旅行前夜にトイレが壊れるなんて、不運だ。しかし、本当の問題はその先にあった。元凶は僕にあるのだろうか。トイレには亡霊が現れ、妻は便秘になって口をきいてくれない。
貴方は竜を愛せますか? 父母を竜に殺された少年は、なぜ竜に恋をしたのか 竜に父と母を殺された少年・ハオス。 身寄りのない彼は、日銭を稼いで生きていくために冒険者になった。 両刀使いの女剣士をパーティーリーダーとし、ロリコンエルフにホモドワーフ、のじゃロリ鬼婆に殴り女神官という濃いメンバーとともに街では最強の冒険者パーティーとして名が通っていた。 ある日その街を、暴れまわる竜による災害〈竜災〉が襲う。 数多の竜が街に襲いかかるなか、ハオスたちはその中でも最も強いと予想される〈九頭竜〉の討伐を任されるのだった。 死闘の果て、ハオスが出会ったのは、かつて、ハオスが恋した竜を殺し、英雄と称えられているこの国のお姫様だった。
僕はある日、森の中で兄の死体を見つけた。それから兄の死体が腐敗し朽ちていく様を見るのが僕の日課となった。兄の遺体に様々な生き物たちが集っていた。僕と兄は森の中で二人だけの親密な時間を過ごした。
お金持ちたちが住む高層マンション群。ふとしたきっかけで僕はそこの住人になることができた。しかし、その世界は、僕が慣れ親しんだ世界とはちょっと違っていた。僕は彼女を部屋に招いてプロポーズをした。でも、フラれた。僕は一人ぼっちになり、辺りは猫に埋めつくされていた。
彼と彼女は退屈なバカンスを過ごしている。自分で望んだものの、彼女は刺激のない生活にストレスを感じ出している。街に出て刺激的な遊びがしたいと、彼に訴える彼女。まあまあと、なだめる彼。退屈しのぎに彼はある壮大な物語を語り始める。