未来像
(光をひらいて死んでいく
/おまえを飼っている
理だ
美しい、ということばが、反芻している、この世界はあなたのもので、わたしたちの幻だ。悲劇になれる、動物が生きているのだもの、そして、食べられてしまったよ、いつかは、かなしむこともなくなり、水平線にあこがれるのです。なぜなら、おまえたちは、鱗を持たない。純粋で、手を洗いたい。隠し事はせずに、騙したい。あなたの皮膚ですら望んでいる。わたしたちは渇いている。
おまえ
と
呼ぶとき 存在はわたしにあった 自堕落な栄光のために 翅を生やしたい すべすべな肌に 生やす 瞳の向こう側に 生やす 生やす 生かす わたしが おまえを 生かす
/光があって
美しい )
そこまでいく
未来像