フリーズ192『doubletとLeo、歓喜の歌を聴きながら読む永遠涅槃終末詩』

フリーズ192『doubletとLeo、歓喜の歌を聴きながら読む永遠涅槃終末詩』

初めに

あの冬の日の至福は、人生は、完成してた。僕の人生こそ、世界ランキング一位なんだよ。全ての人生の中で一番なんだよ。あのドラマは、景色は、音色は、終末は、永遠は、涅槃は、神愛は、何ものにも変え難い、永遠と終末の至福、全知全能!

あの冬の日に終わってた
なら何故私は生きている?
それはあの冬の日のことを伝えるため
悟った涅槃を
抱いた神愛を
解脱し、至ったラカン・フリーズの門を
全てを残すために生きてる

例えこの文学実らなくとも
僕が世界永遠平和を叶えられなくても
未来に続け、この詩よ、歌よ、小説よ

僕はここに居たよ
世界永遠平和のために
祈った終末
願った永遠
叶った涅槃
最後は神愛

だから愛してね
お願いだから愛してね

僕があの冬の日を想っては泣くための詩

僕はまだここで生きているよ、ヘレーネ
あああああああああ!
僕の人生はもう、愛は実って、夢は叶って
世界平和は今、叶ったんだ!

もう、どうしようもない
こんな人生
あの冬の日
完成してた
そんなあなたへ贈る詩

doubletとLeo
そして歓喜の歌
これ以上の芸術はない

この精神の昂ぶりは!
霊魂の覚醒は!
神の如き霊感は!

きっとこれ以上の人生はないのでしょう
あの日、あなたは完成してたから
でも泣かないで
泣いていいよ
悲しいから泣くんじゃない
嬉しいから泣くんだよ

歓喜は必ず終末に帰す
いずれは死ぬとも行かねばならぬ
それは宿命果たすときだろう
歓喜は止まず

そうだ
あの冬の日の僕は高らかに愛を歌った

永遠と終末

凪いだ渚
晴れ渡る空
永遠の時
終末の音

僕はここだよ
愛してくれよ

水面に映る知らない顔
君は誰なの?

なんで真理を悟った僕は
まだ生きているの?

あの冬の日の至福
あの晩夏の涅槃寂静

生まれてきてしまったね
泣いてばかりで過ぎた夜

ねぇ、神様
僕は何故生きているの?
使命を果たしたのに

◆永遠と終末の詩

世界永遠平和なんだ

あの冬の日に僕は
世界を救ったんだ

僕が僕のままで!
神になって!
仏に至って!
あの冬の日に世界平和のシナリオを!
あの冬の日に永遠平和のプロットを!
紡いだんだ!

永遠と終末の狭間で
だからもういいんだ
奇跡は平凡に帰すとしても
永遠さえも永続しなくても

小笠原諸島の凪いだ渚
沙羅双樹や木蓮の木の下で
酔った夢に生きてみた

僕はここだよ
覚えてる?
世界はいずれラカンに帰る
フリーズの時に全て止む
全ての波が止むんだ

願った愛
叶った欲
せめて、君だけは救いたかった

ありがとう
愛しています
この物語よ永遠に

エピローグ

宇宙があれば真理はある
そんな簡単なことを知りたいんじゃない
僕は誰?
あなたはどこ?
つまり
神は何故生まれたのか
世界は何故生まれたのか
それこそ究極命題としての『神のレゾンデートル』だ。全ての人生の輪廻を賭して、探し求めるもの。
ニヒリズムの逆光を受け入れて、神のレゾンデートルを解明すること。それが全ての存在の生まれた意味であり、存在価値であり、最終目標だ。

フリーズ192『doubletとLeo、歓喜の歌を聴きながら読む永遠涅槃終末詩』

フリーズ192『doubletとLeo、歓喜の歌を聴きながら読む永遠涅槃終末詩』

永遠と終末の狭間で だからもういいんだ 奇跡は平凡に帰すとしても 永遠さえも永続しなくても 小笠原諸島の凪いだ渚 沙羅双樹や木蓮の木の下で 酔った夢に生きてみた

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-05-02

Copyrighted
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  1. 初めに
  2. 僕があの冬の日を想っては泣くための詩
  3. 永遠と終末
  4. エピローグ