「さあ、今年の夏の甲子園決勝戦は、三重県代表の伊賀百地高校と滋賀県代表の甲賀多羅尾高校という、隣県同士の対決となりました。尚、本日のゲストは紀州九度山高校野球部の真田監督です。監督、どうぞ宜しくお願いします」「どうも」「さて、監督。今回の…
-登場人物- 周防花香(16)♀/すおうはなか 日並雹(16)♀/ひなみひょう レズカップルの二人は、普通から逸脱したアブノーマルを好むようになった。 醜く生え揃った『腋毛』を愛で合う掌編シナリオです。 ※本編は美少女ゲームを意識した形式で描写しております
8年前、ある国が空襲により戦争に負けた。 この大空襲から始まる、戦中と戦後の物語。 人は何を守るのか。何を失って泣くのか。 やがて全てが繋がる、ファンタジーでもなく戦記でもない物語。
天才科学者である祖父を持つ慎は、今日も祖父に呼び出されて自慢の発明品を見せ付けられる。事あるごとに見せ付けられる慎はうんざりしていたが、今回の発明品はこれまでと一味違うもので…。
――目の前の、生物から少女へ明らかな変化を見せた子供は、円らな目で僕を見て、そして人買いに買われた少女のように絶望的な顔で「お世話になります。よろしくお願いします」とおじぎをした。
彼は次期総理の最有力候補と言われていた。かなりあくどいやり方でライバルたちを蹴落とし、猛烈な多数派工作をしつつ、チャンスを窺っていたが、思わぬところから収賄が発覚し、窮地に陥った。あわや逮捕というところをなんとか切り抜けたものの…
京都府亀岡市の山中にある社、『三原稲荷神社』。通称、『廃神社』。 女子高生、橘 三咲は、とある縁からその廃神社に足繁く通う物好きの一人。神社の宮司代務者を名乗る青年、狭間とはそれなりに親しく、くだらないことから悩み事に至るまで気軽に打ち明けられる仲である。 ある日、いつものように学校帰りに訪れた廃神社で、他愛のないお喋りから、かつてこの神社で起こったと云われる伝説を狭間の口から聞く。それはある二人の男女の、忘れ去られた恋の話だった――。 時は遡り、世は宝永三年の花見月。 丹波国亀山の山中にある『三原稲荷神社』の巫女、葵は、育ての親にして神社の宮司を務めていた翁を喪い、途方に暮れる日々を送っていた。 そんな葵の前に、自らを『思想家』と称する一人の賽銭泥棒が現れて――? 不自由な巫女と、化外の力を持つ思想家が織り成す異聞奇譚!