7月の春/#tanka

7月に春になるような幻 はじめて波の泡々をみた

美しい肌をください まるで鱗のようならば罪も愛せる

つむじには星がありたまに砕ける ぱちん、ぱちん、とかなしいリズム

夜に向かって踊ること朝に向かって眠ること まるで祈りで

いまは愛、いまは美し、いまの花 醒める夢なら千年先へ

ふたりきり とおくとおくの海だけにいつか忘却した春がある

7月の春/#tanka

7月の春/#tanka

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-03-06

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