【竜庵】お茶漬け短歌の徒然

万田 竜人(まんだ りゅうじん)

2022年【師 走】極月とも称される12月となりました

063  霜月やシャコバサボテン室内に

        先行させて室内に取り込んだシャコバサボテンが
        ピンク色の花を咲かせて我々の眼を喜ばせ今月は
        さらに大きな鉢植えを室内に(霜除け対策)

064  おでん鍋サイズを換えて味も変え

        夫婦でおでん鍋を囲んだ場合、一日では食べきれ
        ませんので食べきるのに二日三日はかかりますね
        そのときに鍋を小ぶりにして味を換えると、二度
        楽しめますね

065  ラ・フランス芭蕉の旅は大昔

        昔むかし芭蕉の足跡を追って旅した東北で食した
        ラ・フランス、以来、この季節になると楽しみな
        嗜好品になりました
        
        


2022年【神無月】神々が旅立たれる11月となりました

051  ワクチンの秋の予約に列出来る迷いもありて日程ずらす

        公民館の卓球場の予約に出掛けたところワクチンの
        予約の行列に出くわして出直しました。公民館の係
        がパソコンからの予約を代行しているとのこと

052  航空祭人だかりして秋の空曲技飛行は今年おあずけ

        今年は、3年ぶりに航空ショーが開催されて彩の森
        入間公園の駐車場は来場者の車で溢れかえっていま
        した。みんなで秋の空を見上げて良いことですね

053  林間の路が消え去る枯葉敷記憶を辿り犬の綱引く

        いつもの飼い犬との林間の小路が突然消えた。枯葉
        が地表に積み重なってのことだが、飼い犬の好きな
        小高い丘を目がけて歩を進めた

054  能楽を思わす楓紅葉せり

        彩の森入間公園では、最も魅力的な楓の大木の紅葉、
        大木ゆえに見上げての鑑賞となりますが印象として
        は能楽の舞台で舞っている様な印象です

055  飼い犬の腎臓に難冬の陣

        飼い犬の口腔内に腫物が見付かって、本日、麻酔を
        かけて、検査と切除を一気にやるつもりでいたのだ
        が、血液検査で腎機能に問題が発見されて、手術は
        中止となり、腎機能の処方箋が決り、今週から週に
        二回の点滴治療が始まった。飼い犬も15歳となり
        長寿に向けての冬の陣が始まった

056  飼い犬のリハビリ始動冬日和

        リハビリの第一歩は、食欲の始動から、先ずは食事
        をきちんと摂り快食快便の腸内改善から、その後で
        腎機能などの改善に着手して行き、来年の満16歳
        に向けて元気回復に照準を合わせて行く

057  チョコボラの新語を聴いて冬うらら

        彩の森入間公園では土曜休日にオリエンテーリング
        の講習会、トレーナーの人手が足りないので経験者
        に少しだけ手伝ってもらう、これは短い時間のボラ
        ンティアなので「チョコボラ」なのだと云う

058  卓球のバックハンドに木の葉舞い

        卓球のバックハンドからのドライブに安定性が出て
        来た。木の葉が舞う瞬間に相手コートのコーナーを
        突き刺す必殺技、得意技に出来そうだ

059  文化の日雨の昼寝も毒と診る

        今日は祝日とあって公民館は休館日、定例の卓球の
        練習日ですが、休みとあって、ホットカーペットの
        温もりで昼寝をしていたのですが、これも身体には
        毒と考えてパソコンの前に座っています。最近まで
        は、こんな日は俳句仲間とインターネットの全国版
        ネットでつながっていましたが、俳友も高齢となり
        それも難しくなってきました(卓球に感謝ですね)

060  晩秋の森の事務所で球根を

        彩の森入間公園では秋になるとチューリップの球根
        をボランティアの手を借りて、1万本プロジェクト
        と命名して植え付けている、そのおまけでしょうか
        今日は安価で球根をお裾分けしていました

061  満天星や朱く染まりて神帰る

        満天星と書いて、どうだんと読むことは俳句を習い
        始めた時に覚えたことだが、満天星が晩秋になって
        朱く染まる頃には神々が出雲から帰って来ると云わ
        れていて餅を搗く土地もあるという。この句の場合
        は季重なりとなるが、自前の竜庵ゆえに勝手自由と
        することにしよう

062  冬構日程を建て着々と

        本格的な寒さが来る前に、年末の掃除に始まって次
        から次に押し寄せて来る雑用を、前向きにとらえて
        こなして行くことにしよう
           


2022年 【長 月】 馬肥ゆる10月となりました

001  庭仕事疲れを癒す酔芙蓉ガンバリズムに弾みをつける

        我が家の塀の外の道路側に、草が目立つ様になって
        きた。たやすいと考えて取り組んだ雑事であったが
        手が痛くなり頑強な草の根に閉口して、鎌を取りに
        行った時に酔芙蓉の朝方の白い花びらに癒された
        (本当にこんなことがあるのだ)

002  萩の花二人で眺め感想云ふ笑顔重ねて振り向く家内

        近郊の彩の森入間公園における、飼い犬を伴っての
        早朝散歩では散策コースがほぼ定っている。下池の
        淵に咲く萩は例年「今年も咲いたね」と、秋を実感
        する定番になっていて、夫婦で感想を云い合う

003  おひとよし夕餉に気付き酔芙蓉それも生き方肩肘張らず

        インターネット俳句への投稿も1998年の頃には
        気の合う俳友がたくさん居て切磋琢磨できたが最近
        は風雪24年にして無人駅の様な状況となってきて
        おり全て任されて投稿句座の総支配人をやっている
        訳でもなく自分がただの留守番の「おひとよし」に
        見えて来て、夕餉のビールをいただきながら、夕方
        の酔芙蓉の様に頬が赤らむ思いがした

004  マイナンバ秋の収穫二人して家族同士のご馳走にでも

        マイナンバーの登録申し込みを9月末までに済ませ
        ると2万円をゲット出来るというので、夫婦揃って
        出掛けてみた。入間市では手続きの支援体制が良く
        準備されていて簡単な手続きで済んだ。次いで現物
        のマイナンバー受け取り、さらにはインターネット
        上での2万円取得の手続きもサポートいただき秋の
        収穫祭の様な出来栄えで有難いですね

005  名月や神々しさも雲間にて思わず二度見両の手合わせ

        俳友の雪絵さんが、今年の仲秋の満月は神々しくて
        思わず旦那さんを呼んだといわれていたが、我が家
        でも雲間の名月に感動、思わず二度見した

006  敬老の日に向け花と菓子届く思わず電話部活だという

        鎌倉の孫から敬老の日に向けてお花とお菓子が届き
        ました。高校生ともなると、気遣いの出来る立派な
        大人ですね(母親の躾の賜物なのでしょうね)

007  自治会も敬老の日にひと工夫コロナ禍にあり紅白饅頭

        喜寿(77歳)の時に地元の自治会から敬老の日の
        ご招待で昼食会に参加、その後、コロナ禍の発生で
        昼食会の開催は無理となり、最近は紅白饅頭や菓子
        類が自宅に届けられる様に成りました

008  八十路にて借景の窓秋探るテーブルの上葡萄と梨と

        秋ともなれば窓からの景色も色付いてきて果物など
        も林檎・梨・ブドウなど豊富な食感を楽しめるので
        秋のシーズンは長くあって欲しいですね

009  台風の進路気になる演奏会地下駐車場垂直移動

        敬老の日に読売新聞で地域の文化会館において演奏
        会を企画されて、ご招待いただいた、台風の影響の
        強い雨と遭遇しないことを願うばかりです

010  敬老日鰻重を喰ふ贈り物鎌倉からも西東京からも

        夕餉に、鰻重をいただいた。鎌倉ファミリーからの
        ギフトカタログで、選んだものだが、美味であった。
        夏の土用丑の日には浜名湖の鰻をひばりが丘のファ
        ミリーが贈ってくれたので重ねて感謝ですね

011  野分け前庭の鉢類玄関にハイビスカスは大輪の花

        夕餉の後で風が強まって来た。大型の鉢類でも飛ば
        される危険を察知、大急ぎで玄関にしまった
 
012  秋の演奏会はモーツアルトから弦楽四重奏とトランペット
013  野分け前アメイジンググレース聴く題名省き敢えて語らず
014  秋空にピノキオの星に願いを好きなメロディー繰り返し来る
015  秋に美しき青きドナウで締め寄せる拍手の鳴り止まず鳴る
016  秋のアンコールは情熱大陸そうは行かぬとまた拍手来る

        読売サロンコンサートIN入間と銘打って、入間市
        産業文化センターで開催された弦楽四重奏+トラン
        ペットによる演奏会は読響のオールドボーイに現役
        のバイオリン奏者を加えての5名による出前演奏会、
        約1時間(余り)の楽しい催しでした

017  台風や夜中の家屋きしみ感夢かうつつか繰り返し鳴る

        夜中の眠りに入る瞬間に、家屋がきしむ感じがした
        我が家の場合、木造家屋ではあるが、造りがかなり
        頑丈になっており、夢の中の出来事であったのか


 ここからは 「お茶漬け短歌」と、してのリハビリ待ち・・・


018  酔芙蓉・朝な・夕なに・色直し

        この季節に、我が家の酔芙蓉は看板娘の印象ですね
       「おはよう」と声をかけ「ただいま」と帰ったことを
        報告、嬉しい存在です

019  庭いじり秋に二度目の鋏入れ

        剪定鋏を新調したこともあって天空まで伸びる勢い
        の樹木を剪定、従来は外側から攻めていたのですが
        内側から攻めるアイデアが湧いてきて楽勝でした

020  曼珠沙華河原の淵に赤と白

        この近郊では、日高市の巾着田の彼岸花が有名です
        大半は赤色ですが、極く少数は白色で目立ちます

021  秋の雨これでもかとこれでもかと

        九月の三連休は二回共に台風の狙い撃ちで、地球の
        温暖化の影響もあるのでしょうか

022  飼い犬の秋の食欲登坂

        最近の飼い犬の食欲の減退と腸の不調に近所の獣医
        さんと取り組み、顆粒のビオヘルミンを獣医さんが
        工夫してくれて先ずは腸内改善、次いで夫婦の工夫
        で焼き鳥の香りによる誘導食を仕込み、これが食欲
        回復の決め手となって、健康体に戻りつつあります。
        秋の大仕事でしたが好循環に入った印象です

023  秋に人間学の学位認定届く

        放送大学から「人間学」の学位認定書が届きました。
        心理学に続いての卒業認定なので、松尾芭蕉の俳句
        の心理(心の働き)を知ろうと、始めた学びですが
        これからは広く「俳句心理学」の研究に取り組んで
        みたいと考えています

024  栗飯や胡麻塩かけてほくほくと

        この季節は、秋の収穫祭のごとく美味しいものが
        豊富で、夕餉も楽しいですね

025  秋の森鴨たちが群れ烏鳴く

        秋の森は元気者で沸き返っています。鴨の群れも
        たちまち数が増えてきて、烏も食べ物が豊富なの
        か、元気いっぱいです

026  池の亀水中に潜り姿なく

        今頃の亀の群れは、池の淵に姿を現しませんね。
        池の中を凝視する、と、一匹だけ懸命に泳いで
        いました(まだ冬眠の準備には早いですね)

027  無人駅廃線と成り秋の風

        趣味俳句のコーナーと云えば、かつては隆盛を
        誇っていたが、1998年以来20年超で、最近は
        無人駅の様な寂しさであったが遂に配線となり
        歴史を経た俳句メモリアルが残ることになるの
        かオーナーの胸三寸だが分からずじまい

028  酔芙蓉蜂を呼び込み満開に

        連日、満開の酔芙蓉に蜂が日参です。気象条件
        が今季は異常でしたが、酔芙蓉には快適だった
        ということでしょうね

029  秋の夕べに世界卓球の興

        最近は、夫婦で公民館卓球を始めたこともあり
        技量が違いすぎますが、あっという間の逆転に
        継ぐ逆転は見応えがありますね

030  歯の治療釣瓶落としに帰路急ぐ

        私の歯の治療の後に、家内の耳の治療があって
        耳鼻咽喉科の場所が不便なところのため、私の
        歯の手当てが終わり次第、家内を送って行く段
        取り、私の歯の治療も定期点検を兼ねた歯間の
        掃除が主体、家内の耳の治療も耳かきで傷付け
        た傷の手当てで軽度の治療だが時間はかかる

031  萩の月いただきながら秋の月

        久々に萩の月を食して、懐かしいカスタードの
        ほわっと感に感動、今頃の月は半月でした

032  お彼岸を過ぎても外気三十度

        昔は「暑さ寒さも彼岸まで」と云われていまし
        たが、今や外気は30度超えで横から来る秋の
        陽射しは差すような印象ですね

033  ラケットのラバー張り替え秋卓球

        先日、世界卓球のゲーム展開を観賞したことも
        あって技は遠く及びませんが、ロングサーブの
        練習に興味をもちました

034  秋雨やあたりの空気様変わり

        秋の長雨に入った印象で四囲の空気感が凌ぎや
        すい気温に落ち着いてきました。久々に庭先の
        水遣りはお休みです

035  ベスト着て秋寒の朝小雨降る

        天気予報通りの雨の朝で飼い犬との早朝散歩も
        中止です。飼い犬ももには、気の毒な雨でした。
        掛け布団も厚手にして丁度良かったです

036  秋の雨ビーフシチューの有難き

        恐らくビーフシチューは私の一番の好物と思う。
        秋の雨の中の夕餉だが途端に幸せ感にしたる 

037  秋テニス・ガット張替え・新打法

        近郊のジョンソンタウン(アメリカ村)に出掛
        けて、テニス・ガットの張替えをお願いを依頼、
        八十路のテニスはストロークは「エッグボール」
        ボレーは「ドライブボレー」にシンプル化して
        楽しんでみたいと考えています
       (テニスと卓球の相乗効果も狙える打法です)

038  卓球のエリア拡大秋の陣

        卓球練習のホームグランドが拡充してきたので、
        次は、週に2回は練習したいと考えて、近隣の
        エリアでセカンドを探査中です。一方で市営の
        テニスコートの抽選が過密で当選が少ないこと
        もありますが八十路のテニスから卓球に向けた
        シフト思考もあります

039  森の秋飼い犬にとり軽井沢

        飼い犬の散歩の時間も早朝から午前10時頃に
        変更、散歩コースは相変わらず小さな坂の上の
        軽井沢を思わせる林間の路がお気に入りです

040  雨の秋硝子戸の外犬眺め

        午前中降雨前に飼い犬との彩の森入間公園散歩
        を済ませておいて良かったです。此れって外を
        眺める飼い犬への印象も変わって来ますよね

041  今は秋八十路百路の吊り橋よ

        八十路を登りつつ嫌な事や不向きと感じた事は
        未練があっても吹っ切る。百路までの吊り橋は
        懸けたが独立独歩で・働く(傍を楽にする)事
        が肝心だ余命は神様が決めること、それを素直
        に受け入れる度量も必要になってきた

042  夕焼けに諸鳥の鳴く秋の暮

        枕草紙にも秋の夕暮れの表現があるが夕暮れの
        存在そのものが詩歌の世界であり、多くを語る
        必要はなさそうだ

043  夏日来てハイビスカスの競い咲き

        十月下旬だというのに半袖で丁度良い、庭先の
        ハイビスカスが数を増やして咲き出した

044  おけさ柿佐渡の踊りは今年なく

        入間市の秋の祭りは「万燈祭り」コロナ禍の中
        にあって、姉妹都市の新潟の踊りの披露はなく
        好評のおけさ柿のみが届きました。柿を求めて
        人の列は200メートルを超えていました

045  丘を越え白鷺を観て秋の景

        彩の森入間公園の林間の路には飼い犬の好きな
        小さな丘がある。そこを越えると下池の淵に出
        る。今日は白鷺が飛来してきている。池の周辺
        は黄葉が始まっており、すっかり、秋の光景に
        変わって来た

046  森の秋針金で鳩造る人

        彩の森入間公園の飼い犬との散歩で見かける景
        ですが、いつもベンチに座って、針金で鳩の形
        に細工している人がいますが趣味にしては上手
        の域を超えています

047  黄葉の林立の景航空祭

        毎年、恒例の航空祭(11月3日)が近づいて
        きましたが、今年、コロナ禍の中にありますが
        開催がある気配ですね

048  卓球の秋ともなればフルーツ祭

        卓球の合間の休憩時間に、卓球仲間の庭に熟成
        したという蜜柑をいただいて俄かのフルーツ祭
        です。食した後は蜜柑の皮を干して七味唐辛子
        に加えて香りを楽しむと云う

049  飼い犬の食欲戻り秋実感

        飼い犬も満15歳となり食欲が細くなってきて
        少々心配でしたが秋になって幾分食欲が戻って
        きて一安心です

050  昇仙峡秋の景色をテレビ観

        テレビで山梨の昇仙峡の旅を観ながら、昨年は
        自分たちも山梨に旅したことを思い出し、老舗
        ホテルの美食体験を思い出しました   


はじめに 

 最近になって、俳句で詠んだものを、短歌として詠み加える楽しみを
覚えた。いきさつは過去の俳句を読み返して、最初の5年間の作品には
多少の手応えを感じたが、それから約25年間、特に最近は不作かな?
と感じる様になってきた 「八十路に到っての迷い」である。

 一方で、今年の秋に、今まで専攻して来た「人間学」の学士認定書が
卒業証書として送られてきた、コロナ禍にあって卒業式への出席を断念
したためだが、一方で既に「心理学」の学士認定書も入手しており俳句
心理学なる研究をしてみようかと考えた。

 しかし、松尾芭蕉を源流とする俳句の世界では作者の心の働きを表現
することは、ない訳ではないが、稀であるという印象をもっている。

 そのような心の葛藤のなかにあって、俵万智さんの短歌を想い出した。
彼女の作品を観賞すると作品から溢れる魅力に圧倒されるが心の様子を
素直に詠んだ作品が多い。

「このことからのヒントとして、八十路の楽しみは、一度、俳句として
詠んだものに、七七調の心の言葉を加えて『お茶漬け短歌』の様な作品
として詠み加えても良いのではないか?」と考えた。

 しかし考えてみれば、従来から楽しんで来たインターネット上の俳句
の世界でも、連句道場で、長句に短句を加える試みは繰り返し経験して
きており違和感はない。違いは、自分で七七調を加えて、こころの内を
晒すことで、短歌に近づけようと試みている点だ。

 したがって、この考え方で考えた場合に、インターネット上の俳句の
世界で作句してきた作品もパソコン内にログ的に長期保存してきている
ので引っ張り出して来て、陽の目にあてれば、お茶漬け短歌として蘇る
かもしれないと考えた。

 因みに、俳句を始めた当時の気持ちを振り返ってみよう。

 万田竜人の俳号で作句活動を始めたのが、1995年、早稲田大学の
オープンカレッジで、当時、早稲田大学の英語教授:高橋悦男先生から
俳句を学び高橋悦男編による「俳句月別歳時記」を購入、高橋悦男主宰
の東京の句会にも入会、俳句月刊誌「海」にも投稿を始めた。

 そのような作句活動の船出の過程で、偶然、インターネット句会にも
遭遇、1998年のことである。最近になって1998年以来の俳句を
選句集としてまとめてみたが・・・

◯ 1998年の作品は、1995年から集積して来た俳句が結集して
していて、高橋主宰の指導の成果もあり、それなりの選句集のまとまり
をみせている。

◯ しかし1999年の作品は、推敲が足りない印象で、選句が難しい
印象である。これは最近の2022年までの作句の傾向をみても同じ様
な印象であり、そろそろ俳句仲間同士の作りっぱなしの俳句交換から殻
を脱いで、自分の庵を設え、いつでも推敲出来る環境を整えて、推敲を
重ねた上で、俳句仲間からの評をいただく段階に来ている。

と考えて、早速 「竜庵の作句つれづれ」なるコーナーを設けて活動を
始めてみた。どこまで意識高揚を図れるか未知数ではあるがチャレンジ
を始めることに意義があると考えた。

 しかし、俳句仲間との句会の座において、句歴25年超にして自分の
俳句の作風に、伸びなやみを感じ取って、俳句もこれまでかと考えた。

 その時に脳裏に浮かんだのが、俵万智の短歌であった。であれば彼女
の詠む短歌の様な新鮮さは発揮できないにしても、先ずは俳句を詠んで
日にちをおいて「お茶漬け短歌」として七七調を加えてみる。これなら
出来そうと考えて、次の様な展開を始めてみた。

 
2022年 【長 月】 馬肥ゆる10月となりました

001  庭仕事疲れを癒す酔芙蓉ガンバリズムに弾みをつける

        我が家の塀の外の道路側に、草が目立つ様になって
        きた。たやすいと考えて取り組んだ雑事であったが
        手が痛くなり頑強な草の根に閉口して、鎌を取りに
        行った時に酔芙蓉の朝方の白い花びらに癒された
        (本当にこんなことがあるのだ)

002  萩の花二人で眺め感想云ふ笑顔重ねて振り向く家内

        近郊の彩の森入間公園における、飼い犬を伴っての
        早朝散歩では散策コースがほぼ定っている。下池の
        淵に咲く萩は例年「今年も咲いたね」と、秋を実感
        する定番になっていて、夫婦で感想を云い合う

003  おひとよし夕餉に気付き酔芙蓉それも生き方肩肘張らず

        インターネット俳句への投稿も1998年の頃には
        気の合う俳友がたくさん居て切磋琢磨できたが最近
        は風雪24年にして無人駅の様な状況となってきて
        おり全て任されて投稿句座の総支配人をやっている
        訳でもなく自分がただの留守番の「おひとよし」に
        見えて来て、夕餉のビールをいただきながら、夕方
        の酔芙蓉の様に頬が赤らむ思いがした

004  マイナンバ秋の収穫二人して家族同士のご馳走にでも

        マイナンバーの登録申し込みを9月末までに済ませ
        ると2万円をゲット出来るというので、夫婦揃って
        出掛けてみた。入間市では手続きの支援体制が良く
        準備されていて簡単な手続きで済んだ。次いで現物
        のマイナンバー受け取り、さらにはインターネット
        上での2万円取得の手続きもサポートいただき秋の
        収穫祭の様な出来栄えで有難いですね

005  名月や神々しさも雲間にて思わず二度見両の手合わせ

        俳友の雪絵さんが、今年の仲秋の満月は神々しくて
        思わず旦那さんを呼んだといわれていたが、我が家
        でも雲間の名月に感動、思わず二度見した

006  敬老の日に向け花と菓子届く思わず電話部活だという

        鎌倉の孫から敬老の日に向けてお花とお菓子が届き
        ました。高校生ともなると、気遣いの出来る立派な
        大人ですね(母親の躾の賜物なのでしょうね)

007  自治会も敬老の日にひと工夫コロナ禍にあり紅白饅頭

        喜寿(77歳)の時に地元の自治会から敬老の日の
        ご招待で昼食会に参加、その後、コロナ禍の発生で
        昼食会の開催は無理となり、最近は紅白饅頭や菓子
        類が自宅に届けられる様に成りました

008  八十路にて借景の窓秋探るテーブルの上葡萄と梨と

        秋ともなれば窓からの景色も色付いてきて果物など
        も林檎・梨・ブドウなど豊富な食感を楽しめるので
        秋のシーズンは長くあって欲しいですね

009  台風の進路気になる演奏会地下駐車場垂直移動

        敬老の日に読売新聞で地域の文化会館において演奏
        会を企画されて、ご招待いただいた、台風の影響の
        強い雨と遭遇しないことを願うばかりです

010  敬老日鰻重を喰ふ贈り物鎌倉からも西東京からも

        夕餉に、鰻重をいただいた。鎌倉ファミリーからの
        ギフトカタログで、選んだものだが、美味であった。
        夏の土用丑の日には浜名湖の鰻をひばりが丘のファ
        ミリーが贈ってくれたので重ねて感謝ですね

011  野分け前庭の鉢類玄関にハイビスカスは大輪の花

        夕餉の後で風が強まって来た。大型の鉢類でも飛ば
        される危険を察知、大急ぎで玄関にしまった
 
012  秋の演奏会はモーツアルトから弦楽四重奏とトランペット
013  野分け前アメイジンググレース聴く題名省き敢えて語らず
014  秋空にピノキオの星に願いを好きなメロディー繰り返し来る
015  秋に美しき青きドナウで締め寄せる拍手の鳴り止まず鳴る
016  秋のアンコールは情熱大陸そうは行かぬとまた拍手来る

        読売サロンコンサートIN入間と銘打って、入間市
        産業文化センターで開催された弦楽四重奏+トラン
        ペットによる演奏会は読響のオールドボーイに現役
        のバイオリン奏者を加えての5名による出前演奏会、
        約1時間(余り)の楽しい催しでした

017  台風や夜中の家屋きしみ感夢かうつつか繰り返し鳴る

        夜中の眠りに入る瞬間に、家屋がきしむ感じがした
        我が家の場合、木造家屋ではあるが、造りがかなり
        頑丈になっており、夢の中の出来事であったのか


 ここからは 「お茶漬け短歌」と、してのリハビリ待ち・・・


018  酔芙蓉・朝な・夕なに・色直し

        この季節に、我が家の酔芙蓉は看板娘の印象ですね
       「おはよう」と声をかけ「ただいま」と帰ったことを
        報告、嬉しい存在です

019  庭いじり秋に二度目の鋏入れ

        剪定鋏を新調したこともあって天空まで伸びる勢い
        の樹木を剪定、従来は外側から攻めていたのですが
        内側から攻めるアイデアが湧いてきて楽勝でした

020  曼珠沙華河原の淵に赤と白

        この近郊では、日高市の巾着田の彼岸花が有名です
        大半は赤色ですが、極く少数は白色で目立ちます

021  秋の雨これでもかとこれでもかと

        九月の三連休は二回共に台風の狙い撃ちで、地球の
        温暖化の影響もあるのでしょうか

022  飼い犬の秋の食欲登坂

        最近の飼い犬の食欲の減退と腸の不調に近所の獣医
        さんと取り組み、顆粒のビオヘルミンを獣医さんが
        工夫してくれて先ずは腸内改善、次いで夫婦の工夫
        で焼き鳥の香りによる誘導食を仕込み、これが食欲
        回復の決め手となって、健康体に戻りつつあります。
        秋の大仕事でしたが好循環に入った印象です

023  秋に人間学の学位認定届く

        放送大学から「人間学」の学位認定書が届きました。
        心理学に続いての卒業認定なので、松尾芭蕉の俳句
        の心理(心の働き)を知ろうと、始めた学びですが
        これからは広く「俳句心理学」の研究に取り組んで
        みたいと考えています

024  栗飯や胡麻塩かけてほくほくと

        この季節は、秋の収穫祭のごとく美味しいものが
        豊富で、夕餉も楽しいですね

025  秋の森鴨たちが群れ烏鳴く

        秋の森は元気者で沸き返っています。鴨の群れも
        たちまち数が増えてきて、烏も食べ物が豊富なの
        か、元気いっぱいです

026  池の亀水中に潜り姿なく

        今頃の亀の群れは、池の淵に姿を現しませんね。
        池の中を凝視する、と、一匹だけ懸命に泳いで
        いました(まだ冬眠の準備には早いですね)

027  無人駅廃線と成り秋の風

        趣味俳句のコーナーと云えば、かつては隆盛を
        誇っていたが、1998年以来20年超で、最近は
        無人駅の様な寂しさであったが遂に配線となり
        歴史を経た俳句メモリアルが残ることになるの
        かオーナーの胸三寸だが分からずじまい

028  酔芙蓉蜂を呼び込み満開に

        連日、満開の酔芙蓉に蜂が日参です。気象条件
        が今季は異常でしたが、酔芙蓉には快適だった
        ということでしょうね

029  秋の夕べに世界卓球の興

        最近は、夫婦で公民館卓球を始めたこともあり
        技量が違いすぎますが、あっという間の逆転に
        継ぐ逆転は見応えがありますね

030  歯の治療釣瓶落としに帰路急ぐ

        私の歯の治療の後に、家内の耳の治療があって
        耳鼻咽喉科の場所が不便なところのため、私の
        歯の手当てが終わり次第、家内を送って行く段
        取り、私の歯の治療も定期点検を兼ねた歯間の
        掃除が主体、家内の耳の治療も耳かきで傷付け
        た傷の手当てで軽度の治療だが時間はかかる

031  萩の月いただきながら秋の月

        久々に萩の月を食して、懐かしいカスタードの
        ほわっと感に感動、今頃の月は半月でした

032  お彼岸を過ぎても外気三十度

        昔は「暑さ寒さも彼岸まで」と云われていまし
        たが、今や外気は30度超えで横から来る秋の
        陽射しは差すような印象ですね

033  ラケットのラバー張り替え秋卓球

        先日、世界卓球のゲーム展開を観賞したことも
        あって技は遠く及びませんが、ロングサーブの
        練習に興味をもちました

034  秋雨やあたりの空気様変わり

        秋の長雨に入った印象で四囲の空気感が凌ぎや
        すい気温に落ち着いてきました。久々に庭先の
        水遣りはお休みです

035  ベスト着て秋寒の朝小雨降る

        天気予報通りの雨の朝で飼い犬との早朝散歩も
        中止です。飼い犬ももには、気の毒な雨でした。
        掛け布団も厚手にして丁度良かったです

036  秋の雨ビーフシチューの有難き

        恐らくビーフシチューは私の一番の好物と思う。
        秋の雨の中の夕餉だが途端に幸せ感にしたる 

037  秋テニス・ガット張替え・新打法

        近郊のジョンソンタウン(アメリカ村)に出掛
        けて、テニス・ガットの張替えをお願いを依頼、
        八十路のテニスはストロークは「エッグボール」
        ボレーは「ドライブボレー」にシンプル化して
        楽しんでみたいと考えています
       (テニスと卓球の相乗効果も狙える打法です)

038  卓球のエリア拡大秋の陣

        卓球練習のホームグランドが拡充してきたので、
        次は、週に2回は練習したいと考えて、近隣の
        エリアでセカンドを探査中です。一方で市営の
        テニスコートの抽選が過密で当選が少ないこと
        もありますが八十路のテニスから卓球に向けた
        シフト思考もあります

039  森の秋飼い犬にとり軽井沢

        飼い犬の散歩の時間も早朝から午前10時頃に
        変更、散歩コースは相変わらず小さな坂の上の
        軽井沢を思わせる林間の路がお気に入りです

040  雨の秋硝子戸の外犬眺め

        午前中降雨前に飼い犬との彩の森入間公園散歩
        を済ませておいて良かったです。此れって外を
        眺める飼い犬への印象も変わって来ますよね

041  今は秋八十路百路の吊り橋よ

        八十路を登りつつ嫌な事や不向きと感じた事は
        未練があっても吹っ切る。百路までの吊り橋は
        懸けたが独立独歩で・働く(傍を楽にする)事
        が肝心だ余命は神様が決めること、それを素直
        に受け入れる度量も必要になってきた

042  夕焼けに諸鳥の鳴く秋の暮

        枕草紙にも秋の夕暮れの表現があるが夕暮れの
        存在そのものが詩歌の世界であり、多くを語る
        必要はなさそうだ

043  夏日来てハイビスカスの競い咲き

        十月下旬だというのに半袖で丁度良い、庭先の
        ハイビスカスが数を増やして咲き出した

044  おけさ柿佐渡の踊りは今年なく

        入間市の秋の祭りは「万燈祭り」コロナ禍の中
        にあって、姉妹都市の新潟の踊りの披露はなく
        好評のおけさ柿のみが届きました。柿を求めて
        人の列は200メートルを超えていました

045  丘を越え白鷺を観て秋の景

        彩の森入間公園の林間の路には飼い犬の好きな
        小さな丘がある。そこを越えると下池の淵に出
        る。今日は白鷺が飛来してきている。池の周辺
        は黄葉が始まっており、すっかり、秋の光景に
        変わって来た

046  森の秋針金で鳩造る人

        彩の森入間公園の飼い犬との散歩で見かける景
        ですが、いつもベンチに座って、針金で鳩の形
        に細工している人がいますが趣味にしては上手
        の域を超えています

047  黄葉の林立の景航空祭

        毎年、恒例の航空祭(11月3日)が近づいて
        きましたが、今年、コロナ禍の中にありますが
        開催がある気配ですね

048  卓球の秋ともなればフルーツ祭

        卓球の合間の休憩時間に、卓球仲間の庭に熟成
        したという蜜柑をいただいて俄かのフルーツ祭
        です。食した後は蜜柑の皮を干して七味唐辛子
        に加えて香りを楽しむと云う

049  飼い犬の食欲戻り秋実感

        飼い犬も満15歳となり食欲が細くなってきて
        少々心配でしたが秋になって幾分食欲が戻って
        きて一安心です

050  昇仙峡秋の景色をテレビ観

        テレビで山梨の昇仙峡の旅を観ながら、昨年は
        自分たちも山梨に旅したことを思い出し、老舗
        ホテルの美食体験を思い出しました   

【竜庵】お茶漬け短歌の徒然

【竜庵】お茶漬け短歌の徒然

2022.12.3(土曜日)日々の徒然を俳句と短歌に託して・・・

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-09-16

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