ここではないどこか。 その大陸には古来より、妖と人間。二つの種族が棲んでいた。 争い続ける二つの種族を統治し、長い闘いを経て。 やがてできた一つの国。 その国を治めたのは、ある一頭の妖と一人の人間の王であった。
魔界。そこは妖だけが住む世界。 そこには数多の国があり、数多の妖が各王の元、豊かな生活を送っていた。 これは、魔界で一番の大国であるとある国を舞台にした、王宮の戦士たちの物語。
夜行バスの運転手をしている僕は、深夜のサービスエリアで、乗客の数を数える。 しかし、38名のはずの乗客が、何度数えても一人多い。39番目の乗客とはいったい……。
妻が家を出て行った3日後に、僕は自分の分身に出会う。 何も語らない『僕の分身』は、いったい何を伝えようとしているのか。 そんな奇妙な一日を描いたショートショート。
あれからだいぶ色々あって、こんな境地に至った。 宇宙人たちに絡まれたこともないし、こんなことが売り込みならお詫びします。 だけど書かずにはいられませんでした。すいません。読んだら流してください。
エミルは17歳になる少女。ある日ハトコのスタルニスに出会う。 次第に惹かれあう二人は許されぬ恋に集落を逃げ出す計画を立てる。 どこにでもある恋愛話、いつの時代にも転がっている恋愛話…ただ違う事は二人が生きた地が紛争地帯であった事… 彼女は何を見、何をされ、何故そこに居たのか? 今、我々の生きる時代に起こる、殉教者達の現実。