夏の公園での一幕。 本編とは関係ないですが、もう一度学生時代に戻りたいかと言うと、戻ってみたいなあと思います。 でも今の状況が消えるのであれば、やっぱり嫌だなあとも思います。
2020年2月一次創作エア同人誌即売会様初出・2020年6月紙街x1様参加+2020年5月テキレボEXわくわくおためしパック用ペーパーへ掲載した作品の再録です。 猫宮ゆりの一次創作小説『凍露』の番外編で、人魚の伝説が残る北の町に暮らす三姉妹のひとこま。 『凍露』は架空の北欧風ダーク寄りハイファンタジー・2020年11月22日新刊オンリー(オンライン同人誌即売会)にて発行/テキレボEX2や自家通販で頒布中です。なお、本編の序章以外のweb公開予定はありません。
第55回 北日本文学賞一次選考落選作。原稿用紙30枚。昨年も一昨年も題材を書ききれず、消化不良で終わってしまった反省を踏まえ、ストーリーをシンプルにして、その分を舞台となる街の『移ろい』に託して、ストーリーを下支えしようとしたのですが……。
その犬は鳴かなかった。声を失っているのではない。ただ、なく機会を伺っているのだ。母親の虐待がもとで、恐怖のために声を失ってしまった赤ん坊。彼らはいつも寄り添うようにぴったりと体をくっ付けて眠る。声を出さなくても、彼らはいつも心の中で会話している。やさしい気持ちになれる超短編。