短編、実験、直観、小説
詩誌『月刊ココア共和国 2022年7月号』に「投稿詩傑作集Ⅰ」の内の一篇として掲載された詩作品です。
終わった関係に感情を置き去りにしたわたしたち。
昔の流行をそのままの、さびれた店構えの床屋を訪れた亜衣子。前髪を切り過ぎずに済んでいたら、わざわざ、こんな店には来なかったのに。 亜衣子が憂鬱な気持ちで順番を待っていると、おそろしく髪の長い女が来店する。ほんの少しだけ切ってくれと要求する彼女に、店長の息子・永合は「それが本当にあなたのご注文ですか」と問いかける。 少し不思議な床屋でのお話。
電線渡って日本一周なんて、言い出した時には頭イってんのかコイツって思った。今や彼は現代のナポレオン。俺は自宅でダラダラと、一体何してんだか。
第6感 脳に秘められた覚醒していない部分からの読み取りから、社会から離れた不思議な世界。