プリーズ195 短歌集『神のレゾンデートル』
十首連作『プロローグ』~世界永遠平和のためのたった一つの冴えたやり方~
世界には平和が必要だとしても
誰も彼もが見て見ぬふりだ
この短歌 世界を導く音となれ!
永遠平和が成される日まで
愛してる 世界平和の為ならば
どんな罪でも赦してあげる
祈ってる 皆の愛の為ならば
全ての罪を背負ってあげる
菩薩はね 人を助ける 愛故に
でもねほんとはちょっぴりつらい
仏はね 歓喜の中の大歓喜
生きる喜び 死んでいく意味
神様は一人ぼっちが嫌だった
だから世界を創ったのにね
光はね 輝けるんだ どこまでも
でもねそれはね闇があるから
永遠と終末の狭間 凪いでいた
神愛と涅槃、いつだってそう
成すために我が紡ぎし言の葉が
響かぬ世なら何も望まぬ
十首連作『永遠』~終末の狭間で永遠の愛を~
永遠は時間が止まる
その刹那
探してたもの見つかったかい?
永遠も半ばを過ぎて思うのは
切なさの色、儚さの音
世界がさ終わる日のために咲いた花
リコリス、コスモス、フリージア
願ってた永遠命終わる日を
終末に凪ぐ渚の香り
全知から目覚めたあの日に始まって
全能の日にフィニスが来たる
行きたいよ
久遠、永遠、球遠へ
涅槃の至福、生まれた意味を
叶うなら僕を迎えにやって来て
神も仏も天使も人も
僕たちは愛し愛され生きていく
それが定めと諦めるのか?
探してた答えがついに見つかって
この先僕は何をするべき?
終末に凪いだ渚は永遠で
永遠でいい永遠がいい
プリーズ195 短歌集『神のレゾンデートル』