誠一は、恋心を寄せていたマネージャーの絵里に、告白して玉砕する。 絵里は、大好きな浅野とハンバーガーショップで話をする。 諒子は、腕時計で傷を隠して、愛想笑いをする。 三日月の夜、白猫だけはすべてを知っていて、誠一は彼女にある申し出をする。 日常だけど、特別な一日の話を。
「最近、変な夢をみたりしない?」そう美香ちゃんに言われても、僕は何のことだかわからない。 しかし、その日の夜、僕は嫌にリアルで、恐ろしい夢を見ることになる。 僕と美香ちゃんが体験した、ちょっと不思議なお話。 pixivもよろしく→http://www.pixiv.net/member.php?id=2973831
誰もが一度はあるであろう、先生への憧れ... 主人公の長年込めた思いが過去の思い出と共に溢れ出す。 けど、そんなにしっとりとはせず、部員たちの会話も含めて楽しんでいただけると幸いです!!
不良中学生、花火によるファンタスティックなケンカ的日常。ほとんど設定無しで書き始めたので、グチャっとしてるかもしれないです。
運命に抗う少女は、銃を片手に世界と喧嘩する。 「私が壊れるが早いか、世界が壊れるが早いか。」 そうして少女は引き金を引いた。
花屋に勤める少年。 一輪のバラが捨てられた。少年は、なぜ捨てたのかを店主に問いかける。 その返答は、全く少年にはわからなかった。 少年にはバラは総称のバラではなく、一つ一つ違う存在として見えている。 それは大人にはわからない。 そんな扱いで自身もバラもいないように感じてしまっている少年。一つを聴ける心の者の話し。
星は、どこにいくのだろう。幼い頃に、思っていたこと。大人になって、忘れていたこと。そして、新たに知ってしまったこと。私たちは、素敵なものが見えているのでしょうか。それとも、素直な幼き日に置いてきてしまったのでしょうか。
何かふと、無性に温かさが恋しくなって、悲しくなる瞬間がある。たとえば、温かいお味噌汁、たとえば、昔住んでいたあの場所‥そんな一瞬のお話です。
桜井龍介は学校で他人をいつも助けている正義感の強い中学生。昼休みに友達と話してキレてしまう、そして、ある日の学校の帰りにとんでもない事件と遭遇する… 友達と話していてキレた訳とは!? そして、とんでもない事件とは!? 正義感の強い1人の少年の物語。
カウンセリングのように悩みを打ち明ける部屋に赴く僕。深い皺が刻まれた老人が応えてくれる。 けれど、それがいつもとは何かが異なる。 ぼくは僕を話しているはずなのに、老人の彼は僕ではない何かと話しているかのように、噛み合ない。かみ合っていると思う僕と訝る僕。 若く、そして平凡だと、それを長年願っていた僕は面倒から避け、波風を立てないように引きこもっていた、溶け込もうとしているだけであったこと。 深い皺が刻まれた老人は、その「僕」の仮面の下にいる、自分自身を露にするために尽力尽くしていた僕自身の一部であった。