400年とは、どれほど長い月日を言うのだろう。 あなたは考えたことがありますか? もしも、あなたが大切な人を失って もう一度巡り会えたとしたら、 あなたは、その人のことを 見つけ出し、再び愛することが出来ますか?
親の残した多額な借金を抱えて、缶ジュースにさえ手が届かない16歳の少年馨(かおる)。 ある日出会った17歳の少年、東城 樹(いつき)によって、馨の日々は一気に歪むことになり―!? 少年にかわれた、少年のお話。
喫茶店の娘と小説家の恋情。あともう一歩が踏み出せないふたり。 ほんのりレトロに、紅茶とインキの匂いを息づかせて。
ある日、”私”は美しい歌を聴いた。 それは冷光の中で厳かにつむがれ、”私”の心を虜にした。 ”私”は心に纏わりつくような想いを拭うために思い悩む。