異界の王ソルティア

こんばんは。
なかなか更新できず、すみません。応援してくださってるみなさん、ありがとございます

I

《私は、君が、キライだ。レッセル・ニィナ》
 異界の王が言った。
 こんなことをいうのも、理由があった。それは、レッセルの双子の妹、ラルナとのことだった。
 二人は、イタヅラが好きなのだった。
 《お前!!》
 《お前は、ラルナ?!》
 《レッセェ?!》
 〈ぼくだヨォ〉
 頭がおかしくなりそうだ。
 君は、女か?
 君は、男か?
 《どっちでもいいから、》
 《私は、お前が、欲しい!!》
 強引に、彼女が、私を押し倒した。その時は、偶然なのか、キセキなのか、わからない!!
 その時、
 〈くすっ!!〉
 《?》
 〈ぼくと、姉さん、どっち好き?〉
 お前は、そんなことを聞くのか?
 少年は、にっと口角を上げた。
 どっちだ?
 どっちなんだ?
 目は、大きく。
 瞳か潤む。
 そして
 目が、上半身の、もとへと、向けられていく。
 上は、
 女?
 変なところを見ているのは、分かっていた。
 〈どこ見てるの?〉
 《なんでもない!!》
 私は、言った。
 このところ、異界では、退屈で、面白くない。平和過ぎるんだ。退屈をしのぐために、私は、異界を離れて、この時代にいた。
 z世代・・・
 レッセェという、少年の家で、ハムスターとして、暮らさせてもらっていた。
 ハムスターで、ある私を、少年は、私の(のど)を触った。
 この、z世代の人々には、私の姿は、小動物でなければならない・・・。
 特に、理由は、なく、滞在していた。
 レッセェの妹の方も、会ったことはあった。
 その少女は、目が大きくて、髪は、ボブだ。
 もし、彼女が、ウィッグを被ってたとしたら。このこは、どっちだ?
 男?
 女?
 訳が分からなくなってきた。
 なぜか、知らないが、彼女は、私の頭を撫でた。
 本来の力を使えば、なんとなく、考えがみえる、のだが。
 それも。
 面白くない。
 《私の名は、ソルティア。そなたの力を貸してもらおうか。》
 〈お前の名は、ソルティアか。オレの名前は、シーターミューだ〉
 《シータ》
 〈シータ-ミュー》
 《ソルティア。じゃあ、ソルティアの願いはナニダ?ヨゥ》
 (私の願いは、この退屈な、世界を、移り変わって、もっと、面白いことを望む。)
 《じゃあ、ソルティア。オマエの、力の全部を頂こう。ループーラインの、チケット付きダゼ》
 (そうか)
 (私の力の全部をかけて、まで、の移住なのか)
 《時系列、全部、修正可能付きダゼ》
 (誰もが欲しがる、ループーライン)
 《ループーラインは、裏切らない!!》
 〈そうか。〉
 《お前、本当に、ループーラインは、裏切らないんだな。》
 《ハッハッハッ!?》
 《そうダゼ》
 シータは、言った。
 私はらこのz時代に、遊びに来たんだ。面白いことが、ずっと、続いて。
 楽しく、この時代にいたい。

II

《元気か?》
 《レッセェ》
 〈ぼく?〉
 〈うん。〉
 《ツラそうだなあ。》
 《レッセェ》
 〈ぼく、つらくないよ?〉
 〈そうか》
 大人しいな。
 レッセェ。
 何があったんだ?
 私は、考えていた。
 (レッセェ、お前、目が。じっとしてる。もしや、イジメられてないか?)
 私が、この子を、守ってあげても、いいんだ。
 私は、最強の、異界の王だから・・・。
 元気だすんだ。
 知らずのうち。ハムスターの家に、住んでいた。気づいたらは、ハムスターとして、生まれた。ジャンガリアンのハムスターの赤ちゃんだった。
 どうやって、ハムスターになったかは、わからない。覚えていない。
 でも、この子の家の、ハムスターハウスに住んでいた。
 ただ、私は、何かを求めていた。

III

レッセェが、元気のない日がずっと続いた
 《レッセェ、大丈夫か?》
 レッセェは、ずっと、布団に、くるまっていた。
 〈ぼく、消えたい〉
 《そうか。》
 《レッセェ、消えたいか。》
 私はらハムスター小屋から、見ていた。
 あんなに、元気だったのに。
 〈レッセェ〉
 ハムスター小屋にいる私は、タイム・ループのことを思い出した。
 《タイム・ループ》
 《しかし!?》
 私は、ずっと考えていた。
 〈レッセェの死〉
 〈私の死〉
 〈どっちが先か?〉
 いや。 
 私が?
 タイム・ループしても、何も変わらないじゃない!?

IV

 〈死に損ないの、レッセェ〉
 タイム・ループの代償は、どうしよう?
 ぼく。
 異界の王、ソルティア。
 彼は、全世界の、支配者で、魔法戦争で、右目が、全く見えてはいないが、それでも、魔法戦争で、負けたことがなかったー。
 そして、その王は、王朝は、何かの理由で、全てが、全く、死海に変わってしまった。
 彼は、もちろん、《消滅》したと、考えられていた。
 ぼくは、彼に会いたい。
 異界の王。
 ぼくは、彼の力で。
 アイツらを、こらしめてやるんだ!!
 〈よしっ!!〉
 《レッセェ!!》
 少し、悪いが、お前の、一部をもらおいか!?
 《いったあああぃ》
 お前のも、一本もらうゾ。
 その子は、少し、反応した。
 《あ?》
 《あああ?》
 〈何?〉
 《お前、レッセェ》
 〈ううん〉
 〈だ、だ、だれ?〉
 わたしは、彼の姉さんダよ?
 《そ、そうか》
 君は、わかる?
 わたしの気持ち。
 わたしは、彼の双子のこ。
 こころは、
 同じ部屋に住んでる。
 《そ、そうか》
 レッセェ?
 では、
 ない?
 双子のこ。
 生まれたとき、二人で、
 それぞれ、
 別れたんだ。
 二重人格?

V

《うん》
《わたし》
 ?
 な、な、なんでもないヨ?
 少女は、言った。
 恥ずかしがるんだ。
 レッセェは、そんなこじゃなかった。
 レッセェは、
《ほくのこと、好き?》とそして、《キス》してくれたら、という。
 な、な、名前は?
 《きゅする》
 うん。
 レッセェは?
 あの子には、名前がないの。それは、彼が。どうってじゃないけど、、、。
 もうひとりの、リリスだって。
 《リリス?》
 うん。
 彼は、リリスなの。
 そうか。
 わたしには、わたしの名前は、ある。だけど、彼らには、ない。それがどうしてかは。
 《じゃあ、レッセェは、君が好きなのか。》
 彼女は、下を向いた。
 じゃあ、わたしが、彼のことが、好きってこと?
 《そうだ》
 あなたは、わたしが好き?
 《、いや。》
 ソルティアは、少し、疑問に思った。
 きゅするは、ソルティアを押し倒した。
 ソルティアは、その時は、男の姿をしていた。
 ソルティアは、きゅするに押しつぶされそうになりー。
 何度も、何度も、少女と彼は、お互いをすすった。
 

VI

彼女は、受け入れずには、いられなかった。
 その時、白い光が、彼、彼女を包みこんだ。
 《ん?》
 異界の王、ソルティア。
 彼女は、ダメだ。
 《何だ?》
 あの少女は、
 関わっては。

異界の王ソルティア

異界の王ソルティア

異界の王、ソルティアは、退屈しのぎに、異世界から、やって来た。ソルティアは、異界にいたときは、 冷酷で、ある少年と出会い

  • 小説
  • 掌編
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  • SF
  • 青年向け
更新日
登録日
2023-04-24

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  1. I
  2. II
  3. III
  4. IV
  5. V
  6. VI