それから 本町絢と水島基は 9-5
僕は地方の大学海洋学部に進んだ。オリエンテーションの日、絢が学生会館の柱の陰から姿を見せた。僕を追って、教育学部に入学していたんだった。駆け寄る彼女を、僕は、思わず抱きしめていた。
僕の20才の誕生日、ふたりは初めて、結ばれた。その後、2月の絢の20才の誕生日に合わせて、海の近くで泊ることにした。
2月になって、ふたりともクラブを終えて、大学のカフェに居た。
「22日 絢 誕生日だろう 20才だな お祝いをふたりでしょっ」
「うん どっか、ご飯に行くの?」
「いや 海辺で泊ろうかと思ったんだ」
「お泊りかぁ いいよ Xmas以来だね たぶん、アレも終わっていると思う」
「アレって?」
「いいの! アレよ 茜のところに泊りに行くって言うね」
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その日も、学内のカフェでお昼を食べてから、出掛けようと言っていたので、さっきまで、慎二も居たが、バイトがあると言って、出て行った。
ふたりで駅前まで行って、バスに乗り換えた。ふたりとも、少し、緊張していたように思う。バスの中では、あんまり話をしなかった。着いて、海に向かったが、風も強いので寒くって、早い目にチェックインした。
部屋に入って、コートを脱がすと、絢は紺のベルベット地のワンピースだった。僕は、抱きしめてキスをしていった。絢も待っていたかのように、抱き着いてきた。
「混む前に、夕食の前にお風呂に行こうか」と、二人で大浴場に向かった。古い施設なので、部屋に風呂は無く、ただ、海に向かっての眺望の良い部屋にしてもらった。
風呂は大海原が見渡せる展望風呂で、男の方には、僕一人だった。絢は髪の毛を洗うから、時間かかると言うので、出口のところで、しばらく待っていた。そのうち、男性4人組が入って行った。早い目に入って、良かったと思っていたところに、絢が出てきた。旅館の浴衣に、頭にはバスタオルを巻いていた。
「待ったよね? はよ、部屋いこー ウチ、ブラしてないねん」
僕は、ドキっとしながらも、下がうずいているのがわかった。部屋に戻って、多分、僕は、我慢できなかった。絢が、自分の着ていた服とかを整理しているのを、後ろから抱いて、ベッドに連れて行った。
「あぁーん 髪の毛、乾かさないと
僕は、かまわず、キスしていった。絢の帯紐を解きながら
「絢 可愛いよ こんなに色っぽいの我慢できないよ」
「うーん そんなの 今 するの?」
「うん したい」僕は、絢の浴衣をはぎ取り、僕も脱いで、被さって行った。
シャンプーとかセッケンの匂いを感じながら、絢の耳の後ろから、プリンとした乳房に唇を這わせていった。絢は、口を半分開いたまま、時々ピクンと身体が動く。口を手で塞いだりするが、「あぁー」と小さい喘ぎ声が漏れてくる。
レースの縁取りの白いパンティに手をかけ、スルリと脱がすと「あぁーん」と、絢は、抱き着いてきた。僕も、脱いで、先をあそこにあてがった。そこは、濡れていた。抱きしめて、舌をからませていったが、突然、絢が「アッ」と言って、顔をしかめた。入ったんだ。
「痛いのか」
「うぅん もう ダイジョウブ モトシの感じるよ 入っている」
僕も、しっかり感じていた。絢のに包まれている感じ。
「ちょっと 待ってよ アレ着けるから」と、離れるとき、絢は「アァー」とため息だった。
「動くの ゆっくりして まだ、こわいから」
言われて、ゆっくりと動いていたが・・そのうちに激しくなって。終わった時、しばらく、そのまま抱き合っていたけど
「なんか ウチ 鶏の丸焼きみたいな恰好だったね ごめんね、ウチ髪の毛乾かさなくっちゃ」と言いながら、ドライヤーをあて始めていた。
「モトシ 外見てて 着替えるから 見られてると、やっぱり、恥ずかしいやん」
レストランには、平日のせいか、数組しか居ないみたいだ。奥の方には、男性4人組が祝杯をあげている。絢は
「ウチも浴衣の方が良かったかな」みんな浴衣に羽織姿だったから。僕は浴衣をきていたけれど。
食卓には、海鮮の会席風が並んでいたが、僕達には、見慣れたものだった。絢は、何かを口にする度に「おいしいー」とか声に出していた。気が付いたんだが、この娘は、ずーと、そういう風に育ってきたんだろうなと思った。
食事が終わった時、客席は、僕達と、奥の男性のグループだけだった。絢が
「あんな さっき、ちょっと気持ち良かってん 茜が言ってたけどな する度にな、気が付くと、すごく気持ち良くなって来るねんて モトシ、気持ち良かった?」
「そんなこと ここで言うなよ 絢なんだから、当たり前やろ 良かったよ」
「他の子とは どうなん?」
「バカ 良かったよ 初めて、僕の可愛い彼女とした時もな 早く、戻ろー」
ペロッと舌を出している絢を誘った。
お土産のコーナーをちょっと見て、部屋に戻ったら、直ぐに後ろから、絢が抱き着いてきた。
「おい ここにも、君の可愛い彼女が居るぞ ねぇ あっちでビールでも飲んで、待ってて」と、絢は洗面所に消えて行った。
僕は、とりあえず、ビールを出してきて、真っ暗な海を眺めていた。すると、絢は、この前と同じスリップキャミソールを着て、出てきた。普通の顔をして、この前は恥ずかしがっていたけど
「ウチにも少しちょうだい」と言って、椅子を隣に寄せながら、コップを差し出してきた。
「寒いだろう」と、僕は言いながら、肩を抱き寄せると、絢も身体を預けてきた。
「こうやっていると、幸せだわ ずーと、このまま続くと良いのにね」
僕は、柔らかな生地の上から、絢の乳房を手で包むようにしていくと
「ウチ 小さいよね ごめんね」
「大丈夫だよ こうやっていれば、そのうち、大きくなるって」
「うーん モトシ 大きくさせてね」
僕は、我慢できなくなって、絢をベッドに誘った。ふたりは、思いっきり、舌を絡ませながら、身体をまさぐった。絢の中心に手を持っていくと、さっきのとは違って、ピンクとブルーのレースで飾られたものを着けていた。その中心を撫でると、絢は小さく声を上げた。そこを、撫で続けていると、その部分は湿ってきているようだ。絢も甘えた声を出している。
縁に手を掛け、お尻から脱がしていくと、手であそこを隠すようにしていたが、その手を開けるようにして、僕は、太腿から中心に向かって、唇を寄せて行った。
「あーん いやぁー そんなとこ 恥ずかしい」と言っていたが
そのまま、中心に唇を寄せて、周りから中心に舌を入れて行った。絢は、「嫌」と言いながらも「あぁー だめー そんなー」と喘ぎ声に変わっていた。
僕は、絢を全裸にして、しばらく、白い身体を眺めていた。胸はそんなに大きくないが、その分、腰も細すぎるくらいにくびれていて、脚も細く伸びている。
「なんで、そんなに見つめているのー」と、首に抱き着いてきた。
僕は、絢に入って行った。もう、絢もすんなり受け入れたみたいだった。でも、やっぱり最初は、ゆっくり動いてと言ってきていた。途中で、アレを着けて、入って行くと
「うーん 奥まで、入ってきてー」としがみついてきた。奥まで、入ると
「アァー いい うーん ウチ すごく うれしい モトシのを感じる このままで、いてー」
入口がヒクヒクしているのがわかる。しばらくすると、絢が「あぁー」と言って、全体で締め付けてくるのを感じて・・
朝も、やっぱり、起きると、絢は僕を見つめていて、
「ねえ もう一度して」とねだってきた。
それから 本町絢と水島基は 9-5