超☆非現実 やりたいことリスト
創作活動部3年生の平松です。
幼少期から文章を書くことが好きで、今もその性質が残っていたため、僭越ながらこの企画に参加させていただきました。
私の記事は、先述の皆さんのような、ためになる知識や経験談では全くありません。詩寄り、フィクション小説寄り、ファンタジー寄りの不思議なことを書いています。
私は普通の大学生のふりをして、頭の中では空想、夢物語ばかりのかなりの変わり者です。ですが、その空想たちは私が本能的に「好きなもの」に直結していて、大切なものだと思っています。
お節介ですが、私が好きな世界観を、頭の中に眠らせている夢を、ここに共有させてください。難しく考えず、絵本を読んでいる気持ちで見てくださると嬉しいです。途中、現実世界の歌やゲームの名前も出てきますので、共感していただける方がいらっしゃれば飛び跳ねます。
では。
絶対に叶わない私のやりたいこと
①ロビンソン
誰も触れない 二人だけの国
君の手を離さぬように
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る
(ロビンソン/スピッツ 作詞:草野正宗)
今シーズンのSPY×FAMILYのOPにスピッツが起用されてから、再び私の中でスピッツブームが来た。私の母と、私が大好きな俳優中村倫也もスピッツが好きだ。
そんな中で、私はこの「ロビンソン」のサビのようなことをしたいと思った。どういうことかと言うと、まずは恋人と二人だけの世界を作る。お互いがお互いを好きだという気持ちさえあれば、嵐の日も火災の中でも壊れない国を作る。そうしたら、二人で宙に浮き、気球のように空を飛ぶ。やがて空は暗くなり、宇宙まで行く。二人は手を繋いだまま、さっきまでいた青い星を見て「綺麗だね」と言う。宇宙に空気が無かろうが、二人だけの国では平気だ。onepieceの魚人島を覆うシャボン玉のようなものに国を守ってもらっているから。
スピッツの歌は抽象的なものが多いが、だからこそ想像が膨らむ。
余談:ロビンソンをカラオケで歌ったら、何故かサビだけキーが2つ程高く、音程を外しまくった。ぴえん。
②海の記憶
「ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」では、こんなシーンがある。
主人公の国を滅ぼし、仲間たちの兄や育ての親を殺害した道化師を追って旅をしていたが、自分たちで自由に使える船が必要になった。そこで、荒野に打ち捨てられた巨大な魔法船を見つける。かつてこの当たりは海だった。再び船が使えるようになるには、荒野がかつて海だった頃の記憶を、「月影のハープ」というアイテムを使って蘇らせる必要があった。紆余曲折あってハープを手に入れた主人公たちは、「月の世界の住人」にそれを弾いてもらい、荒野に海を顕現させ、船を動かすことができた。荒野全域が水面に覆われるシーンは、プレステ2のグラフィックで見ると圧巻だった。
私はまず、物や景色には記憶があり、ハープを弾けばそれを蘇らせることができるという、ドラクエ8の設定が大好きだ。そして、水が無かったところに水を呼び起こす、ひと時だけ生まれる美しい世界が大好きだ。どうやら再現できるのは景色のみで、塩水で溺れ死ぬ心配は無さそうだ。この時と、船使用中のBGM「海の記憶」もとても好きな曲だ。
私もかつて海だった場所でハープを弾き、でもハープはやったことがないから歌ったりして、海の記憶を呼び起こしてみたい。そこに現れた過去の海を自由に泳ぎ回りたい。
③ファーのベッド
もこもこのファーの巨大なベッドがある。枕もクッションもふわふわでもふもふ。そこにファーのパジャマを着てダイブ。恋人にもファーのパジャマを着せて、手を繋いで眠りたい。
④虹が立つ雪原で遊ぶ
「雨上がりは虹が出るのに、雪が降ったあとは虹が出ないのはなぜか」私は中学校の理科の授業プリントにこの疑問を書いて提出した。後日返ってきた先生からの回答によると、どうやら、雪は水滴ではないため、虹が出ないそうだ。どうぶつの森シリーズでも、冬期は虹が出ない。ちゃんと自然の摂理に沿っている。
不可能なことは分かったが、私は虹が出ている空の下で雪遊びをしてみたい。粉雪が空を舞った時、虹に反射して輝いたらどれだけ美しいだろうか。かき氷のレインボー味みたいな雪が、快晴の空を舞うのを見てみたい。
⑤一般人ライブ
街にポツンとライブ会場がある。予約制だが誰でも使うことができる。予約した一般人は、好きな曲を歌い、会場には願うだけでその人が歌を聞いて欲しいと思う人達が集まってくる。
カラオケに行くと、皆生き生きとして歌う。自分の番になりマイクを持つと、自分が主人公のような気持ちになる。それのちょっと規模を大きくしたものがあったらいいと思った。
もし1人ライブをするなら、私はClariSの「コネクト」か蒼井翔太の「Harmony」を歌いたい。HANAの「Tiger」も良い。
名も無き一般人が、自分の歌を、思いを、もっとオープンに響かせられる世界が、私は見てみたい。
⑥樹海
樹海は自殺の名所と言われている。極力天寿をまっとうするまで死にたくないが、深い森の中には入ってみたいと思う。まず、「樹」が「海」のようになっているという字体が、私にとってロマンである。私より何十年、何百年も生きている植物たちを見下ろされながら、森を冒険したい。湧水に手をさらしたい。太陽の光が遮られた涼しい空気を吸いたい。これらの妄想ができるのは、きっと、生きて帰ることが前提だからだろうか。
⑦グラスを飲む
お冷が入ったコップ。母が入れてくれた麦茶のコップは、結露で水滴が付いている。大好きなクリームソーダが入ったグラス。カクテル。
もしこんなにも美しく、冷たい容器ごと口にすることができたなら、私はこの世にある全ての飲み物を余すことなく堪能できるだろう。口に流し込むのは液体だけでは無い。職人さんたちが作ったグラスと一体になることで、飲み物には付加価値が生まれると思う。ペットボトルや缶に入っているよりも、グラスを使っている方が「美味しそう」に見えるからだ。だから、グラスごと飲みたい。
あまりに抽象的すぎて、意味がわからないかもしれないが、私が変態だということはバレてしまったかもしれない。
⑧超☆非現実なクリスマス
12月になると、家に巨大なクリスマスツリーを飾る。山のようにあるオーナメントの中から、好きなものを飾る。てっぺんに星を据え、ゴールドやシルバーのモールも忘れずつける。
バイト先の仕立て屋さんで働く。私の主な仕事は布の裁断だ。クリスマスが近いから、赤や緑の布が多い。12月25日に、封筒でお給料を貰う。翌日から地元に帰るからだ。8万円を貰う。私にしちゃ頑張った月だ。
帰り道、街ではクリスマスマーケットが開かれる。カップルや家族連れと何度もすれ違う。私は一人でプレッツェルとホットココアを買う。大きな粒の白い雪が、ちらちらと降っている。私は一人で煌びやかな街を歩く。
家に帰り、あらかじめ買っていた材料でケーキを焼く。隣の家からチキンをおすそ分けしてもらう。偉いからサラダも作る。ドレッシングも手作り。
ケーキ、チキン、サラダが完成したら、遠方の母から貰ったワインを空ける。巨大なクリスマスツリーを見ながら晩酌をする。晩酌の後は泡風呂に浸かる。お風呂の後は、もこもこのパジャマに着替え、暖炉の前の暖かいベッドで眠る。
一人で過ごすクリスマスは、このくらい贅沢をしていいと思っている。
超☆非現実 やりたいことリスト
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