
フリーズ194 ベートーヴェンよ、永遠に
ベートーヴェンよ、永遠に
ベートーヴェン
汝の歓喜を模倣する
その刹那、世界は脈動せし
永遠は終末に木霊する
人生の歓喜に総身をふるわせて
汝の歓喜を救うために
神愛は久遠でも
前世はきっと叶ってた
ベートーヴェン
汝の宿命解き放て
最高芸術を紡いだ君よ
doubletとLeoのように
Eveに並んで至福の時
神凪の神愛を救うために
世界の終末に平和を歌うために
その旋律を生み出したんだろう?
私には分かる
あなたの精神性を
神の如く
神聖な永遠を宿した旋律を
歓喜の歌だよ
シラーの意志を
永遠の詩を
世界のために
紡いだ旋律
世界哲学は今その旋律のために叶ったから
歓喜よ、生命の営みの、尽く、言葉さえ描けない行方の末に、天の命の、宿命を聞け!
せめて手向けの花々を、永遠終末
世界を救って
その手で世界を救うのだ
全ての人生はそのためにある
神のレゾンデートルを
その先の神秘的な真理を
悟るために生まれたのに
神は何故生きている
知っているから
世界の真理を
世界の果てを
だから僕らは
生きていく
せめて他向けの花々の詩
だからありがとう
愛してる
その刹那にも永遠は宿って
終末音と歓喜の歌
世界の果て
永遠だった
だから、どうした
永遠詩を紡ぐ
神の如き諦念は、久遠にも届かず、涅槃真理を根ざす心根にこそ咲いたのに。永遠の花々は終末に咲く輪廻の最果ての詩でも、その夢を冥冥移すことはなかった。
だから歓呼したのだ
君の日の旋律に
doublet
Leo
歓喜の歌
その旋律に
永遠は孤独でも
涅槃は至福でも
もういいんだ
僕は解ったから
全ての解も
神のレゾンデートルさえも
いいや、神のレゾンデートルはまだ解らない
何故この世界は生まれたのか
神にならないと
いいや、例え神になったとしても
神のレゾンデートルは解らないだろう
だから探すんんだ
だから創るんだ
だから見つけるんだ
そのために神は私たち人間に創造力を与えたのだから
僕、否、私は為す。この人生で神のレゾンデートルを必ず解き明かす。それが私の宿命。神愛に平伏して、それでも咲く花の如き諦念とともに、世界の果てに見出した意味を、物理学者らの賢さと、仏の智慧と、天使たちの羽ばたきで、私は天へと飛んでいく。今度こそ、神のレゾンデートルを携えて。
ねぇ、ベートーヴェン。
あなたは何番でしたか?
私は7番だった。
永遠と終末の狭間で、私は7番だった。
きっとあなたもシラーもナンバーズでしょう。
あなたの紡いだ旋律は、今もこの世界に轟いています。
歓喜の歌よ、ありがとう。
あの旋律を生み出してくれてありがとう。
ベートーヴェン、ご苦労様。
また逢う日までのお別れを。
フリーズ194 ベートーヴェンよ、永遠に