水中の花ー惟村来帆氏「水中花」に呼応してー
こえを失い、こきゅうを失い、肌だけは、うろこにはならない、と、水が、よびさます。すると、そのみずうみは、なぐさめの体系として、わたしにまとい、わたしを、無為にする、
湖底のない、ひずみに、しずみ、ゆらゆら
と、
あれは、わたしの髪?
それとも――
糸が、あります
みずみずしく、とけてしまいそうな、いと、です
ほそくて、やわらかかった、祈りとともに、盲目として、さけられない、あしのように、縛り、変形してゆけ、 ?
(、波紋、)
ここで、えいえんに、つかさどる
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水中の花ー惟村来帆氏「水中花」に呼応してー