げながら北国より飛んでくる。これらが本当であるのは分かるが、どこか夢のようでもあり、寒気のする心と身体は雪のように無味一色になる。

『世の中と自然は心を失っていく時期だけれども、そこは無理をしなくてよい。心を保とうと頑張ろうとするから大変になるのだ。都合のよい社会との同調(雪一色)も、時には必要である。ずっとでなければそれは回復の時期である』。皆さま、どうかご自身だけは大切に扱いながら、白銀の死の季節を共に乗り越えましょう。

思いつき短歌 Vol.6

思いつき短歌 Vol.6

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-10-31

Copyrighted
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