釈迦が1st イエス・キリストが3rd 僕は7th 13thまで歴史は続く。 あの冬の日に解ってしまったから。僕は世界永遠平和へのプロットを記したのだから。神として、確かに伝えたのだから。
僕が神だった日に世界永遠平和のためのプロットを書いた。脳内で描いた。実際世界はあの冬の日に僕が思った通りになった。ならば12の使徒がいるはずである。彼らと会いたいと思うのだ。人生の流れの中で、生活も運命ももうどうでもよい。あの冬の日に甘受した幸福に勝るものはない。全能から目覚めてしまったから。僕はやはりあの冬の日を想う。
プロフィールに目次を書いていたのですが、文字数が足りなくなっていまったため、第三部以降を含めた【完全版】をこちらに書きました
エンキドゥ 芭蕉 ゴジラ ビル・エヴァンス ディケー サッポー デルポイ 古代ギリシャ 紀元前6世紀頃 パピルス文書 オルフェウス メトロポリス ファミレス 鳳凰 安楽死 ココ・シャネル アリュール 地上の上 路上 ログアウト マニュアル ビートニク 恋した瞬間、世界が終わる
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神は賽を振った。何のため? 神は世界を創る際、毎回サイコロを振る。天使の最高階級である熾天使となったばかりの天使アデルは、神のその行いが不思議でたまらなかった。 (何故全知全能であるのに判断に迷うことがあるのか)
世界と自分達を救うため、土壇場で時を戻した勇者一行。世界は過去へ戻ったが、勇者達は過去の自分達の中へは戻らず、同じ時空に繰り返し、何度も存在することになってしまった。増えていく勇者一行の密度は増して……。
追憶と葬送。 追憶は未来の僕が思い出せるように。 葬送はあの日の僕を見守るように。 だから僕は詩を紡ぐ。
残酷にも、記憶は絶対ではない。いずれ忘れゆくものだ。だから僕は小説を書き、詩を紡ぐ。あの日の僕への葬送と、未来の僕への追憶のために。