27歳差の「年の差婚」をしました
27歳差の「年の差婚」をしました
第一段階 結婚の前に考えていたこと
ChatGPT に独身でいる人の気持ちを尋ねたら、以下のように答えてきた。
自由を楽しみたい:独身でいることで、自分の時間やお金を自由に使うことができます。パートナーや子供がいると、自由な時間やお金が制限されることがあります。
責任を持ちたくない:結婚や子育てには責任が伴います。独身でいることで、その責任から逃れることができます。
結婚や交際に失敗した経験がある:過去に結婚や交際に失敗した経験がある人は、再び同じような失敗を繰り返したくないと感じる場合があります。
人間関係を煩わしく思う:パートナーや子供がいると、人間関係が複雑になることがあります。独身でいることで、そのような煩わしい人間関係を回避することができます。
自己実現を重視する:独身でいることで、自分自身の成長や自己実現に注力することができます。結婚や子育てによって、自己実現の機会が制限されることがあると感じる人もいます。
私はまさにこうした理由で「このまま独身で一生を全うしようと」と考えていたんだよ。子供たちは可愛いけど、パートナーに自由を奪われて仕事が崩壊する恐怖を感じたことがある。バツイチになる前の泥沼の争いは二度と経験したくないからね。人生はシンプルな方がいい。
世の中には、婚活アプリを使ってでも結婚したい人がいるらしいが理解不能。なんで、自ら地獄に足を踏み込むかねぇ。親が亡くなり、娘たちが独立して家を離れて一人暮らしをして10年以上過ぎても何も問題がなかった。問題があるとすると、孤独死する可能性くらいだった。
父が亡くなって遺産相続でモメたことも関係している。遠くに住んでいた姉たちが葬式を終わらぬうちに、母が住んでいる父名義の土地を売って自分の相続分をよこせときたもんだ。女という生き物は、本当にどうしようもない生き物だ。そう思ってしまった。二度と、そんな生き物に関わるのはゴメンだ。
第二段階 出会い方
私は仕事が好き。受験指導をしていると、生徒の役に立っている感じがして生き甲斐を感じる。仕事をしながら、ブログを書いている。受験に向かう心がけやら、能率的な勉強方法について書かせてもらっている。
ある時、私の記事にある女性がコメントをしてくれたんです。私は返事をしておきました。すると、また返事がきて数か月コメント欄でいろいろたわいも無いことを書いておりました。そして、段々とプライベートなことを書くようになってきたので個人情報保護の観点からチャットに移行しました。異例のこでした。
英語を学びたい方だったので、英語と日本語のチャンポンで語り合っておりました。私にとっては「通信生」の延長のようなものでした。いまどきの「講師」は、生徒に絶対に手を出してはダメだから女性と思って接していませんでした。年齢もよく分からなかったし、顔を見たこともないのだから当たり前。
向こうの女性も、過去の恋愛とも言えない婚活で良い思い出がないらしくアニメの男子キャラクターに夢中のようでした。その点は、お互いに似ているようでした。軽度の異性アレルギー。私のトラウマの方が少し強かったかもしれませんけどね。
そのうち、相手が30代の後半、つまり私の長女と似たような年齢であることが分かってきました。「こんなメールのやり取りをしている」と長女に話したら「だまされている」「後妻業じゃない?」とのアドバイス。そりゃ、そうなるわな。
第三段階 実物と会う
ある時、「彼氏になってほしい」という言葉を見た。親しく言葉を交わしていたので、何となく好感を持たれていることは分かった。好感と言うより、尊敬かな。私は、名古屋大学卒、アメリカで教師、英検1級持ち。そういう経歴から尊敬されることがある。
だから、私は実際に会ってみようと思った。実物は、ただのハゲた老人だと分かったら百年の恋も一発で冷めるからね。個人情報だったから住所も分からなかったけれど、確認したら県だけ教えてくれた。電車で4時間ほどの遠方だった。遠方だけで、目を覚ましてもらえると思って会いに行った。
ちょっとだけ、好意を持ち始めていたかな・・・
私が大学で交際を始めた女性は、他につきあっていた男性がいて三角関係に陥り修羅場。私はわずらわしい人間関係にウンザリしていたのだけれど、その女性はとても古風な考え方をした金銭関係も衣服もハデではなかった。
「こういう人と大学時代に出会っていたら」
と、思わぬわけではなかったけれど自分は還暦を超えたジジイだからね。
ところが、驚いたことにはその女性はハゲた私を見ても目が覚めなかった。でも、私たちは遠く離れたところに住んでいるのでチャット以外に交際する方法はないと思った。しかし、彼女は「別居婚」という手もあると言ってきたのです。
もはや、理解不能。なので、再度 ChatGPT に尋ねてみた。
安定感を求める:年上の男性は、年齢とともに社会的地位や経済力が上がっていることが多く、それが安定感を感じさせるため、年下の男性よりも魅力的に映る場合があります。また、経済力があるため、生活面でも安定していると感じることができます。
成熟した男性に憧れる:年上の男性は、年齢とともに経験を積んできたため、物事を冷静に判断したり、的確なアドバイスをくれたりすることができます。そうした成熟した男性に憧れる女性も多いため、歳の差婚を求めることがあります。
年齢による差別意識の影響:一般的には、年上の男性と結婚することは、年下の男性と結婚することよりも社会的に認められやすいという差別意識があります。そのため、女性自身が年上の男性との結婚を望む場合もあれば、周囲の期待に応えるために年上の男性を選ぶ場合もあるかもしれません。
第四段階 法的、社会的側面
私は塾講師をしているので、歳の差婚などしたら何を言われるか分からない。それに、遺産相続で揉めているので法的な結婚には抵抗があった。このまま終活に入っていくつもりだったからね。
でも、父を亡くした時のことを思い出した。父とは喧嘩もしたし、金持ちでもなかった。でも、そういうトラブルも含めて「懐かしい」と思う。母を亡くした時も、そう。私が近所づきあいを拒否していたら説教がクドイ。それで喧嘩もした。
一人暮らしになると、そういう煩わしい人間関係がなくなって清々した面もある。でも、娘たちまで独立して家を去ってゆくとさすがに淋しいのかもしれない。よく分からないけど、また鬱陶しい思いも悪くないかな、と。
27歳差の「年の差婚」をしました