新世界の詩
幻をつくりだしてしまったときの、
処女のような美しさに、愛されて、
生命のみなもとになりたい、
と、
おもって、やめた、
少女は、
孤独ではなかったけれど、ひとでもなかった。
かがやくものだけを、あつめて、
いつか星になるのだと、祈り、
だれよりも、やさしさで、
神様と、死んだ。
新世界の詩
幻をつくりだしてしまったときの、
処女のような美しさに、愛されて、
生命のみなもとになりたい、
と、
おもって、やめた、
少女は、
孤独ではなかったけれど、ひとでもなかった。
かがやくものだけを、あつめて、
いつか星になるのだと、祈り、
だれよりも、やさしさで、
神様と、死んだ。
新世界の詩