やさし犬と春/#tanka

きみだけが繋げるぼくの手が温い 有精卵を売る店に寄る

春。きみはやさぐれた犬。かわいいが、愛されたくて惑わされてる。

しかし犬。やわいぬくもりやさし犬。ひとりでに春をして、似合うね。

きみがsouというからsouになってく アイスのことにして今日は寝よ

どこにでもふわりと蝶に恋をしてあたたかい陽を浴びているきみ

必要なunnecessary pity,it is うたた猫 完全な愛

もういいよ、天使になってきみを撃つ。人間だから犬と飼えない。

幸せな瞬きなどはよりによりきみを介してぼくを報いる

これ以上春を待つのはコンビニで“温め不可”に沈思すること

芽生えれば生殖のため咲きみだれ育むことを知らない花よ

やさし犬と春/#tanka

やさし犬と春/#tanka

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-07-05

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