正しさを
自分が正しいと示すことは
長くて重い錆びた刃物を
右手に握りしめているようなものだ
強く固く握りしめて
離さずに
離せずにいるうちに
指が錆び
腕が錆び
肩から首へ
胸から腰へ
赤茶色の乾いた荒い粒子が
静かに広がっていく
錆びた唇からでる言葉は無機質な金属音で
錆びた足の先で歩こうとしても痛くて動かせない
もともと切れはしない
錆びた刃物を
離さない限り
錆びていく姿をさらしたまま
つつけば赤茶色の粉になるまで
自分が正しいと示すことは
そんなことだ
正しさを
自分が正しいと示すことは
長くて重い錆びた刃物を
右手に握りしめているようなものだ
強く固く握りしめて
離さずに
離せずにいるうちに
指が錆び
腕が錆び
肩から首へ
胸から腰へ
赤茶色の乾いた荒い粒子が
静かに広がっていく
錆びた唇からでる言葉は無機質な金属音で
錆びた足の先で歩こうとしても痛くて動かせない
もともと切れはしない
錆びた刃物を
離さない限り
錆びていく姿をさらしたまま
つつけば赤茶色の粉になるまで
自分が正しいと示すことは
そんなことだ
正しさを