人魚の詩 林やは 落ちていった、あの、鋭いものに、ぼくはなりたい。きみの心臓を刺して、屑となる、しゅんかん、ぱ、んん、生物みたいな、青だ。新しい生命なんて、海に沈んで、なくなってしまえば、ぼくも、きみも、ひとつのもの、ちいさな、鱗。 人魚の詩