「ショートコント、サラリーマン」暗闇を円形にくり抜いたようにパッと照らし出されたステージの中央。バーコード頭に口ひげ、鬱陶しいほど長いネクタイを締めた背広姿の男がひとり、観客席に向かってそう言った。/2018年製作。
【産めよ増やせよ、我らが未来!】駅前を歩けば、まるで悪い夢のようにこの手のスローガンを掲げたポスターが並んでいる。シラブアム博士は十年物のウールコートのポケットに手を突っ込みながら、色とりどりのポスターに向かって唾を吐いた。/2018年製作。SFの練習用に書いた作品です。
巨大地震と火山噴火の災害大国・日本。 日本はこれまで数多くの震災が発生した。 これから近い将来発生する更に恐ろしい壊滅的な大震災。 もしも、この震災が東京で発生すると人的被害や交通、 経済、物流、そしてインフラだけではなく 首都中枢機能にも重大な被害が出る恐れがある。 東京で大震災が発生し、首都中枢機能が停止したら どうなってしまうのかを知っていただくための震災シミュレーション小説。 今後の震災に備えて頂くためにこの小説を読んで頂きたい!
「何年かに一度、波が虹色に見えることがあるんです──」 奇妙な言い伝えを信じて浜辺に通う紗雪と、人の記憶を蒐集していたとされる高祖父を持つ透子。 海は優しいようで冷たい。美しいようで恐ろしい。 ざざと波が鳴るので、私ばかりが淋しい。