大学生になったばかりのショウは、初めての夏休みに高校生時代に憧れの同級生だったメグと再開します。その思いが伝わったのかふたりは急接近することになりますが、その関係はあっけなく終わりを迎えてしまいます。悲しいすれ違いの物語です。
この物語は、私立政院学園2年『一ノ瀬 悠夜』 そして、病により入院生活を繰り返している少女『山村 奈緒』 二人の出会いが、儚く切ない運命をもたらす事となる―。
誠一は、恋心を寄せていたマネージャーの絵里に、告白して玉砕する。 絵里は、大好きな浅野とハンバーガーショップで話をする。 諒子は、腕時計で傷を隠して、愛想笑いをする。 三日月の夜、白猫だけはすべてを知っていて、誠一は彼女にある申し出をする。 日常だけど、特別な一日の話を。
吸血鬼ザイン・ヴィトゲンシュタイン一族、エクソシスト“死刑執行人”、ヴァチカン教皇庁。 アメリカからイタリアへ渡った吸血鬼一族は、宿命の再会を果たし更に手繰り寄せられた運命の糸に操られる。 突如として発生したテロ事件は更に混乱を招き、事件の解決の為に奔走するシャルロッテとアドルフを翻弄する。 3つの勢力を翻弄する、暴力・謀略・そして暴飲暴食。 穏便かつミステリアスな発展を望むシャルロッテ、普通に事件の解決を望むアドルフ。 二人はテロ事件の真相を突き止めることができるのか――――。
僕はあるときトラックに轢かれてしまった。 ある猫を助けようとして…… んでもって意識不明の重体らしいぼくのもとに現れたのは 金色の猫だった。 「お主猫として生活してみないか?」 「――それじゃお願いしようかな」 そんないきさつで猫になったぼくのほのぼのした物語。
「放っておくとすぐボロボロになって帰ってくる…」 そういいながら私を抱き締めた腕の力を強める。 先生の胸に耳を寄せると、顔とは裏腹に心臓はうるさく鼓動を刻んでいた。 「先生…」 「もう何処にも行かない。お前とずっと居たい。何があっても。」 叶わない恋愛なんてない。 今私はそう思う。 私達は近づき過ぎてしまった。 貴方はそんな恋愛した事ありますか?
臆病者でお人好しの少年、桐谷将刻は、ある日、ひょんなことからおとぎの国にやってきた。 現実世界の裏側に位置するその世界には、ある特殊な『法律』が存在した。 そんなところで、少年がであったのは、あの有名な赤ずきんちゃんだった。 しかし、その赤ずきんちゃんは何だか様子がおかしくて……。 定められた運命にあらがうことを決意した、少年と少女の運命は……。
幕末最大の暗殺事件、坂本竜馬暗殺事件をテーマにしています。 この事件にまつわる謎を土方歳三と陸奥陽之助(のちの外務大臣陸奥宗光)の二人が、敵同士ながら追うお話です。陸奥は事件当夜、現場から逃げ去った不審な女性を目撃します。それはある夜の偶然の出会いから土方が思いをかけた、深町小夜(ふかまち・さよ)と言う女性でした。彼女には秘密があり、それは当時の幕府機構の根幹を揺るがす大きな陰謀につながっていくのですが・・・・・ところでタイトル中にある「ソコワレ」の謎は、作中で小夜の正体から明らかになっていきます。なのでここでは「なんか変なタイトルだなー・・・」って程度に思ってもらえれば幸いです。もしよろしければ、幕末事件史を彩る最大の事件、その舞台裏にお付き合いください。