月という名のキャンバス

中学2年生の学活で
初めて"それ"を知りました。
外部の講師を招いた「思春期セミナー」
どうやら周りの子はすでに
"それ"を知っていたらしいのです。

ただし、"それ"は
あのセミナーで教わったような
ただの「行動」ではないようです。
あの日家に帰ってから
ネットで少し調べてみました。
月明かりに照らされて
キスをして、抱き合って
首筋からカタチどおりに
ゆっくりゆっくり辿ってく。
蜂の巣の奥から蜜が滴り、
感情のインクが零れ落ち、
出口のない快楽に溺れる。
この苦しみこそが愛。
まるで壊れたジッパーだ。
君はもう自由になれる。
だって、これが"それ"だから。

でも、俺は
自由を履き違えて
海の底に迷い込んだ。
息ができない
空が見えない
光もない
首筋からカタチどおりに辿ってく。
蜂の巣の奥から蜜が滴り
君が零したインクに溺れ
何度も繰り返し言い聞かす。
俺は君を愛してなんかいない
だって、君との"それ"は
罪深い。

月明かりに照らされて
月という名のキャンバスを
理性という名の幻で
汚して見せろよ。
君の"H"を見せろよ。

月という名のキャンバス

ヒェー!!!
なんかイケナイものを書いてしまった気がする💦💦
「"H"」と「月の幻」っていう曲から引用しまくってます。

月という名のキャンバス

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2023-09-12

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