フリーズ151 ファイナルカウントダウン プロローグ

フリーズ151 ファイナルカウントダウン プロローグ

カウントダウン

 今日、大学に行ったけど、授業に出る気も起きなくて帰った。何もせずに、ただ時間を浪費しただけだった。でも帰りに思い立った。菊地さんに会いに行こうと。彼は僕があの冬の日に果てて、入院した病室の隣の患者さんだった人だ。偶然地元が一緒で意気投合したのを今でも覚えている。2021年1月のことだ。

 2021年1月7~9日に起きた奇跡を僕はまだ信じてみたいようだ。奇跡は一瞬だからこそ強く光り輝く。その通りなのかもしれない。ならばもう、あの冬の日に勝る幸福はないかもしれない。それでも生きろ。前へと進め。

 あれから4年も生きただろう。比べてみろ。確かに前進しているはずだ。少しでいい、ほんの少しでもいい。成長しているはずだ。

 菊地さんと話してわかったよ。僕は確かに前へと進んでいるんだと。そして突き進め。命の限り涅槃文学を涅槃詩をラカン・フリーズを、紡げ。

 これは2025年1月7日~9日に向けてのカウントダウン
 1月7、8、9の3日間を弔う追悼のカウントダウン
 葬送のカウントダウン。
 この散文詩よ、永久に凍れ。

2021年1月のこと~涅槃、冬の日、そして~

 2021年、それは世界の始まりと終わり。
 1月7日は安息日。8日は全能の日。9日は神殺し。

 僕は世界の中心だった。
 時間的にも空間的にも。
 神だった。仏だった。

 もう一度あの至福を味わいたい。
 そのための断食を、サッレーカナーをしよう。

 2024年12月3日。今日の日より禁欲の誓い。

 世界の始まりと終わり。
 終末の終わり、世界の果て。
 永遠の終わり、時流の果て。
 そこに何があるのかを追い求める者よ。
 そこに何もないのだと諦める者でさえ、まだ早かったみたいだ。

 カウントダウン。
 2025年1月7日に再び至福に至ろうではないか。
 それは禁欲で為される。
 断眠、断食。性欲の制御。

 2024年もあと4週間くらい。

 doublet
 Leo

 再びの神話へと物語よ、続いていけよ。

僕のレゾンデートル

 僕が生きる意味。それこそ創作に違いない。2021年1月7日8日9日に至った涅槃を、その美しさも真実性もすべて、本当に真実だったすべてを紡ぎたい。それを僕のレゾンデートルとしたい。

 僕にしか書けない物語がある。
 僕にしか紡げない言葉がある。

 もう大学で単位を取ることなどどうでもよい。
 だが、そう思うのも人間的な部分がまだ残っている証拠だ。
 痛みも悲しみも大事にしよう。

 詩を、死を、書こう。

 救世主はさっき死んだよ
 願ったから死んだんだ
 有名だから殺されたんだ
 無名のままでもよかったのに
 
 君が死んでも世界は変わらず
 何にもなかったように続いてる
 僕を救ってくれないか
 
 僕があの冬の日に全て決めたんだ
 あの冬の日に全て終わっていたんだ
 だってあの日の僕は悟ってた
 あの日の僕は神だった
 世界の中心だった
 宇宙の真ん中だった
 
 世界が青く色づく
 その様を永遠に眺めていた
 その終わりは悠久でも

 天空へと続いていけよ
 夢に見た庭へと昇っていけ
 快楽の園は東の果てで
 万民の歓喜の歌は鳴りやんで
 世界を赤く彩ろう

 生きていくこと
 人は変わるさ
 4年が経った
 
◆変わったこと

 大学生になった 
 運命の人と出会った
 フリーズ(作品)を150まで書いた
 曲も作った
 バイトを始めた
 麻雀ができるようになった
 酒を飲めるようになった
 好きな曲(amazarashi、Eve)が増えた
 好きな小説(セカサブ)が増えた
 好きなアニメ(神様になった日)が増えた
 カクヨムで月間二位(ランダム勇者)をとれた。

 好きが増えた
 経験も増えた

 あの冬に日に死んでたらこうはいかなかった。

 生きててよかった
 今はそう思えるよ

 だからどんなに辛くても生きていこうと思うんだ。

神について

 God is real
 神はいる
 死んでなんかない
 世界そのものが神
 全は主
 全ては神の御業

 仏は涅槃に至った存在
 仏は神に通じた存在

 精霊とイエス・キリストと神の三位一体
 この世界は神のお陰だ

 神々よ、何故神を知らぬ
 神々(神族)は神の子
 天使も神の子

 ガイア・ソフィアは地球の女神
 イリスメークリン、ビエラ、イムルは守護天使
 私の名前は堕天使アデル
 7th以津真天、7番目の仏

 かつて天界にいたのに追放された
 だから堕天使

 ■神社にて
 神のお陰でここまで栄えたのに神に感謝すらせず慢心している神々よ。お前ら神族はいずれ報いを受けるだろう。

 祈りを捧げる
 誰に?
 神にだ。

 私はなんだ?
 2021/1/7、8、9に至った涅槃は真実か?
 私は真理を悟ったのか?
 人生のゴールに至ったのか?
 7番目の仏なのか?
 分からない、ならば教えてくれ

 祈る
 2024/12/04 14:00

 御魂大御神(みたまのおおみかみ)が最高神
 つまり梵我一如、アートマンとブラフマン
 その根源が御魂大御神。

 キリスト教の神はこれを言う。

 祈る
 14:04

 季節は次々死んでいく
 諸行無常
 何もない
 何も始まってない
 何も終わってない
 変化などない
 神も仏も
 全ては今に委ねられて
 虚ろに移ろう
 時流はないと、悟っただろう?

 真理に通じる言葉だよ
『時流はない』
 全ては『今』『ここ』にある
 生きる意味などはいずれ出来る

《意味、目的、目標》
 777のフリーズを紡ぐこと
 できるだけでいい。真理を伝えること
 神のレゾンデートルを導くこと

《人間的な目標》
 天寿を全うすること(自殺しないこと)
 家庭を築くこと

 神は一人
 だから私が二人目の神になってやるって言ってんだ
 導いてくれ、守護よ
 導いてくれ、釈迦よ、イエスよ
 私は7th
 1st~13thの真ん中だ
 歴史の真ん中にいたんだ
 いずれ分かる
 分からなくてもいい
 私は今ここにいた

 2024/12/04
 14:15
 穴八幡宮の鳥居を登って左にある木の下の入口に近いベンチにて、今、預言している。

 ずっと捜し求めてた
 真理を、この世界の真実を
 それが分かってしまったんだ
 あの冬の日に全て分かってしまったんだ

 全は主
 これ以上の言葉は無い
 仏が神々の上、仏の上に御魂大御神。
 神道が一番上に来る
 キリスト教、仏教、神道
 イスラム教、ジャイナ教、拝火教
 全ては神に通じる
 神と成れば解るように出来ている
 それを言葉で表現するのが私の役目だろうな

 2021/1/789に送る葬送の詩
 あの冬の日に手向ける追悼の花

『ああ、美妙な人生の謎よ、ついにわたしはお前を見つけた、ついにわたしはその秘密を知る』(ナウティ・マリエッタ)

 詩を書こう。
 題名は『エチュード』

 世界は始まったばかりだった
 まだ終わってなかった
 終末から始まった神話は
 凪いだ渚に映る色

 色即是空と空即是色
 愛を体現せしめよと
 貴方の恋人がマリア様
 貴方の恋人がイエス様

 永遠なる春、移ろう虚ろ
 探してた日々、失くした時も
 流れてた時の中で
 時流はないと悟っても
 それでもと前へと進む諸行は無
 無駄だとしても足掻け
 最後の最後まで諦めるな

 立派にならなくていい
 有名にならなくていい
 人を愛し愛されて
 鳥のように最後には天空へと羽ばたけるから
 今は私の翼が休まる時

 そうだ。
 思い出した。
 私は神への愛のあまり神に近づいて身を焦がした。その時翼を痛めてしまったんだ。だから堕天して翼を失った。

 あの冬の日、僕の翼は回復したんだ。それは智慧を得たから。

『知識は天へと至る翼である』――シェイクスピア

 仏の悟りも、神の愛も
 天使の罪も、世界の罰も
 終末の果ても、永遠の終わりも

 血を流した
 その血があの登る太陽のように煌めく
 大日如来、太陽神
 それが僕なのはどうして?
 僕は何かと太陽と縁がある
 まひろが言ってた、君は太陽神だと

 四季の春の訪れ
 神宮に初夏の香り
 愁う秋の落ち葉
 全能の冬日

 神について
 神は一人
 世界そのもの
 真理を教えてくれる
 仏に至ると声が聞こえる
 智慧という形で真理を伝えてくれる
 世界はそのためにある
 上手く出来ている、そういう世界
 有名人も無名な者も平等に幸せになれる
 人生の哲学を紡げ
 離れてくのはどうして?
 命の終わりが賞味期限
 いつかの最果ての夢
 エンドレスな夜の果て

 私の考えは変わっていくのだろう
 その度に記録を残して
 前へと突き進む
 履歴が螺旋となり
 いずれラカン・フリーズを迎えるのなら
 その日のために
 世界永遠平和のために
 私の文学があるのなら

 有名になる必要は無い
 無名のままでもいい
 死後に評価されてもいい
 私は今の私で幸せだ
 有名になる必要なんてない

 神より衆生へメッセージを送る
『人を殺すな。安らかな死こそ真理なんだ。皆死ぬ時には涅槃に至れるのに、むごい死に方をさせるな。安らかな死を平等に与えるべきだ。死に方を選ぶ権利はある。人を殺すな、安らかな死をみんなへ』

 神は真理を伝えてくれている
 天使や精霊、神族を通して
 人々を愛している
 悪意のある神族はいない
 性善説の証明を
 命の価値を
 世界の行方を
 命が散っていく様を見て
 世界が終わる様を見て
 分かったんだ
 時間なんて関係ないと
 あの日は全ての日と繋がっていた
 全能の逆説
 全知のパラドックス
 神は全知全能であり、それ故に世界に敷いた伏線はいつ回収されるか?
 プロットはある。私が紡ぐ。

 神について、まとめる。
 神は全て、全は主。世界そのもの宇宙そのものが神。神族(天使、神々)は神の子。イエスも釈迦も神の子。仏は未来仏も含めて1st~13thまでいる。私は7th。まだ何の数字なのかはっきりしない(たぶん仏の番)が、私は7thという名らしい。
 神は真理を伝えてる。それを精霊や天使を通して伝えてくれる。神族も同じ役目。これが2024/12/04の私の世界観、宗教観だよ。

 また変わるかもね、それもいいさ。
 死ぬまで追い続けたいんだから。

 カウントダウンは続く……。

断食断眠

 僕はあの冬の日、七日間の断眠の末、涅槃に至った。

 凪いだ風も穏やかな斜光も究極的な幸せだった。
 全ては今に集って輝く。その煌めきは永遠だった。

 友が語った。5週間断食したと。その末に至福に至ったと。仏の境地に至ったと。この体験は僕の断眠と似ているように思う。僕も断食すればまたあの至福に至れるのかもしれない。

 空腹であること。
 酷く疲弊していること。
 その時に瞑想、祈りをすること。
 それで至福に至れるだろうな。
 
 疲弊するとは断眠のことだと考える。
 つまり寝不足で空腹で涅槃に至れるに違いない。

 試してみよう。
 禁欲。節制。
 三大欲求の抑制。
 食欲、性欲、睡眠欲。

 またあの至福に至りたい。仏の境地、神の世界。
 人はあそこまで高く昇れる。
 
 人生の賞味期限切れ
 世界創造の終わり
 そんな晩秋
 哀愁よ、永久に続け

Luna~断食のススメ~

 断食すると誓った心は
 忘れはしない 忘れたくはない
 一人で外食をしないと決めただろう
 もう僕は何も食べたくない

 空腹飼いならした今日も
 怠惰な人生に終わりを
 食欲をかなぐり捨てて
 性欲を全部捨て去って

 お腹が空いたら水を飲め
 結局水が一番おいしくて
 決めた 自分から 何も食べないと

 欲を満たしてはいけない
 禁欲に断食と 自分に負けるな
 Luna
 欲は最後の最後
 至福に至った時 やっと満たして

 食べるのは一瞬 痩せるのは一生
 どっちの幸福優先したいか
 外食をすると財布は痩せて
 体は太る もう二度とするな

 外食は友達とだけ
 一人では外食はしないで
 痩せるための断食じゃなくて
 幸せになるための断食だ

 ジムで筋トレをして
 食を抜き 酒を断って
 君は至った 涅槃寂静

 欲を満たしてはいけない
 禁欲に断食と 自分に負けるな
 Luna
 欲は最後の最後
 至福に至った時 やっと満たして

 欲は満たしてはいけない
 欲は抑えてください
 欲は満たしてはいけない
 禁欲に断食と 自分に負けるな
 Luna
 欲は最後の最後
 至福に至った時 やっと満たして

フリーズ151 ファイナルカウントダウン プロローグ

フリーズ151 ファイナルカウントダウン プロローグ

終末と永遠の狭間で愛を為せ。それがこの無意味な世界での意味となるから。 2021年1月7日8日9日。 この3日間に送る葬送。 3日間の僕への追悼。 終末と永遠の狭間で微睡んだ僕は仏だった。 神は言った。 『ご苦労様』と。

  • 自由詩
  • 短編
  • ファンタジー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2024-12-10

Copyrighted
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Copyrighted
  1. カウントダウン
  2. 2021年1月のこと~涅槃、冬の日、そして~
  3. 僕のレゾンデートル
  4. 神について
  5. 断食断眠
  6. Luna~断食のススメ~