クリスマスにふと考えた。 「もう死ぬか」 それを実行するまでの1時間30分ほどの小さな話です。
愛を知らない僕に、愛を教えてくれた君。僕たちは永遠で、崇高で、純粋な絆で、結ばれている。僕は君だけを愛している。 なのに君は、僕だけを愛してはくれない。君はいつもその鉄屑を握りしめ、いつも許しを乞うている。僕と君の愛は罪じゃない。僕も君も罪人じゃない。僕と君は、ただの恋人なのに。 君は僕のすべてを許してくれる。でも僕は君を許せない。許せないから、僕は、君のために悪魔になる。 僕は君のために、この身を、悪魔に捧げる。
一杯のコーヒーを完全に真っ白にするために、どれだけのミルクが必要なのだろうか。君を僕の色にしてしまいたい。 ちょっとした掌編です。
出会ってから20年。ずっとすれ違いだった二人は、冷え切ったリビングで初めてお互いの顔を見る。二人の愛は本当に終わってしまったのか。本当の幸せを見失った妻の24時間を書きました。
主人公の秋雨夕焼(あきさめゆうや)は、 一生の願いを使う権限をまだ持っていた。 それを何に使うのか、 そこが今回の小さなお話です。
誰もが羨むセレブ夫婦の素顔は仮面夫婦。 お互いの歪んだ愛情と、憎しみの20年の末、二人が選んだ答えは『ピリオド』だった…… 以前書いた、短編『夫の顔』のプロローグ的ストーリーです。 もしよろしければ、そちらもご一読ください!
双子(姉弟)の話。 姉が駆け落ち同然で家出をして受難に立ち向かい、弟はよい子の仮面を被りながらタブーを冒す。 自分がしてきた思いを糧に、素敵な家族を築こうと奔走する姉と、家族が壊れることを狙う弟が織り成す家族小説。