織田信長はスタイリッシュ
皆さんは、学校で織田信長のことを学んだと思います。 織田信長が子供時代に「うつけ」(バカ)と呼ばれていた理由は、彼の奇抜な行動と振る舞いによるものでした。彼は奇妙な服装で町を歩き、父の葬儀で位牌に抹香を投げつけるなど、一般的な礼節を無視した行動をとりました。 信長の時代には学校はありませんでしたが、学校があれば教師は彼をバカか不良と見なしていたことでしょう。 学校制度が始まった後も、教師がバカと見なした生徒がバカではなかったケースが多く見られます。幾つか例を挙げると、
坂本龍馬:坂本龍馬は子供時代、とても泣き虫で気弱な子供でした。学校に通わされましたが、勉強嫌いだったので、すぐにやめてしまいました。何をやっても続かず、泣いてばかりいて、周りにバカにされる。それが坂本龍馬の子供時代でした。
トーマス・エジソン:エジソンは子供時代「なんで? なんで?」がとても多い知的好奇心の高い子供でした。ある日、エジソンは小学校の先生にこんな質問をしました。「なんで“1+1は2”なんですか? この2つのお団子をくっつけると1つになるのに」先生は答えられませんでした。しまいには、答えられない質問ばかりするエジソンに怒りを感じて退学にしてしまいました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ:レオナルド・ダ・ヴィンチは、子供の頃から、絵を描くのがとても好きでした。学校の勉強はあまり得意ではありませんでした。それでもレオナルドの描く絵は、周りを魅了するほど素晴らしかったのです。
アルベルト・アインシュタイン:ある教師はアインシュタインを非常に才能のない生徒だと考え、彼が何も成し遂げられないだろうと予測しました。しかし、アインシュタインはその後革新的な物理学者として世界的に認められることとなり相手を驚かせることとなりました。
学業だけではありませんよ。初期のビートルズを「売れない」と断言したのはデッカ・レコードのディック・ロウでした。彼は1962年にビートルズがオーディションを受けた際に彼らを不合格にし「これからギターのグループは流行らない」 という予測をしました。しかし、その後のビートルズの大成功を見て、彼の予測は大きく外れ「世界一見る目のない男」として有名になりました。
この出来事は、ビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインが、ビートルズを却下したことを「必ずデッカに後悔させてやる!」と心に誓った瞬間でした。 凡人には、真に優れた人を見抜くことは出来ません。そして、学校の教師というのはその時代の代表的な凡人なのです。生徒を常識の枠に閉じ込めることが教育だと信じている人たちです。
私程度の人間でも、自分を評価しなかった人たちに「必ず後悔させてやる!」 と心に誓っているのですよ。受験制度でBランク、Cランクと言われても私はそんな他人の評価は無視。
アルベルト・アインシュタイン:「常識は、18歳までに身につけた偏見の集まりである。」
ジョージ・バーナード・ショー:「世界を見る目を新たに持つ者だけが進歩する。常識とは、存在しないものを信じることだ。」
スティーブ・ジョブズ:「常識にとらわれず、自分の直感と直感を信じて行動すること。それが本当の革新を生む。」
もちろん、大多数の人は私も含めて凡人ですから「常識」は必要です。社会を安定させるためにはルールを守る人が“多数派”の方が都合がいい。しかし、それは“多数派”であって“全員”であってはならないのです。 私はアメリカのユタ州で教師をしていた時期があります。アメリカは移民の国なので、それぞれの国の文化・ルーツを背負った人たちの集合体。だから、みんな違っているのが当たり前。
それに、資本主義の国だから「みんなと違うことをしないと生き残れない」と教えるワケです。日本の学校の「みんなで一緒にやろう」という“同調圧力”と真逆の指導をしているのでした。
その結果、アメリカには変な人を許容するダイナミックな社会となっています。そういう社会だからGAFAのようなユニークな会社が生まれてくる。奇妙な人を許さない社会は硬直して進歩がありません。
常態化する国際収支の「デジタル赤字」 巨大ITへのドル払い増で円安圧力に(産経新聞) 才能のある奇妙な子の存在を許容しない日本のままでは、日本は貧乏になるばかり。とりあえず、
1,制服廃止(個性の尊重)
2,部活自由化(「強制」から解放)
3,クラス解体(大学のような個人主義を徹底)
これくらいのことも出来ないようでは、日本はお終いです。
織田信長はスタイリッシュ