【あらすじ】 さまよえる騎士がいた。 彼はさる国の王に仕える直属の騎士の遺児だった。 兄とも慕う王太子の正式な近衛の騎士に任ぜられたのが12歳。 王太子はその時17歳で、侯爵の娘と結婚する。15歳の、花のような姫。 「王太子ご夫妻をその身に代えてもお守り申し上げるように」と母に言われ、命に代えても、と誓った。 その母は彼が近衛の騎士となったの見て間もなく、蛇に噛まれて死ぬ。その彼を姉のようにいたわったのが姫君。彼は、ほのかな恋情と忠誠心の間で苦しむ。 しかし、戦乱の中で王太子夫妻は死ぬ――。
鏡で見た赤い少女の正体に思い悩む真白。登校日に訪れた学校の図書館で、結界に滑り込んだ彼女は、そこで戦闘を繰り広げる竜軌とアオハの姿を見る。 「あなたのことが なんにも見えない 色鮮やかな 闇に 触れるだけ」 作品画像は友人よりいただいた年賀状のイラストです。左から怜、真白、剣護の三兄妹。うしろのちっちゃいのは、おせちを持って来た荒太だそうです。
もしも。 一目惚れした相手が****だったら。 貴方は、どうしますか? 普通の男子高校生が恋に落ちたのは。 普通ではない、女子高校生。 その攻略の難易度は、未知数。
恋も知らない15歳。 そんな女の子は、沢山いるかもしれないけれど。 私が誓ったのは契ではなく忠誠のはず。 なのに――… 婚約から始まる、三角の誓い。 恋を知らない少女は、この街の…女騎士。 対するは、元指名手配にして、彼女の――
ジャンル:無為ファンタジー。 ひっそりと穏やかに進む物語。爛熟しやがて衰退していくであろう世界を旅する少年と少女のおとぎ話。 結末は幸せなので安心して読める感じ。
人間のことばを喋る捨てられたピエロの人形、方向音痴のカラス、いつもお腹をすかせた筋肉質のカエルの兵隊たち、独立国家の王様になりたい卵のかたちに異常に太った代理官殿、いつも仲のわるい白と黒の参謀のコンビ、アル中の密偵長など、奇妙な登場人物たちが次々と登場し、物語は歪さを増しながら、破壊の予感に満ちた最終章へ~。 愛するおとこを守ろうとする孤独な魔女の、膨張する闇の世界との闘いの物語。 電子出版しています。次のアドレスからご覧になれます。 http://p.booklog.jp/users/nyanku
昭和20年、夏・・・ 日本は戦争をしていました。 広島に住んでいた、とある少女は、原子爆弾の投下により、この世を去ります。 そして現代・・・ 3人の高校生たちが、戦時下に生きたこの少女の青春と関わる事となり、封印された時間を辿ります。 行き付いた事実に、彼らが感じたもの・・・ ひと夏の経験が、彼らに時空を超えた軌跡を体験させます。
「夜王子と月の姫」 それは”世界”に存在する”星”のお話。 いつしか忘れ去られた悲しい恋の物語。 イリス大陸アークに住むレシオンはとある夜、見知らぬ少女リエルに出会う。 そして少年は己の運命を知る。