予期せぬ出来事 07

 会社帰りの高崎線での出来事である。
 たしか火曜日だったと記憶している。
 浦和駅で、ボクの前の人が降りて席が空いた。
 両隣が女性じゃなかったので、ボクはそのまま座って本を開いた。
 次の停車駅の大宮で、おばさんが乗ってきた。
 おばさんは、ボクの目の前にやって来た。
 荷物を棚の上に乗せると、あろうことか……
 そのおばさんは、ボクに背を向けたのである。
 ボクに尻を向けて立って吊革に捕まったのである。
「何だ? このおばさん」
 ボクはそのおばさんのでっかい尻を眺めながら、なにを考えているのだろうと首を捻った。
 おばさんは、次の駅で別の場所に移動してしまったのだが……、いい大人は絶対マネしないでくださいネ。

 おしまい

予期せぬ出来事 07

予期せぬ出来事 07

何がしたいの?

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2026-01-19

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