フリーズ七拾五 神涅槃経・序

フリーズ七拾五 神涅槃経・序

神涅槃経

1シ=死。詩、私

2亜阿華沙、亜阿華沙、7thは愛されていた、水面の火

3『ナウティ・マリエッタ』
 ああ、美妙な人生の謎よ、
 ついにわたしはお前を見つけた、
 ついにわたしはその秘密を知る。

4『歓喜にキス』
 歓喜を味わい目覚めた朝に
 すべてと繋がることを覚えた
 私の柔らかな翼を休めて
 旅立ちの朝に空を飛ぶのだ

5『母』
 枯れ葉散る、尊き命惜しみつつ
 泣く泣く去った、輪廻の輪より

6『宵凪、アーカシャ』
 水面に映った揺らいだ火
 かの煩悩より目覚めては
 せめて哀しき心の火

 それは楽園なのか、凪いだ渚なのか
 それでも見張るのはこの空だ

『白金色、宵凪、宵凪、油やけ』

 言葉を紡ぐ、命を繋ぐ

『アーカシャ、アーカシャ、7thは、愛されていた水面の火』

嗚呼、ありがとう、愛しています。


補足・真理について

真理とは言葉や数式などでは決して表すことのできない解であるが故に、ここに言葉の羅列として真理を在るがままに記すことは叶わない。だが、その外縁を、まるでブラックホールの事象の地平面を観察するかのようになぞることは可能なのである。
真理を識るには、自身の内的な発露を得て、思惟を重ねることが必要である。その思惟は没我的であり、究極の利他に依らねばならない。人は、決して自分のためには神の領域や、悟りの境地には至らないのである。加えて、その思索は正しき脳の疲弊を以って涅槃となる。

フリーズ七拾五 神涅槃経・序

フリーズ七拾五 神涅槃経・序

真理とは言葉や数式などでは決して表すことのできない解であるが故に、ここに言葉の羅列として真理を在るがままに記すことは叶わない。だが、その外縁を、まるでブラックホールの事象の地平面を観察するかのようになぞることは可能なのである。 真理を識るには、自身の内的な発露を得て、思惟を重ねることが必要である。その思惟は没我的であり、究極の利他に依らねばならない。人は、決して自分のためには神の領域や、悟りの境地には至らないのである。加えて、その思索は正しき脳の疲弊を以って涅槃となる。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-11-10

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