ある男「私」の思い出からはじまる、少し不思議な物語……。 過去と未来はSFの定番ですが、それらをいわゆる文学風に仕上げてみました。 派手な出来事ではないものの、やや不思議な、そんな雰囲気重視のSF短篇です。 ですのでこれといった感想は出ないと思いますが、そんなものもアリでしょう。 それでは。
"僕たちの悲しみを終わらせて――"綾人の前に突然現れた少年リト。止まっていた時間がいま、動き出す――!! まだ微かに『魔法』や『人間ではないもの』が混在している世界、『月都』。 ある日を境に時間を止めた世界で、秒針の音だけが響いている。愛する者のいない世界で、それでも誰かを護るために、それぞれの思いは交錯する。 「大切だからだよ」 「俺の命くらい賭けてみろ! アラン・レッド・フォード!!」 「……あぁ、そうか、きみは僕、なんだね?」
時空座標の十二乗=-世界点。特殊相対性理論ローレンツ変換にヒントを得たこの公式が世界を変えた。この世界のどこかに存在しているという概念上の場所『時間の門』に干渉し、時間の、世界の記憶を垣間見ることができる。この公式を操り、世界の運命を変える力を持つ者達をタイムプリヘンションと呼んだ。大企業JEC(日本エレクトロニクス社)がプリヘンションの力を量産しようと、量産型を三つ生み出した。そんな出来事があってから数年が経った2018年の神戸。西神優斗という一人の男子高校生は、よく白昼夢を見ていた。眩暈と同時に白昼夢を見る。夢だと思えないほどリアルな夢を。ある日、西神の周りで次々と不可解な事件が起こって……。
「私」がいつものように仕事を終えて帰宅すると、部屋には過去の自分の「幽霊」がいた。 自分が目をそらしてきたもの、逃げてきたものはなんだろう。 「私」は「幽霊」を通して大事なものを見つけていく。
愛が壊れたその日から(旧題:運命のバタフライ)の戦いから十七年後。天才科学者時城歩の手によって、自我を持ったロボットであるココロイドが発明され、普及した。歩がココロイドを発明したことによって、世界は再び大きく揺れ動き始める。 藍野愛莉という一人のココロイドに恋をした一人の少年と、歩たちTSAOラボのメンバー、そしてココロイドの製造販売をしている大企業JEC……三つの立場で描かれるSFミステリー小説。運命シリーズの第二弾! あなたにも、ココロがありますか?